第2回新庄いものこハーフマラソン大会 参戦記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
新庄市 今回はハーフマラソン。さすがに夜行バスで早朝到着、そのまま大会に出場というような荒行はしない。距離もそこそこあるので、少なくとも大会前日には何らかの形でコースの下見はしたいと考えていた。 新庄市は、2週間前の「第3回よこてシティハーフマラソン」の帰りに、ここから東京まで新幹線に乗るなど、これまで経由地として訪れたことはあるが目的地としてやってくるのは初めてである。初めて行くところであれば、それなり観光もしたい。新庄市についても観光を考えたが、それなりにピンと感じるものが見あたらず、観光は諦め新庄市でウリにしている「鶏モツ(とりもつ)ラーメン」だけ食することにした。 今回訪れたのは、新庄駅からさほど遠くない「急行食堂」というお店。何となく時代遅れの感じがするが、まあそのネーミングが面白く、ここで定番の鶏モツラーメンを注文する。オヤジが一人で注文を聞き、一人で調理をするという忙しい感じのお店だ。見た目の厳つさとは裏腹に、注文の聞き方など丁寧で感じはよかった。10分ほどして出てきたラーメンは、普通の醤油ラーメンに鶏のモツがそこそこ入っているというものだった。モツを二切れ三切れほど食べたが、薄口の醤油の味に比べモツの味や食感が強く、正直「う〜ん」という感じだった。感想としては、B級グルメで押すのは厳しいような気がする。 また、この日は天候が曇りで時々小雨が降る天気。午前中のうちに新庄市観光協会・ゆめりあでレンタサイクル(300円)で自転車を借りてハーフマラソンのコースを下見しようと考えていたが、手続きに行くと「午前中は天気が悪いので貸し出しが出来ません」と断られた。「昼からはどうですか?」と尋ねると、「午後1時にならないとわかりません」とつれない返事。午前中は新庄駅の待合室で時間を潰し、午後1時に再び行くと「使うんですか?」と素っ気ない感じ。NPO法人が運営しているようであるが、観光客相手という感じが全く伝わらない愛想の無さであったが、何とか300円でコースの試走をすることが出来た。レンタカーを借りたりするとかなり高く付くので、何とか300円で借りられたのは収穫だった。
コース紹介(コースガイド) → こちらを参照してください。 レース
8時30分頃からウォーミングアップに出かける。今日はハーフマラソンのため、ウォーミングアップは軽めに済ます。9時頃着替えて集合場所のテニスコートに向かう。行ってみたところ、この日ハーフマラソンを走るランナーは300人弱と小規模なものだった。9時10分頃スタート地点へ移動。 ゲストランナーの徳本一善さんは、最前列に並んでいる。学生時代の雰囲気が災いしてか、それとも徳本さんを知らない世代が多くなったのか、徳本さんに話しかけるランナーはいない。もう一人のゲストランナーのにしおかすみこさんは、例の「に・し・お・か・す・み・こ・だよー!」とウケ狙い。あとの挨拶は意外と平凡であったが、ランナーは「おー!」と気勢をあげる。
最初の1kmの通過は4分05秒。やや上り気味ではあったものの、思ったよりも早い入りになってしまった。今日は4分20秒/kmで通しで走れればいいかと。タイム的には1時間31分ほどになるが、昨日のコースの下見した状況からすると仕方がないかもしれない。 1km〜2kmでもポツリポツリと抜かれて併走するランナーはいない。 2kmを8分23秒で通過。この1kmは4分18秒と予定している平均速度に近づいてきている。2kmを過ぎるとさっそく給水所が現れる。今日はこまめに給水をする予定なので、最初から給水をとった。この大会の給水所は、比較的多く設置されている。平均的に見れば約2kmごとという感じであるが、厳密に2kmごとではない。たくさん、設置されているのは、天候にかかわらずありがたいと思う。 3km過ぎに背の高いランナーに抜かれるものの何とか付いていく。5km付近で何とか抜き返したものの、この後も、ポツリポツリとたのランナーに抜かれる。5kmの通過は21分51秒。ここまで上り基調のコースではあるが、まずまず予定の範囲内であった。 8kmを過ぎた先で左折し、石動神社の鳥居の方に向かう。ここでようやく、上り基調のコースは終わりフラットな感じとなる。脚のピッチもノロノロであったが、このあたりから少しピッチが速くなる。10kmの通過は、44分33秒。この5kmは22分42秒もかかってしまったが、上り基調だからやむなしか・・・。
12kmを過ぎると、全国的にも珍しい小中一貫教育の「萩野学園が見えてきた。萩野学園は、新庄市立であり平成29年に開校したので、さすがに校舎などの設備は新しい。少人数であるが、ここでブラスバンドの演奏や声援を受ける。普段はあまりしないが、声援のある方に手を振って返事をする。14kmの手前でコースはクランク状に折れるがこのあたりに来ると勾配がかなり緩やかになってきた。 14kmあたりでさらに後方からランナーに抜かれる。今大会で最後に抜かれたランナーであるが、どうやら見た感じ同年代のランナーのようだ。ここまで何人かのランナーに抜かれていって、現在の順位ははっきりしないが、同年代のランナーらしき人は2〜3人いるかもしれない。レースも3分の2ほど消化したので、そろそろ抜かれるのを打ち止めにして、残り数kmからのペースアップに備えていかなければならない。
19kmの手前で、コースは左折する(交差点の角に「新庄市農協東部共同乾燥調整施設」という建物がある)。200mほどであるが往復する部分がある。前日のコースの下見の時には気がつかなかった部分で、大会当日、前を走るランナーがみな左折していくので少々驚いてしまった。この200mほどの往復で、前を走る同年代らしきランナーとの距離がやや縮まったこと、後方から同年代のランナー(ナンバーカードで確認)が追い上げてきている・・・の二つのことが確認できたので、ここからペースを上げることにする。10kmコースの選手が徐々に増えてきたほか、10時40分スタートの3kmファミリーの選手もコース上に入り乱れて、にわかに賑やかになってきた。 コースは19.5km付近にある関屋公民館のところを左折。少し走り右折し、新庄市陸上競技場へ向かう。残り1kmを過ぎたあたりで、14km付近で抜かれたランナーにようやく追いついた。こうなれば、こちらに勝機がある。陸上球技場へ向かうコースは徐々に上りがきつくなり出し、併走していたランナーの方が先に離脱する。陸上球技場に入ってきてしばらくは後ろに付いていたようであるが、こちらはさらにペースを上げ、残り200mくらいから最後のスパートに入る。
ゴールタイムは1時間33分18秒。このタイムで年代別では何とか3位に食い込む。 ダラダラ上りのコースで、高低差はおそらく数十メートルはあると思うようなコースに加えて中盤の向かい風などでペースが上がらず苦しんだが、やはりハーフマラソンをそれなりのペースで走るだけの脚造りが出来てないというのが実感であった。どんなに忙しくても年間を通じ、ハーフマラソン程度の距離のレースは、数本くらい走って常次脚造りをしなければならないと感じた次第。反省!
本日の戦利品
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