佐田岬マラソン2018 参戦記
 昨年に引き続き2年連続の出場です。
 会場は四国で唯一原子力発電所のある町・伊方町の瀬戸総合体育館ですが、ここから佐田岬半島を西へ往復するコースはハードでタフなコースですが、リアス式海岸をアプウダウンするコースからの海の眺めは素晴らしく、今年もここを走りたくやってきました。また、レース後の会場でのもてなしも素晴らしく、今時ハーフマラソンで3,000円の参加料でここまで楽しめるのかと思うと、多少の出費、子通不便さを考慮しても行ってみる価値があると思います(ただし、プログラムをみると一番遠くからやってきているのは私ということがわかりました)。

 今年は大会直前に、9日ほど海外出張をしていたこともあり、昨年と比べてもさらに不十分な状態で大会に臨むことになり、序盤からペースをかなり落として走りましたが、それでも11kmから始まる上り坂でかなり力を使ってしまい、昨年同様終盤は大きくペースを落としてしまいました。反省点としては、@フラットのところがほとんどないこのコース対策が出来ていないこと、A11〜14kmあたりの坂でオーバーペースになってしまうこと−でしょうか。来年は、この2つを克服して順位とタイムの回復をしたいところです。
 
●大会名 佐田岬マラソン2018
●開催日 平成30年11月11日(日)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
瀬戸総合体育館前道路発着(地図)(愛媛県西宇和郡伊方町) 

大会要項 

プログラム

コースマップ
コースガイドはこちら
(2017大会に同じ)
いずれもクリックすると拡大します
●天 候 晴れ、17℃くらい
●参加賞 ちりめん、みかんゼリー、ちりめん丼、味噌汁、亀ケ池温泉入浴割引券、バナナ、ミカン(4個)、みかんジュース、梅ジュース
●結 果 1時間37分09秒(21.0975km 総合 第44位、55歳以上男子 第5位)
●表彰 賞状、副賞(瀬戸金太郎:サツマイモ)
●過去の戦績
2017   H29.11.12   21.0975km   1時間34分13秒   第2位   (55歳)
●交通手段等
【11月9日(金)/1日目】
徒歩 マンション 20:11 本八幡駅 20:18
地下鉄 本八幡 20:23 新宿 21:03
夜行バス バスタ新宿 21:25 松山駅東 9:13
9:06
【11月10日(土)/2日目】
徒歩 松山駅東バス停 9:13 ENEOS U-TIME21店 9:28
【レンタカー/手続き】
rンタカー ENEOS U-TIME21店 9:40 会場 12:40 昼食含む
【コース下見・自動車/昼寝/コース試走】
レンタカー 会場 16:50 ホテル 17:40
【ハーパプラザーホテル/泊】
【11月11日(日)/3日目】
レンタカー ホテル 9:00 会場 9:35
【佐田岬マラソン2018 21.0975km 10:30スタート】
レンタカー 会場 13:52 亀ケ池温泉 14:06
【亀ケ池温泉/入浴】
レンタカー 亀ケ池温泉 15:00 ENEOS坊ちゃんスタジアム店 17:20
【レンタカー/返却】
送迎 ENEOS坊ちゃんスタジアム店 17:27 松山空港 17:37 無料送迎
飛行機 松山 19:05 東京(成田) 20:32 ジェットスターGK406
18:45 20:15
京成電鉄 空港第2ビル 21:02 京成八幡 21:57
徒歩 京成八幡駅 21:57 マンション 22:10
※ 赤色の時刻は、実際に出発(到着)した時刻。青色の時刻は、出発(到着)予定時刻
●費用
参加料 3,000円  
地下鉄 216円 (小川町〜新宿/本八幡〜小川町は定期券)
京成電鉄 798円 (空港第2ビル〜京成八幡)
夜行バス 8,100円 (コトバス701便)
飛行機 9,870円 (ジェットスター)
宿泊料 5,056円 (ハーパープラザホテル/一泊朝食付き)
レンタカー 7,280円 (36時間/キャルレンタカー)
燃料 1,348 (229km、8.53L、@158円/L、燃費26.9km/L)
入浴料 400円 (亀ケ池温泉/割引券使用)
合 計 36,068円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。21.0975km 男子55歳以上は5位まで (★は加藤が参加した部門
  結果の一覧はこちら
【21.0975km−10時30分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 記録
男子34歳以下 61人 菅原 黎 南宇和郡愛南町 1゜19’02”
男子35〜54歳 209人 岩崎 利彦 松山市 1゜20’55”
★男子55歳以上 73人 渡辺 真次 八幡浜市 1゜30’40”
林 純司 喜多郡内子町 1゜32’42”
坂本 勝敏 兵庫県神戸市 1゜35’22”
河内 和則 今治市 1゜35’43”
加藤 一郎 千葉県市川市 1゜37’09”
女子39歳以下 21人 細川 江梨子 松山市 1゜27’54”
女子40歳以上 47人 大西 恵美子 松山市 1゜33’00”
【10.548km−11時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名  住所 記録
男子39歳以下 46人 二宮 勘嗣 西予市 38’04”
男子40歳以上 105人 冨永 大輔 大洲市 38’30”
女子39歳以下 46人 宇都宮 すみ 伊予郡 42’50”
女子40歳以上 82人 相原 直美 松山市 44’43”
【4.219km−11時10分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 記録
男子高校生以上 27人 青木 悠翔 東温市 14’57”
男子中学生 7人 河上 凛太郎 西宇和郡伊方町 15’08”
男子小学生 34人 池田 恵梧 今治市 16’32”
女子高校生以上 46人 海面 孝子 新居浜市 20’48”
女子中学生 6人 三好 菜加 西宇和郡伊方町 17’05”
女子小学生 17人 桐内 結愛 松山市 17’13”
総合計 826人  

