第63回ぎふ新春マラソン 参戦記
 昨年に引き続きのエントリーです。
 ぎふ新春マラソンは、今年で63回を迎える歴史ある大会です。加えて参加料が無料という大盤振る舞いの大会ですが、走る距離の最長が5.5kmと短いせいか、トータルの参加者は1,300人ほどと意外に少ないです。
 私なんぞは、無料で走れるとなれば喜んでエントリーをしてしまいますが、最近は高いお金を払ってでも長い距離(例えばフルマラソン)を走る大会の方が好まれる傾向にあるようですね。

 さて、昨年は50歳の大台に乗ったこともあり、第2部の3kmにエントリーをして念願の優勝を果たしました。今年は、昨年に引き続き優勝することが目標になります。
 実はこのディフェンディングチャンピオンというのは、結構シンドイものがあります。前回優勝をしていると、目標にされやすいという難点があります。この優勝がですね、2回、3回・・・と続けば続くほど目立ちますので、こうなってくるとさらに標的になりやすいという辛さがあります。
 今回はまだ、一回目の防衛戦ですので多少は気が楽ですが、やはり負けられないという気負いは当然ですがあります。

 そのレースの方ですが、スタートから200mほどは2人の選手が私の前に出るものの、ほどなく後退。それ以降は独走に入りました。タイム的には昨年よりも5秒悪いですが、2位に24秒の差をつけて2連覇を達成することが出来ました。

 1年間貸していただけるトロフィーは、今年は優勝しても大会事務局に置いてこようと思っていましたが、いざ優勝するとまた玄関に飾りたくなったので、今朝方大会事務局に返還したトロフィーを、表彰式後に再度貸してもらうことにして、そのまま車に乗せてわが家にとんぼ返りしました。来年のこの大会までは、再びわが家の玄関の片隅を飾りますので、わが家に訪れることがあれば、みなさんにも一度見ていただきたいと思います。
 

●大会名 第63回ぎふ新春マラソン
●開催日 平成26年1月5日(日)
●コース
 /大会要項

 /プログラム
岐阜メモリアルセンター長良川陸上競技場発着(岐阜県岐阜市) →詳細地図

大会要項

プログラム

コースマップ

コースガイドはこちら
(第62回大会に同じ)
それぞれクリックすると拡大します
●天 候 晴れ、5℃くらい
●参加賞 水(コップ/ゴール後)
●結 果 10分03秒 (3km :総合順位は不明、男子50歳以上  第1位)
●表 彰 賞状、トロフィー(トロフィーは持ち回りのため後日レプリカと交換)
●過去の戦績
第62回 H25.1.6 3km 9分58秒 男子50歳以上第1位 (50歳)
第45回   H 8.1.4   5.6km   17分36秒   総合第 7位   (33歳)
第44回   H 7.1.4   5.6km   17分54秒   総合第12位   (32歳)
●交通手段等 【往路】
自宅7:04〜(一般道/国道22号線/国道156号線/一般道)〜会場駐車場8:21
【復路】
会場11:54〜(一般道/国道156号線/国道22号線/一般道)〜(昼食)〜(いちのみやタワーパークマラソンコースで練習)〜(一般道/国道22号線/一般道)〜自宅16:24
●費用
 
