第30回東海シティマラソン 参戦記
 10年ぶりの東海シティマラソンです。
 10年前は小学生だった子どもたちもすっかり大きくなって今では高校生。親のマラソン大会にくっついて出かけることはありません。10年前は9時30分からの10km部門の後にジョギングの部に出場したりしながら一日を過ごしていました。賑やかで楽しく過ごした思い出が色々あるのもこの東海シティマラソンです。
 今回は特に狙いがあって出場したのではないのですが、最近では年に数回くらいしか10kmを走らないので、走力確認のために出場したといってもいいでしょう。
 このところ2月の別大マラソンに向けて30km程度のペース走の練習が多く、4分/kmを切るペースで走ることはほとんどありません。そういう意味では、ぶっつけ本番的な大会でした。

 そのレースですが、最前列に並んだにも係わらず、スタートしてから最初の直線区間では何十人もの選手が前に立ちはだかっています。1kmの通過タイムもがっかりするほど遅かったのですが、にもかかわらず特に意識をしたわけではないですが今日は比較的ペースが安定し、レースを進めるに連れて順位が上がっていく展開でした。
 同年代の先頭には最後まで追いつきませんでしたが最終的には年代別で2位まで順位が上がり、10年ぶりのこの大会でしたが何とか入賞にはこぎ着けることが出来ました。

 また地元愛知県の大会ということもあって、スタート前、スタート後、表彰式などで旧知の人々に会いお話しをすることが出来ました。地元はいいですね。今年も残すところあと1大会。何とか年代別で優勝を狙えるように頑張りたいと思います。

 
●大会名 第30回東海シティマラソン大会
●開催日 平成26年12月14日(日)
●コース
/大会要項
/プログラム
東海市養父町交差点発〜尾張横須賀駅東広場前着(愛知県東海市) 地図

大会要項

プログラム

コースマップ
コースガイドはこちら
●天 候 晴れ、 4℃くらい
●参加賞 手袋、クリアファイル、ボールペン、温泉入浴割引券、お楽しみ抽選券
●結 果 36分43秒(10km) (10km 50〜59歳男子 第2位、総合第34位)
●表 彰 賞状2枚、盾、メダル、タオル、アミノバイタル(6本)、プラチナボールペン
●過去の戦績
第20回   H16.12.12    10km    34分21秒   年代別第2位    (42歳) 
第18回   H14.12.8    10km    33分52秒    年代別第3位    (40歳) 
第17回   H13.12.9    10km    35分15秒    年代別第8位    (39歳) 
第13回   H9.12.14    10km    33分36秒    年代別第3位    (35歳) 
●交通手段等
(往路) 自宅6:31〜(一般道)〜上社IC〜(名二環)〜有松IC〜(一般道)〜7:23指定駐車場(横須賀小学校)〜(徒歩)〜会場
(復路) 会場〜(徒歩)〜指定駐車場(横須賀小学校)13:40〜(一般道)〜自宅14:46
●費用
参加料 1,600円  
燃 料 1,008円   67.9(km)/9.3(リットル/km)×138(円/リットル)
有料道路 460円   (名二環:上社IC〜有松IC 460円)
合 計 3,068円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。10km 男子50歳代は6位まで (★は加藤が参加した部門
【10km−9時30分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢  住所 所属 記録
男子29歳以下 311人 木下 雅裕 20 知多市 名城大学  31’23”
男子30歳代 287人 磯部 敏満 39 みよし市 TPAC  33’09”
男子40歳代 436人 江本 悟司 42 東浦町 三菱自動車岡崎 31’39”
★男子50歳代 263人 和田 為蔵 53 刈谷市 小垣江JC  36’05”
加藤 一郎 52 名古屋市 名古屋市役所走友会  36’43”
栗木 淳二 52 豊田市 館倶楽部  36’57”
越智 宣夫 50 安城市 デンソー安城 37’07”
豆谷 幸弘 52 名古屋市 中部電力走健 37’27”
中山 史信 57 名古屋市   37’43”
男子60歳以上 207人 豊川 稔 62 岡崎市 東洋産業(株)  38’16”
女子39歳以下 153人 伊藤 恵梨 31 名古屋市   37’00”
女子40歳以上 162人 江口 暢子 40 東海市    38’28”
【3km−9時40分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢 住所 所属 記録
中学男子 1,003人 中倉 啓敦 14 名古屋市 神の倉中学校  9’28”
【2km−10時05分〜10時24分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢 住所 所属 記録
中学女子 655人 中野 紗希 14 名古屋市 山田中学校 6’38”
小学男子5・6年 199人 中野 倫希 12 名古屋市 山田小学校 6’45”
小学女子5・6年 91人 山本 睦乃 12 阿久比町 あぐい陸上クラブ 7’14”
【ジョギング−11時30分〜11時45分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 年齢 住所 所属 記録
チャレンジ4km 659人 表彰なし
ファミリー2km 936人
【中学校駅伝大会ー女子10時45分、男子10時50分スタート】
区分 参加者数
東海シティマラソンと同日開催で人数のみプログラムに記載があるので参加人数のみカウントしておきます。
男子 108人
女子 108人
総合計 5,578人  