バンクーバー→成田→本八幡→新宿→松山


カナダのバンクーバーから成田まで乗ってきたエア・カナダのAC003便。フライトは約10時間。
 11月1日(木)から11月9日(金)まで仕事で海外出張をしていた(詳しくはこちらを参照)。スケジュール通りに事が運べば、11月9日(金)にはバンクーバーから成田に16時40分に着陸していることになる。しかしながら、この大会に向けて本八幡の単身赴任先のマンションを出発するのも11月9日(金)の20時過ぎ。荷物のピックアップと簡単な入港審査で、遅く見積もっても成田を17時30分頃の列車に乗れば18時30分頃には京成八幡に到着できるはず。荷物を片付け洗濯をし、20時過ぎに出発する予定であった。そして飛行機はバンクーバーを定時で出発。この時点で、このプランは成立すると思っていた。ところがである。

 成田に着陸したのは16時45分。10時間の及ぶフライトで遅れが僅かに5分なので、この程度は許容範囲。一安心していたが、滑走路に着陸した後、駐機場へ向かう雰囲気がない。しばらくすると「成田空港付近の天候不良で離発着が遅れています。駐機場へは15分ほど遅れて到着の予定です」とアナウンスが入る。「17時くらいなら仕方がない」と思っていたが、15分ほどするとまた同じようなアナウンス。「シートベルト付けてお待ちください」といってても、生理現象でトイレに行き出す乗客がちらほら出始めた。最初は15分と行っていたので、多少の余裕で構えていたが、次第に時計が気になりだしてきた。結局、駐機場に到着したのは着陸から1時間後の17時45分。完全にタイムリミットだった。

飛行機を降りてから手荷物受取場所へ一目散。ただし、待てど暮らせどなかなか荷物は出てこず・・・。

成田空港駅で京成電車に乗車できたのは、着陸してから約1時間半後であった。

 乗客を掻き分けるように走り、手荷物受取場所までダッシュしていくものの、荷物はなかなか降りてこず、荷物のピックアップが出来たのは18時10分頃だった。行動を共にした仲間二人との挨拶もそこそこに急いで京成電車の乗り場に走る。何とかギリギリで18時14分発の上野行き特急に乗車できた。この列車は京成八幡には19時07分頃に到着。結局、単身先のマンションには19時20分頃到着した。