参加料 0円  
駐車場 300円  (岐阜メモリアルセンター)
燃料 1,430円  (93.7km)/(9.7km/リットル)×148(円/リットル)
合 計 1,730円  
●種目、参加者(申込人数、★は加藤が参加した部門)及び各部門の優勝者(10km 50歳以上男子は3位まで)
【5.5km 10時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 記録
6部 高校・大学・一般男子 409人 小藤 友裕 16’28”
【3.0km】
5部 中学生男子   10時15分スタート
3部 中学生女子   10時17分スタート
4部 高校・大学・一般女子   10時18分スタート
1部 30歳以上女子   10時19分スタート
2部 50歳以上男子   10時20分スタート
区分 参加者数 優勝者氏名 記録
1部 30歳以上女子 113人 浅野 朝子 10’40”?
★2部 50歳以上男子 91人 加藤 一郎 10’03”
柏原 敏郎 10’27”
谷口 清和 10’34”
3部 中学生女子 134人 成田 絢美 10’32”
4部 高校・大学・一般女子 83人 五藤 怜奈 10’11”
5部 中学生男子 159人 増田 慶太郎 9’16”
【1.1km 10時50分】
区分 参加者数 優勝者名 記録
親子ジョギング 345人 表彰なし
【0.4km 10時55分】
区分 参加者数 優勝者名 記録
車椅子 10人 表彰なし
総合計 1,344人  

昨年に引き続きエントリー
 昨年、17年ぶりにエントリーしたぎふ新春マラソンに今回もエントリー。昨年の第62回大会で優勝したので今年は連覇を狙う。かつては1月4日に日にちを固定して行われていたが、最近は1月の第1日曜日に変更されている。
 今回で63回を数える老舗のマラソン大会であるが、参加料は無料。また距離も最長で5.5kmとやや中途半端なのは珍しい。参加料が無料にもかかわらず、参加者が約1,300人と小振りなのは距離の短さに敬遠されているのか?個人的にはこういう穴場の大会は大好きだ。会場も参加者で溢れかえることもなく、トイレも混雑しないこういう大会が残っていってもいいと思う。

コース紹介(コースガイド) →
こちらを参照して下さい。(昨年の第62回大会に同じ)

3000m走り切るための準備
 一年のうちで3km程度の距離を競技として走る機会は少ない。私と同年代の方で、陸上競技場のトラックでも走ることをしなければ1500mとか3000mの距離を全力で走ることは少ないと思われる。それだけにいつもと違う準備をしなければならない。

 今回のように短時間で決着がつく場合は、前半いや序盤から勝負が始まる。スタートでの出遅れは許されない。そのために、ピストルが鳴ると同時に猛然とスタートしなければならないし、序盤からスタートダッシュが出来る準備が必要となる。
 一週間前の「あのつ越年マラソン」で5kmを走っているので、ややハイペースで走る走力はそれなりに確認は出来ているが、序盤からハイペースで走るまでの準備は出来ていなかった。そこで今大会の前日の1月4日(土)に、2時間ほどのジョグの中に1000m程度のレースペース走を2本入れておいて体を慣らせておいた。400m×5本の練習でも良かったが、実践的なレース感に近いのが1000mであるので、その距離にしておいた。
 また、大会当日としての準備では、通常のウォームアップに加え、ストレッチの時間をかなり多めにとることにより、肉離れ対策を併せて行った。スタート場所にも、ギリギリまで行かないようにし、体が冷えないように対策をとった。体の準備としてはこんな感じ。

 次にペース配分。
 この大会は距離表示がないので、どのくらいのペースで走っているかはなかなかわかりづらい。かといって、1kmごとの距離がわかったとしても、全体で3kmしかないので修正しても確認しているうちにゴールをすることになってしまう。こういう場合には頼りになるのは体内時計。正確な距離がわからなくても、目標物を見ながらゴールまでの残りの距離を想像しながらペース配分を行うことになる。そのためには、コースをあらかじめ下見して交差点などの目標物を覚えておき、ペースを考えて走ることになる。3km程度であればウォーミングアップを兼ねて目標物を定めておけばいい。
 今回私が定めた目標物は、@メモリアルセンターから一般道に出る出口、A最初の交差点である「メモリアルセンター西交差点」、B2つめの交差点である「早田東町6交差点」、C長良川国際会議場前を左折しメモリアルセンターに入るところ−の4箇所である。目測で、
 スタート〜@ 約500m
 @〜A 約400m
 A〜B 約700m
 B〜C 約900m
 C〜ゴール 約500m
といったところ。特に「C〜ゴール」は距離感覚がずれてくると、失速しかねないのでここの目測は誤ってはいけない。

