第43回関川マラソン 参戦記

 6年ぶりの新潟県遠征です。
 新潟県は、面積が全国第5位(上から北海道、岩手県、福島県、長野県、新潟県・・・)であり、また北東から南西に長く延びているため、新潟県でも南北ではかなり雰囲気が違います。今回訪れたのは、岩船郡関川村というところです。
 新潟市を基準に説明しますと、JRで白新線に乗って北東に1時間、さらに坂町で米坂線に乗り変え、山形県の米沢方面に向かっていく途中にあります。山形県の県境の村であります。

 私は千葉県で単身赴任中なので、自動車は名古屋の自宅に置いています。移動となると公共交通機関と徒歩でたどり着けるところにしか出かけることができません。
 今回は主催者が、JR坂町駅から送迎バスを出してくれるとのことで、この大会の参加を決めました。6月に入り、少々暑くなってきたので、北の方に行けば多少は涼しくなるだろうという希望も込めてです。

 ところがこの希望が大はずれで、スタートの午前9時の気温は既に26℃。正午には30℃を超えてしまっていました。念のためにとランシャツではなく、メッシュのTシャツを持ってきましたがこれが大正解。多少は涼しく走ることが出来ましたが、練習不足で終始苦しい走りでした。今日は序盤からペースが上がらず、中盤から少しずつ選手を抜いて順位を上げていきましたが、記録証をもらうまで自分の順位がサッパリわからず少々消化不良の感じでした。

 とはいえ、抽選で当たったり、久しぶりに入賞に伴う副賞をいただいたり、参加賞のおにぎりや温泉まで入ることができ、やはり地方遠征は楽しいと久しぶりに感じた次第です。
 

●大会名 第43回関川マラソン大会
●開催日 平成28年6月19日(日)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
佐藤邸前発〜せきかわふれあいど〜む着(地図)(新潟県岩船郡関川村) 