コース紹介(コースガイド)こちらを参照してください。

10年ぶりの東海シティマラソン
 冒頭でも述べたが、この大会に参加するのは実に10年ぶり。今回が第30回大会であるが、前回の出場は第20回大会。記念大会をわざわざ狙って出場しているわけではないが、偶然にも区切りの大会の参加となった。
 前回の出場時には、二人の子どもはまだ小学生。賑やかなマラソン大会で一日を楽しく過ごし、走った後の豪華な昼食が楽しみの時代だった。その子どもたちも今や高校生。受験も控え、その年頃でわざわざ親の趣味のマラソン大会には付いてこない。高校の陸上部で長距離でもやっていれば話は別であるが、そうでなければティーンエイジャーが親と共に行動することは珍しいだろう。

 しかし10年ぶりにこの大会にやってきたが、コースも替わらなければ、スタート時刻も変わらない。久しぶりにやってきたが、10年の歳月を感じさせない。故郷に里帰りしたときに、街が変貌していると戸惑うようなことがあるが、この大会では変貌が無いだけに安心感がある。いい意味でのマンネリ化とも言えるだろう。私のお気に入りの大会の一つでもある。

東海シティマラソンのメイン会場は、名鉄常滑線・尾張横須賀駅前。公共交通機関でやってくるにはもってこいの場所です。

もちろん自動車でもやってくることが出来ます。メイン会場から少し離れた横須賀小学校のグランドが指定の駐車場ですが、早く来ないとすぐに満車になります。

受付も部門ごとに細かく分かれています。

出店は何店舗かありましたが、スポーツショップは1店舗のみ。出張店舗とはいえ、品揃えが今ひとつでした。地元の業者でしょうか。

人だかりが出来ていたのが「カゴメ」のブース。プチトマトの配布のほか、コップを配布してトマトジュースを飲むというのも人気です。

トマトジュースは、このように蛇口を捻ると赤い液体(トマトジュース)が出てくるという仕掛け。ユニークですね。

無料のコーンスープはすごい行列でした。

こちらはドリンクコーナー。ゴールした選手とは関係なしに飲み物がいただけます。

みたらし団子が1本70円で販売されていました。お昼時ということもあったのでしょうか。ここもすごい行列です。

こちらもすごい人気。焼き鳥70円、フライドポテト100円。小学生の小遣いでも買える値段ですね。

今回のゲストランナーは、実井謙二郎さんです。岐阜県多治見市出身で、中京商→大東文化大→MDI(現・レオパレス21)→日清食品と活躍されました。1996年2月の東京国際マラソンでは2時間08分50秒で第4位ながらもアトランタ五輪の代表に選ばれました。この記録は、当時の日本歴代6位の記録です。