受付風景。競技場のスタンドの下です。ナンバーカードは事前に送られているので、プログラムを貰うだけです。

8時20分頃から受付が始まりました。

こちらはメイン競技場に隣接するサブトラック。朝早かったせいで練習している人はちらほら。

サンサンデッキから西を見ると伊吹山が雪を被っているのが見えました。

こちらはメイン競技場。早く到着したので人影はパラパラ・・・。

先ほど返却したトロフィーが並べられました。(奧から2つ目)

競技場で毎年張り出される横断幕

電光掲示板には「第63回」と表示。

コース上に何カ所か掲示されていました。

スタンド下には雨天走路があります。毎年ここで陣取ってスタートに備えます。ここは比較的温かいし、スタート場所に至近です。

序盤はやや違う展開であったが・・・

10時ちょうどにスタートする6部(5.5km)の選手たち
 10時20分にピストルが鳴り、一斉にスタートする。
 スタートをして集団からスルスルっと抜け出したのは、私を含めて3人。昨年も似たような感じであったが、今年は200mほどは一緒に走る。しかしながら競技場の第3コーナーに入る頃には、単独走になった。
 しかしながら、この時点で1分前にスタートした1部の女子選手が前に広がっている。昨年も思ったが、スタートをする順番をせめてこの1部の前にして貰えないかと思う。とにかく、メモリアルセンターから一般道に出る出口までは、コース幅も狭く前を走る他部門の選手たちは、障害物以外の何ものでもない。仕方がないので、前に立ちはだかる選手たちを右へ左と避けながら走り続ける。

 早田東町6交差点を左折した頃から、前を走る選手の数は少なくなってきたが、道路上に広がっているので最短コースではなく、抜くときはどうしても道路の中央線寄りから遠回りをして抜かざるを得なかった。
 左側に再び長良川競技場、右側に都ホテルが見えてきた。その向こうは長良川国際会議場。短い時間であったが公道を走るのはここまで。左折すると再びメモリアルセンターに入る。
 この左折時に直角に曲がるので、後方をチラ見したが、同年代のピンクのナンバーカードの選手は見当たらなかった。自分のペースはやや下がり気味であったが、これで一安心。ゴールまで残り約500mだ。

ゴールを目指す選手。
 ここから陸上競技場の入口まではややコースが狭くなっている。まだ前を走る女子中学生もいたが、遠回りをしながら少しずつ追い抜き陸上競技場に戻ってきた。

 陸上競技場の入口では係員さんが「2部の選手が戻ってきました。」と大声でゴールの方に叫んでいる。残り約100mを切っても「2部の選手が来たぞー!」と繰り返すので、てっきり後ろから第2位の選手に追いかけられていると勘違いしてペースを上げて走り出した。
 しかしながら、係員さんが私のことを単に2回繰り返してゴール方面に伝えただけであって、最後の最後に順位をひっくり返すだけの走りをした選手がやってきたわけではなかった。

 タイムは10分03秒。昨年に比べるとわずかに5秒であるが、タイムを落としてしまった。今日は晴天、ほぼ無風。言い訳できるような気象条件ではない。来年こそは再び9分台を叩きだし、3連覇に花を添えようとゴールしてからそういう思いが沸いてきたのであった。

ゴールの奧では給水サービスがありました。ゴールからやや遠いので気がつかなかった人もいたようです。

今年も表彰式の時に成績(順位)が、電光掲示板に掲載されました。昨年に引き続き連覇は私だけでした。

本日の戦利品

昨年に引き続きトロフィーが我が家にやってきました。朝出発して夕方戻ってきたのでとんぼ返りですね。

2年目もわが家で過ごすことになりました。優勝タグも2枚に増えました。

今回は早々と、平成26年1月30日にレプリカの盾を事務局から送ってきました。