大会要項 

プログラム

コースマップ
コースガイドはこちら
いずれもクリックすると拡大します
●天 候 晴れ、26℃くらい
●参加賞 タオル、ポカリスエット(ペットボトル)、おにぎりセット、桂の関温泉ゆ〜む無料入浴券、工具セット(抽選)
●結 果 48分58秒(12km 総合 第23位、50〜59歳男子 第2位)
●表彰 賞状、メダル、シイタケ詰め合わせ
●過去の戦績 初出場
●交通手段等
【6月18日(土)/1日目】
徒歩 マンション 22:09 本八幡駅 22:16
地下鉄 本八幡 22:20 小川町 22:48 都営新宿線
地下鉄 淡路町 22:54 東京 22:57 東京メトロ丸の内線
徒歩 東京駅 22:57 東京駅鍜冶橋駐車場 23:30
【6月19日(日)/2日目】
夜行バス 東京駅鍜冶橋駐車場 0:00 新潟駅万代口 5:50 JAMJAMライナー
( 6:00 )
徒歩 新潟駅万代口 5:50 新潟駅 6:28 朝食時間を含む。
JR 新潟 6:44 坂町 7:45 白新線、羽越本線
送迎バス 坂町駅 8:00 会場 8:17
【第43回関川マラソン 12km 9:00スタート】
徒歩 会場 12:30 桂の関温泉ゆ〜む 12:35
【桂の関温泉ゆ〜む/入浴】
徒歩 桂の関温泉ゆ〜む 14:10 越後下関駅 14:25
JR 越後下関 14:37 坂町 14:49 米坂線
JR 坂町 15:27 新潟 16:24 羽越本線、白新線
高速バス 新潟駅万代口 17:15 東京駅BT 22:46 WILLER EXPRESS
( 22:50 )
地下鉄 大手町 23:00 淡路町 23:02 東京メトロ丸の内線
地下鉄 小川町 23:10 本八幡 23:40 都営新宿線
徒歩 本八幡駅 23:40 マンション 23:50
※ 赤色の時刻は、実際に出発(到着)した時刻。青色の時刻は、出発(到着)予定時刻
●費用
参加料 3,000円  
地下鉄 0円 (本八幡〜東京、大手町〜本八幡/定期券)
夜行バス 5,500円 (東京駅鍜冶橋駐車場〜新潟駅万代口)
高速バス 3,690円 (新潟駅万代口〜東京駅)
JR 842円 (新潟〜坂町)
1,140円 (越後下関〜新潟)
入浴料 0円 (桂の関温泉ゆ〜む/無料入浴券)
合 計 14,172円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。12km 男子50〜59歳は6位まで (★は加藤が参加した部門
【21.0975km−9時20分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
男子29歳以下 47人 佐々木 悠 新潟市 旭調査設計 1゜13’36”
男子30〜39歳 149人 森田 哲史 佐渡市 佐渡市消防本部 1゜19’21”
男子40〜49歳 216人 増井 哲也 新潟市   1゜18’39”
男子50〜59歳 184人 秋野 文宏 新潟市 チームひとり 1゜21’35”
男子60歳以上 99人 小林 修  茨城県 日北YMO 1゜30’20”
女子29歳以下 10人 井浦 奈緒美 新潟市 チーム73 2゜07’53”
女子30〜39歳 13人 渡辺 美里 新潟市   1゜34’16”
女子40〜49歳 28人 杉田 浩子 新潟市 横越ヤンバラーズ 1゜45’12”
女子50〜59歳 31人 田中 友子 新潟市 新潟市陸協 1゜37’27”
女子60歳以上 12人 渡邉 敏子 不明 不明 1゜50’19”
【12km−9時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名  住所 所属 記録
男子29歳以下 48人 長柴 翔 山形県 宮城陸協 39’51”
男子30〜39歳 65人 須貝 理志 上越市 高田自衛隊 42’06”
男子40〜49歳 91人 伊藤 正信 阿賀野市 阿賀野市陸協 44’30”
★男子50〜59歳 73人 蟹井 一 村上市 かみはやしRC 46’55”
加藤 一郎 千葉県 名古屋市役所走友会 48’58”
村山 英司 新発田市 新発田農業高校 50’05”
中島 優 新潟市 新潟トキらん 50’57”
佐藤 高宏 阿賀野市 Team真中 51’37”
野 賢二 村上市   52’01”
男子60歳以上 89人 斉藤 正幸 村上市 日立陸上部OB 49’39”
女子29歳以下 29人 和田 真衣 阿賀野市 チームまいたけ 53’52”
女子30〜39歳 17人 菅原 佳奈子 阿賀野市   59’10”
女子40〜49歳 28人 安達 直子 新潟市   1゜01’25”
女子50〜59歳 42人 深津 明美 群馬県 あっくんず 1゜01’01”
女子60歳以上 16人 木村 明美 新潟市 新潟ランナーズ 1゜02’54”
【3km−9時10分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
男子小学生 31人 岡田 慧斗 関川村 関川スポーツ少年団 11’30”
男子中学生 8人 菅原 琉雅 村上市 村上第一中学校 10’23”
男子高校一般 44人 佐藤 友亮 聖籠町 とっとこクラブ 10’32”
女子小学生 20人 山ア 彩水 関川村 関川スポーツ少年団 11’43”
女子中学生 5人 大湊 唯花 新潟市 大形中学校 13’12”
女子高校一般 34人 皆川 香織 村上市   13’52”
総合計 1429人  

東京を経由して出発
 前泊をしてもよかったのであるが、東京・新潟間は夜行バスが走っている区間なので、今回も利用し、新潟駅を経由して現地に入った。新潟にはこれまでも何度か脚を運んでいるが、東京駅からの夜行バスの出発時間の方が遅く、名古屋よりも東京の方が新潟に近いと感じた次第。