ユニークな東海シティマラソン
 この大会の発案は誰だろうか。この大会にはいろんなところに特徴があるので、あえて紙面を割いて紹介する。
(1) メイン会場が、利便性の高い駅の真ん前
 受付会場は、名鉄常滑線・尾張横須賀駅前。改札口からでも徒歩1分程度だ。この尾張横須賀駅は、中部国際空港行きのミュースカイ(直通列車)を除き、全ての列車が停車するので利便性がいい。
 この日の天気予報では、「早朝は降雪の可能性のあり」とあったので、うっすら雪が積もれば自動車ではなく鉄道を利用して会場に向かう予定であった。大会終了後に飲んで帰りたい人には、名鉄利用を勧める。
(2) メインレースのスタート時間が9時30分と早い
 たいていの大会は、小学生の短い距離の種目が前座として設定されているが、この大会ではメインの10kmが最初の種目となっている。10kmの選手が走っている間に、2kmや3kmの種目も済ませてしまおうと考えているようであるが、9時30分スタートは早い。もちろん終わるのも早い。一日が長く使えるメリットがある。
(3) メインレースのスタート場所が、ゴールよりも200mほど先
 ゴールは、名鉄・尾張横須賀駅であるが、スタート場所はゴールから見て南東へ約200mほど先の交差点だ。10km部門でも参加者が2,000人ほどになるとそれなりに長い行列が出来る。尾張横須賀駅前をスタート場所にすると、駅前のロータリーで人が溢れてしまうので、これを解消するためにあえてゴールから200mほどの先の交差点にしたのではないかと思われる。
 また、スタート場所は片側2車線の道路を両方の合計4車線の道路からのスタートなので、スタートは比較的スムースになるというメリットもある。最初に出場したときは、「ナイス!」と思ったが、10年ぶりに出場してもやはり「ナイス!」と思う。
(4) 目標タイムごとにスタート位置を分けている
 スタート位置の場所取りは、どこの大会でも悩みのタネだ。この大会では昔から、プラカードで時間表示をして選手の自主性に任せて並ばせている。一番前が「31分以内」、その次が「35分以内」。その後は何分か見ていないが、この日の最高タイムが31分23秒なので、最前列に並ぶだけの走力の選手は「0人」ということになる。プラカードの表示のアイデアはナイスであるが、時間についてはゴールした選手のタイムを見てそろそろ見直しをしてもいいかもしれない。
(5) 1kmごとの距離表示
 今では珍しくなくなったが、1kmごとの表示がきちっとされている。また、大会開催日で無くても道路上にペイントで距離が書かれているので、試走するのは都合がいい。コース的には若干起伏があるものの、距離表示は概ね正確そうなので、交通量の少ないこのコースを使って練習するにも都合が良い。
(6) コースに変化があり、また適度のアップダウンで刺激になる(応援もしやすい)
 比較的交通量の少ないところをコースとして利用しているので、コースが直線的になりがちであるが、1km手前から2km過ぎまでは中ノ池の周回道路を使用したり、5km〜6km手前の折り返しには、加木屋中学校の前の坂を利用したりするので、10kmの距離の中にも適度にアップダウンがあり、コースも起承転結があるような気がして面白い。
 また、大坪交差点においては、選手が3回通過するので、ここを観戦ポイントとして応援するのも面白いと思う。
(7) 参加料が安い
 10kmと言えども参加料が3,000円、4,000円という大会も珍しくない。この大会の10kmの参加料は僅かに1,600円。協賛企業が多く、参加料を安く抑えられるのであろうが、今時、参加料が2,000円に満たない大会は珍しい。
(8) スタート時間に配慮ロードレースとジョギングの両方参加が可能
 (2)でも述べたが、メインの10kmのスタートが9時30分と早い。1時間かけて戻ってきても10時30分。ジョギングのスタートが11時30分なので、相当ゆっくり走るお父さん、お母さんでも十分に間に合う。9時30分からはお父さんのロードレースを、11時30分からは家族でジョギングを楽しむという設定でこの大会を満喫出来るというのも面白いと思うし、実際にそうやって過ごしている家族も多いのではないでしょうか。

レース
 スタート時間が9時30分と早いが、9時20分くらいにスタート場所へ行く。最前列のプラカードが「31分以内」とあるので、このプラカードの後ろに並ぶ選手はほとんどいない。「31分以内」が、実力なのかそれとも希望なのかは定かではないが、「31分以内」という文字の威力はすごい。
 スタートまで少し時間があったので、ストレッチや体操をして待っていると後ろから、I野さんが声をかけてくる。I野さんは、チームは違うものの名城公園などで会う顔なじみのランナーだ。昨年60歳を迎え、現在は再任用職員として県内の県税事務所で働いている。

 スタート時間が近づき、スタートラインへ移動する。今回も最前列からのスタート。スタート場所は向かって一番右側となる。4車線の道路の一番右側なので、通常使わないところだけあって心理的にここを選ぶ人は少ないようだ。

 スタートのピストルが鳴って勢いよくスタートする(したつもり)。300m先の大坪交差点までの間にも私のまわりを走るランナーがたくさんいる。以前に比べて格段にスピードが落ちているので、最近はいつもこんな感じだ。大坪交差点からは片側1車線の道路となり、さらにコースが片側のみとなるので、ここで一気に狭くなる。私のあたりでも片側だけの車線から選手が溢れている。
 その先を左折し、中ノ池の周回に入る。ほどなく1kmが現れる。3分39秒。いくらマラソンに向けての練習中とはいえ、あまりにも遅いタイムにがっかり。とはいえ、ここからがむしゃらにペースを上げるわkにもいかない。
 中ノ池のまわりの周回道路は、旧東海市民病院前までは登り基調、そこを過ぎると下り基調となっている。私の前にはざっと見ただけでも50人くらいのランナーはいる。おまけにオレンジ色のナンバーカード(男子50歳代)のランナーだけでも5〜6人が視界にいる。このままでは入賞(年代ごとに6位まで)も危ないかもしれない雰囲気だった。

