第63回ぎふ新春マラソン 参戦記 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
昨年に引き続きエントリー 昨年、17年ぶりにエントリーしたぎふ新春マラソンに今回もエントリー。昨年の第62回大会で優勝したので今年は連覇を狙う。かつては1月4日に日にちを固定して行われていたが、最近は1月の第1日曜日に変更されている。 今回で63回を数える老舗のマラソン大会であるが、参加料は無料。また距離も最長で5.5kmとやや中途半端なのは珍しい。参加料が無料にもかかわらず、参加者が約1,300人と小振りなのは距離の短さに敬遠されているのか?個人的にはこういう穴場の大会は大好きだ。会場も参加者で溢れかえることもなく、トイレも混雑しないこういう大会が残っていってもいいと思う。 コース紹介(コースガイド) → こちらを参照して下さい。(昨年の第62回大会に同じ) 3000m走り切るための準備 一年のうちで3km程度の距離を競技として走る機会は少ない。私と同年代の方で、陸上競技場のトラックでも走ることをしなければ1500mとか3000mの距離を全力で走ることは少ないと思われる。それだけにいつもと違う準備をしなければならない。 今回のように短時間で決着がつく場合は、前半いや序盤から勝負が始まる。スタートでの出遅れは許されない。そのために、ピストルが鳴ると同時に猛然とスタートしなければならないし、序盤からスタートダッシュが出来る準備が必要となる。 一週間前の「あのつ越年マラソン」で5kmを走っているので、ややハイペースで走る走力はそれなりに確認は出来ているが、序盤からハイペースで走るまでの準備は出来ていなかった。そこで今大会の前日の1月4日(土)に、2時間ほどのジョグの中に1000m程度のレースペース走を2本入れておいて体を慣らせておいた。400m×5本の練習でも良かったが、実践的なレース感に近いのが1000mであるので、その距離にしておいた。 また、大会当日としての準備では、通常のウォームアップに加え、ストレッチの時間をかなり多めにとることにより、肉離れ対策を併せて行った。スタート場所にも、ギリギリまで行かないようにし、体が冷えないように対策をとった。体の準備としてはこんな感じ。 次にペース配分。 この大会は距離表示がないので、どのくらいのペースで走っているかはなかなかわかりづらい。かといって、1kmごとの距離がわかったとしても、全体で3kmしかないので修正しても確認しているうちにゴールをすることになってしまう。こういう場合には頼りになるのは体内時計。正確な距離がわからなくても、目標物を見ながらゴールまでの残りの距離を想像しながらペース配分を行うことになる。そのためには、コースをあらかじめ下見して交差点などの目標物を覚えておき、ペースを考えて走ることになる。3km程度であればウォーミングアップを兼ねて目標物を定めておけばいい。 今回私が定めた目標物は、@メモリアルセンターから一般道に出る出口、A最初の交差点である「メモリアルセンター西交差点」、B2つめの交差点である「早田東町6交差点」、C長良川国際会議場前を左折しメモリアルセンターに入るところ−の4箇所である。目測で、 スタート〜@ 約500m @〜A 約400m A〜B 約700m B〜C 約900m C〜ゴール 約500m といったところ。特に「C〜ゴール」は距離感覚がずれてくると、失速しかねないのでここの目測は誤ってはいけない。
序盤はやや違う展開であったが・・・
スタートをして集団からスルスルっと抜け出したのは、私を含めて3人。昨年も似たような感じであったが、今年は200mほどは一緒に走る。しかしながら競技場の第3コーナーに入る頃には、単独走になった。 しかしながら、この時点で1分前にスタートした1部の女子選手が前に広がっている。昨年も思ったが、スタートをする順番をせめてこの1部の前にして貰えないかと思う。とにかく、メモリアルセンターから一般道に出る出口までは、コース幅も狭く前を走る他部門の選手たちは、障害物以外の何ものでもない。仕方がないので、前に立ちはだかる選手たちを右へ左と避けながら走り続ける。 早田東町6交差点を左折した頃から、前を走る選手の数は少なくなってきたが、道路上に広がっているので最短コースではなく、抜くときはどうしても道路の中央線寄りから遠回りをして抜かざるを得なかった。 左側に再び長良川競技場、右側に都ホテルが見えてきた。その向こうは長良川国際会議場。短い時間であったが公道を走るのはここまで。左折すると再びメモリアルセンターに入る。 この左折時に直角に曲がるので、後方をチラ見したが、同年代のピンクのナンバーカードの選手は見当たらなかった。自分のペースはやや下がり気味であったが、これで一安心。ゴールまで残り約500mだ。
陸上競技場の入口では係員さんが「2部の選手が戻ってきました。」と大声でゴールの方に叫んでいる。残り約100mを切っても「2部の選手が来たぞー!」と繰り返すので、てっきり後ろから第2位の選手に追いかけられていると勘違いしてペースを上げて走り出した。 しかしながら、係員さんが私のことを単に2回繰り返してゴール方面に伝えただけであって、最後の最後に順位をひっくり返すだけの走りをした選手がやってきたわけではなかった。 タイムは10分03秒。昨年に比べるとわずかに5秒であるが、タイムを落としてしまった。今日は晴天、ほぼ無風。言い訳できるような気象条件ではない。来年こそは再び9分台を叩きだし、3連覇に花を添えようとゴールしてからそういう思いが沸いてきたのであった。
本日の戦利品
|