今回も夜行バスを利用。東京駅といいながら、実際には、東京駅から少し南側に離れた鍜冶橋駐車場というところ。私鉄系の鉄道会社でない新規参入業者のバスの多くがここから出発しています。

今回私が利用したのがJAMJAMライナーというもの。新潟交通と比べるとやはり値段が少し安いですね。

こちらがその車内。シックな感じできれいで清潔感がありました。

早朝新潟駅に到着したバス。こちらも新潟駅といいながら、NTT前と新潟駅からは少し離れています。

途中で朝食を摂りながら新潟駅まで移動

新潟駅からは白新線・羽越本線を経由して坂町へ。

坂町では、ランナーらしき人たちが何人も降りてきました。

こちらはJR坂町駅

坂町駅には大会主催者の用意したマイクロバスが2台停まっていました。会場まで坂町駅から約17分。

こちらが今大会のメイン会場「せきかわふれあいど〜む」です。全天候型の施設です。

3km、12km部門とハーフマラソンと左右に受付が分かれています。

ここが選手の待機場所にもなっています。広々として良いですね。下は人工芝でした。

会場に到着すると、お楽しみ抽選会の当選者発表が張り出されていました。

よ〜くみると、何と当たっています。幸先の良いこと!

こちらは貴重品預かり所。最近はこういうところが増えてきて、遠方からやってくるランナーにはありがたいです。

ふれあいど〜むまわりにお店屋さんが数軒出店していました。このお店の鮎の塩焼きはおいしそうでした。

ここのビールも美味しそうです

スポーツショップも1軒出店。

帰りは、会場から徒歩で乗車が可能なJR米坂線の越後下関から乗車しました。

下関と書いて「しもせき」と読みます。

JR米坂線の列車は、2両編成の短い列車です。

越後下関駅は簡易委託の駅のようで有人駅です。車内ではなく駅で乗車券を購入できました。

JR米坂線の乗車率は芳しくありませんね。

新潟駅から東京への帰りは、写真奧のWILLER EXPRESSを利用しました。ほぼ同じ時間帯に池袋まで走る手前の新潟交通の高速バスと競合しています。車内は少し狭かったですが、如何せん運賃が安いのでWILLERを利用。

関川村
 関川村にやってくるのはもちろん初めて。ただし平成22年10月に山形県長井市の「第24回長井マラソン」の帰りに関川村を通る国道113号線を西進して通過をしたことがあるが、その時は関川村の存在には気がつかなかった。

 関川村は新潟県の北東部に位置する人口約5,800人の村。県庁所在地の新潟市から約60km離れている。また昭和20年代になって地方自治制度の大改革が行われ、その中で昭和29年8月1日、町村合併促進法に基づき関谷村と女川村が合併し、現在の関川村が誕生している。

 関川村のウリとしては、やはり国の重要文化財となっている「渡邉邸」であろう。この大会のハーフマラソンのスタート場所にもなっている。渡邉邸とは、3,000坪の敷地に500坪もある大邸宅のこと。渡邉家の初代は村上藩主の家臣で郡奉行として活躍。寛文5年(1665年)、家督を嗣子に譲り桂村に隠居、寛文7年に現在地の下関に転居したと伝えられてる。
 その後、渡邉家の子孫は、廻船業や酒造業、新田開発などで富をなし、財政難に苦しんでいた米沢藩に幕末まで融資をして、米沢藩勘定奉行格の待遇を受けている。全盛期には75人の使用人を抱え、約1,000haの山林を経営、約700haの水田から10,000俵の小作米を収穫したといわれている。
 また、12kmコースのスタートラインにある佐藤邸も国の重要文化財、その隣の津野邸は新潟県の重要文化財の指定を受け、この辺りは18世紀の町並みが残っている観光名所である。