本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP 5kmごと
1km 3’39” 3’39” 18’20”
2km 7’17” 3’38”
3km 10’49” 3’32”
4km 14’28” 3’39”
5km 18’20” 3’52”
6km 22’20” 4’00” 18’23”
7km 25’58” 3’38”
8km 29’32” 3’34”
9km 33’13” 3’41”
ゴール 36’43” 3’30”
 下りに入って、同年代のかぶり物をしている選手を抜いて順位を一つあげる。2kmが7分17秒。この1kmは3分38秒。相変わらず同じようなペースだった。
 中ノ池の周回を終えて再び大坪交差点に戻り、今度は左折、さらにその先の野崎橋交差点を左折して加木屋方面に向かう。3kmが10分49秒。この1kmは3分32秒と少しペースが上がってきた。この辺りで、同走していたN山さんを抜いていく。N山さんは古くから走っているランナーで、数年前までは長男・かずたかの通う高校の先生(現在は転勤されていないらしい)だ。たしか私よりも5歳ほど年上なので負けるわけにはいかない。

 4kmを14分28秒(3分39秒/km)で通過し、いよいよ加木屋中学校の前の上り坂にさしかかる。5kmは18分20秒(3分52秒/km)と少々ペースが落ちてしまったが体には余裕があった。
 少し前に同年代の選手が二人いたが、この坂で少しずつ差を詰め登り切ったあたりで追いついた。折り返してくるランナーを確認すると、私の前には同年代の選手が2人。3位グループで折り返すことになる。総合で40〜45位くらいだった。


ゴールを目指す選手たち
 6kmが22分20秒(4分00秒/km)。アップダウンに加えて折り返しがあるので、タイムがガタッと落ちるが気にせずに走る。6km過ぎから少しばかり登り、再び下りに転じる。後はゴールまで登り坂はないし、今日の天候であれば7km以降に強烈な向かい風も待っていないだろうと感じた。
 7km手前で「イチローさん!40位」と反対側から声がかかる。声で、地元企業・新日鐵住金のS々木さんとすぐわかる。が、本人はどこを走っているかは確認出来ず。声をかけてもらえるのはありがたい。さすがに地元愛知の大会だけのことはある。

 7kmの通過は25分58秒。この1kmは3分38秒とペースが戻ってきた。6km〜7kmで3位集団から一歩抜けだし、同年代で2位で折り返したK木さんとの距離がやや縮まってきたので、俄然追い上げていく気力が沸いてくる。K木さんとは20年来のライバル関係で、何度も勝ったり負けたりの繰り返しをしている関係だ。K木さんはどちらかというとスピード系のランナーなので、先行するパターンが多い。今日も前半は完全にK木さんのレース展開であるが、折り返しの腰が落ちたフォームを見る限り、前半がややオーバーペースだったかもしれない。
 8kmの通過は29分32秒。この1kmは3分34秒とさらにペースが上がった格好になった。タイムよりか、K木さんとの距離がますます近づき、抜くのも時間の問題となってきた。

 北加賀井の交差点を曲がったところで、とうとうK木さんに追いつく。ペースも明らかに違うが、抜いたところでくっつかれるのも嫌なので、ペースを上げて戦意を失わせるようにする。特段追いかけてくるいおうな足音もなかったので、同じくらいのペースで走っている若い選手と一緒にゴールを目指す。
 9kmの通過は33分13秒。残り1km。直線区間に入ったところでさらにペースを上げる。2km部門の中学生らとゴール前は併走する形となってゴール。
 36分43秒と今シーズン初の36分台の記録が出た。終わってみれば前半、後半とほぼイーブンペースのタイム。タイムはともかく、走るペースとしては申し分のない形のレースだった。

ゴール前の応援する人だかり。普段は静かな尾張横須賀駅前がすごく賑やかです。

ゴールする選手。タイムはチップで自動計測されます。

ゴール付近には給水施設があります。コース上には給水所が無いだけあって、ゴール後の1杯は嬉しいですね。

こちらは記録証交付所。順位とタイムがすぐに印刷されます。

こちらはお楽しみ抽選券で当選した人への賞品引渡所。今回は縁がありませんでした。

カゴメのマスコットキャラクターでしょうか。会場では人気で、一緒に記念撮影をする人が多かったですね。

東海市内の中学生の駅伝大会も東海シティマラソンと併設して行われます。

会場近くで発見しました。

マラソンのせいで開店休業状態なのでサービスでしょうか。ありがたいですね。

本日の戦利品

上段から賞状2枚、下段左からミズノ製タオル、アミノバイタル6本入り、盾、メダル、プラチナボールペン。ちなみに三越の包装紙の中はプラチナボールペンです。仕事でお付き合いのある新日鐵住金さんからのご提供のものでした。

こちらは参加賞。上段左から手袋、クリアファイル(愛知製鋼)、ボールペン、下段左からお楽しみ抽選券、天然温泉丸山玉ノ湯優待券

くじは残念ながらハズレでした。
鉄と蘭の街をキャッチフレーズにしている東海市らしく。記録証には蘭の花が描かれています。