国の重要文化財の渡邉邸。500坪の大邸宅は凄いですね。

こちらも国の重要文化財となっている佐藤邸。

 関川村には、桂の関温泉、高瀬温泉、雲母温泉、鷹の巣温泉、湯沢温泉の5つの温泉があり、えちごせきかわ温泉郷と呼ばれている。ハーフマラソンのコース方面にある大石ダムのまわりは紅葉の名所。またハーフマラソン、12kmのコースの一部となっている丸山大橋は全国市町村道日本一のアーチ橋でもある。8月の最後の金土日には、えちごせきかわ「大したもん蛇まつり」が行われる。大里峠の大蛇伝説と、昭和42年の羽越大水害の犠牲者の供養がテーマとなって行われるが、ギネスに認定された長さ82.8m、重さ2トンの竹とわらで作った大蛇が約500人の担ぎ手とともに練り歩くのは見物のようです。

ふれあいど〜むにパネルが掲示してありました。

ちょっと看板がくたびれている感じですが、ギネス認定のようです。

会場付近一帯が道の駅になっています。

日帰り入浴が可能な「桂の関温泉(大人500円)」のほかに、無料で利用できる足湯もこの道の駅にあります。

コース紹介(コースガイド) → こちらを参照してください。

レース
 JR坂町駅から会場まで主催者の無料送迎バスで会場に到着したのが午前8時17分。受付を済ませ、簡単にプログラムの確認をしてスタートの準備をする。12km部門のスタート場所は、せきからふれあいど〜むから400mほど離れた「佐藤邸」の前という。「佐藤邸」といわれても「???」。方向もよくわからないし、トイレにも行かなければならない。スタートに間に合わないことは避けたいので8時45分頃にはふれあいど〜むを出発する。同じ色のナンバーカードの人が国道を渡って道の駅の方に移動するので、一緒に付いていく。
 軽くジョグをしていると、ようやくスタート地点の案内看板が見えてきた。国の重要文化財の渡邉邸の前がハーフマラソンのスタートであるが、さらに100mほど西の佐藤邸(こちらも国の重要文化財)の前が12kmコースのスタート地点であることがようやくわかった。


12km部門のスタート場所となっている佐藤邸(左の藁葺き屋根の家)。ここから写真奧の方に向かって走り出す。
 スタート場所は、「50分以内」などプラカード別に分かれている。見た感じ前の方は空いている。主催者が「希望タイムではないですよ」と連呼している。50分といえば4分/kmで走れば48分。起伏が多少あるコースにせよ、毎日12kmのコースを60分ほどでJOGしている自分から見れば十分走れると思う。ということで、ウインドスプリントを4本ほどして脚の動きを確認してから最前列に並ばせてもらう。
 それにしても今日は朝から暑い。新潟県までやって来たのでもう少し涼しいかと思えば、関東と気温が変わらない。

 午前9時、カウントダウンとピストルの合図でレースは始まった。
 スタートしてすぐに「体が重いなあ」と感じる。関川村役場の前を過ぎてすぐに右折する。いきなり登り坂が始まる。「最初から登り坂?」ここで一気にペースダウン。さらに脚の動きが悪くなる。ざっと見た感じ私の前には20人以上の選手が走っている感じだ。
 関川中学校前を右折すると、ブラスバンドの演奏と部活の合間を縫って応援してくれる中学生たちがいた。コース全体を通して、人口の少ないところを走るので、この応援は賑やかで嬉しかった。中学校の横を通り過ぎると墓地の合間を走り、しばらくするとコースはJR米坂線と並行する。遠くに雪渓の残った山々が見えてくる。先月見た飯豊連峰ではないかと想像しながら走る。


3km過ぎにある最初の給水所。この日は暑く、給水所は大忙しのようでした。
 1kmの看板が見えてきたので、ストップウォッチを押す。何と、スタート時に押したはずのボタンが押されていない。一瞬固まったが、再度スタートボタンを押す。1kmごとの正確なタイムは取れないが、ゴールタームから逆算すれば、各々の区間のタイムはわかるはずだ。
(終わってみて感じたが、この日は風や厚さコースの起伏もあるので、1kmごとのラップを取ってもあまり意味がないと途中で気がついた。)

 1kmを過ぎてからペースがやや速いと感じ、少しペースを抑えることにする。すると2kmまでに一人、3kmまでにさらに2人に後方から抜かれてしまった。今日はコースの下見もしていないし、コースの起伏もよくわからないので前半からは無理しない方が良いだろうとは思っていたが、次々に抜かれていくと正直面白くない。
本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP
1km 3’37” 3’37”
2km 7’47” 4’10”
3km 11’51” 4’04”
4km 16’12” 4’21”
5km 20’08” 3’56”
6km 23’55” 3’47”
7km 27’53” 3’58”
8km 32’13” 4’20”
9km 36’21” 4’08”
10km 40’08” 3’47”
11km 44’41” 4’33”
ゴール 48’58” 4’17”

 3kmを過ぎたところで給水所があったので、早めに一杯(ポカリスエット)をもらう。給水作業をしているおばちゃんたちがこちらを楽しそうに見ている。この日は暑く、コース上のそれぞれの給水所が非常にありがたかった。給水で息を吹き返したいところであったが、この3km過ぎの給水所からは登り坂が始まり4km過ぎまで苦しむことになる。おそらくペースが落ちていたのであろうか、さらに後方から3人に抜かれる。ここまでに合計6人の選手に抜かれ、抜いた選手は1人に留まっていた。

 国道113号線に出てからは、歩道を走行する。ところがこの区間は「ゆずり車線」。つまり自動車でも勾配がきついので、スピードの出ない車は車線を譲るべき区間ということ。当然ランナーにとっても厳しい登り坂であることは間違いない。4km手前で左折してからもしばらく上り勾配が続きペースが一向に上がらない。

 お野立公園にある「昭和天皇皇后両陛下 行幸啓記念碑」の横を通り過ぎるあたりが、12kmコースのおそらく最高地点であろうか、ここからようやく下り坂が始まった。ここまで登ってきたのだから、おそらくこの先はある程度は下ることは容易に想像できた。下り坂の途中の5km地点を過ぎてもまだ下りは続く。荒川が左手に見えてきたところでコースは概ね平坦になる。このあたりで先ほど抜かれた選手を一人抜き返す。
 この先には、高瀬温泉、湯沢温泉と小さな旅館が数軒建ち並ぶがその間に6km地点があり、給水所が設けられていた。ここでも水をコップで2つ取って飲んでみたところ何と水だ。普通の水と思って取っただけに、口に含むだけで飲むことはしなかった。もう一杯の水は体に掛けて体を冷やすために使用。ひんやりして今日は非常に気持ちがいい。


7km過ぎの給水所。「かぶり水」もあり、暑かったこの日には大変ありがたい給水所でした。また給水所の向こうには、登り坂が始まることがわかります。
 さらに7km過ぎにも給水所があり、ここには「かぶり水」も用意されていた。6km過ぎの給水所からわずか1km程度での給水所だ(もしかしたら私設エイド?)。先ほどの給水所で真水と思って取ったものが塩水だったので、口直しをするにはグッドタイミングだった。ここでは小学生くらいの子どもたちがわんさかと給水所にいて賑やかだ。水の入ったコップを2つ取ったが、今度は正真正銘の真水だった。これで口の中もスッキリした。
 また、この日は気温も高く暑かったことには間違いないが、真夏の炎天下ほどでもないので、給水所に用意されていた「かぶり水」については遠慮させてもらった。
 この給水所の目と鼻の先には、道路が上り勾配になっているのがしっかりと見えている。まさしく峠越えのためのエネルギー補給基地という感じの給水所であった。

 さて、その7km過ぎの登り坂(8km手前と言った方がいいかもしれない)であるが、コースの下見をしていないので自重気味に走る。数百メートルで峠の頂上に到達。思ったほど長くは続かなかったので一安心。ちなみにこの峠の頂上付近が8km地点。残る距離は全コースの3分の1となった。
 9km過ぎにも給水所がありここでもしっかりと給水を確保。ここで前からぺーすが落ちてきたランナーを一人拾う。しかしながら、給水をしてからこのランナーは元気となり、一旦は抜いたものの、10km過ぎに再度抜かれてしまうことになってしまった。暑くて給水ができずにいたところで生き返ったのであろうか。


荒川に架かる小見橋。このような長い橋を越えて走るのもランニングの醍醐味の一つかもしれません。
 10km地点のすぐ向こうには、荒川に架かる小見橋が見えてきた。コースは左折して、この橋を越えることになる。川幅が結構あるので、橋を渡っている間の時間も当然長くなる。先ほど、抜かれたランナーとの距離は離れていく一方であったが、後続のランナーとの距離はかなり開いていて、後ろからはあおられることはなかった。

 橋を越えて左折すると、そこにも給水所があった。給水所は3km過ぎ、6km過ぎ、7km過ぎ、9km過ぎに続きこれで5カ所目だ。この日は暑かっただけに、これだけの数の給水所は非常にありがたかった。
 この給水所はゴールまであと1.5kmほどのところに設置されている最後の給水所。ランナーとしても最後に残った力を出し切る区間であり、給水所の係員さんらもランナーの背中を押すように一生懸命に声を掛けてくれている。

 先ほどまで併走していたランナーは、完全に息を吹き返し、私からはどんどん離れて行ってしまった。後続からは追いかけられる気配もなく、最後の給水所以降は単独走になってしまった。堤防道路を下り、ふれあいどーむ前にはゴールが見えてきた。
 結局48分58秒もかかってしまったが、何とか年代別2位には食い込むことができた。また、スタート時に50分以内の看板のところから走り出したが、こちらについても何とかクリアして何とか有言実行を果たすことができた。

11km手前の最後の給水所。声援の後押しが大きかったですね。

堤防道路を下ってゴールまであとわずかのランナー。頑張れ!

ゴールをするランナー

この日は暑く、ゴールした感動はひとしおでした。

ゴール後にはポカリスエット(ペットボトル)を1本ずつもらいます。

ふれあいどーむ内で記録証を発行してもらいます。

きれいなお姉さんからおにぎりをいただきました

こちらではわらび汁をいただきます。

桂の関温泉ゆ〜むで入浴後は、ラウンジでしばらくくつろぎました。

自販機ですが、コップのビールを販売していたので、一杯(400円)購入しました。うまいっス!

本日の戦利品

下段左から賞状、メダル。上段は「あらかわ生しいたけ」です。久しぶりに副賞をいただきました。単身赴任で一人暮らしなので、しばらくはシイタケ三昧でしょうか。

こちらは参加賞のタオル、ゴール後に配られたポカリスエット。一番右のものは、ナンバーカードの番号による抽選で当たりました。マンションに戻ってから開封します。

シイタケは全部で21個。シイタケは好きですが、毎日何個食べれば良いのでしょうか。

抽選で当たったものは工具セット。工具は名古屋の自宅に置いてあるので、単身赴任先の市川市で使うのにちょうどよかったです。

それからこちらも参加賞です。おにぎり引換券と桂の関温泉ゆ〜むの優待券(無料券)です。

こちらが引換券でいただいたおにぎり。わらび汁付きです。わらび汁は厚揚げとワラビが入っていて変わった感じでしたが美味しくいただけました。

こちらが「桂の関温泉ゆ〜む」。道の駅の一つの施設です。大会終了後、昼過ぎに行ったのですが、無料券を持った選手が山ほど入浴していて、落ち着いて入ることができなかったのが少々残念でした。温泉は無色透明。ジャグジーもあるのが嬉しいですね。

ナンバーカードと記録証。ナンバーカードは1枚のみの支給なので、今回も同年代の選手が誰かわからず終いで、終始???で走っていました。