 単身赴任先のマンションでの行動も慌ただしかった。
 時間的な余裕がないことは予想していたので、土日の遠征の用意は海外出張の前に済ませていたので問題はないが、海外出張で発生した洗濯物となるYシャツを急いで目の前のクリーニング屋に持っていくのと、長旅でサッパリしたかったので、風呂にだけ入って20時10分過ぎには単身赴任先のマンションを出発した。いくら単身赴任先とはいえ、1時間も滞在せずに遠征先に向かうのはスケジュール的にかなり無理があった

大急ぎで本八幡から新宿へ。本八幡から新宿へはいつも通勤で利用している都営新宿線で一本。こういうときは便利です。

21時25分にコトバス・徳島・高松・琴平行きが2便出ます。私が乗車したのは最初の701便。

松山まで行くのですが、なぜか徳島・高松・琴平行きです。

翌日早朝6時前、コトバスの鳴門のバス停で松山と高知に向かう乗客は降ろされます。

私は松山に向かうので、ここで松山行きのバスに乗せ替えられます。

ここからはいわゆる観光バスに乗せ替えられます。

終点の松山駅前には、午前9時13分に到着。少々遅れましたが、まずまず予定通り。

少し歩くと、松山市内を走る市電に遭遇。

レンタカーを借りるため、予約しておいた三原産業U-Time21に到着。9月に続き愛媛県でレンタカーを借りるのは安い三原産業です。

今回、2日間の足となった車。走行距離は230km程度ですが、車がないと会場にはたどり着くことが出来ません。

伊方町には道の駅がいくつかあります。こちらは旧伊方町にある道の駅「伊方きらら館」。

屋上の展望台に登ると、最近再稼働した伊方原発が眼下にみえます。

佐田岬半島には大久の風力発電の施設がありますが、特にこのあたりは目立ちます。

道の駅「伊方きらら館」からメロディーラインこと国道197号線を見下ろしたところ。

こちらは旧瀬戸町にある道の駅「瀬戸農業公園」。お昼に近く、食事が出来るところがあるということでこちらも立ち寄ってみました。

メロディーラインこと国道197号線横の駐車場に自動車を止めて階段を上がります。

レストランというよりも喫茶店という感じです。

しらす丼とじゃこ天。ただしじゃこ天はただのはんぺんでした。残念!

コース下見&当日
 松山市内でレンタカーを借りて昨年同様コースの下見をしてきた。この大会のコースとなっている佐田岬半島は、日本で一番長い半島。九州の方に向かって40kmほどの距離がある。愛媛県の内子町、大洲市以遠を「南予」というが、佐田岬半島は愛媛県では「南予」に分類される。国道197号線がこの半島の中央を背骨のように走っている。かつての旧道は、佐田岬半島は典型的なリアス式海岸のため、海岸線を走る悪路狭隘路線であった。佐田岬半島は地質が脆いため地滑りが多く発生し、通行止めになることがしばしばあったという。現在の197号線ことメロディーラインは、佐田岬半島の尾根筋に延び高台にある道路なので見晴らしがよい。ドライブについては打って付けの道路と思う。
 今大会のコースの一部は旧国道197号線のようである。なるほど景色は良いものの生活するにはなかなか大変そうなところであるが、断崖絶壁から眺める宇和海の眺めは素晴らしい。アップダウンは厳しいが、明日もこの風光明媚な景色を眺めながら頑張ろうと思った。

メイン会場の瀬戸総合体育館。午後1時頃に到着した際は、外の設営はされておらず。昨年は、係員さんたちが中でパンフレットなどの袋詰めをされていました。

会場から見た堀切大橋長さが200mありアーチがきれいですね。コースはこの下の堀切峠を往復するコース設定です。

このあたりはゴール地点。こちらも大会前日には準備の様子なし。意外でした

堀切大橋の下をくぐります。この下が堀切峠(標高73m)。堀切大橋は昭和62年12月に出来たようですが、この堀切峠からさらに65m上にあるとのこと。

リアス式海岸という感じがありありとしていますね。

コース上にはミカン畑が多いですが、なぜか白い紙を巻いているものが多いように見受けられました。何のために巻いているかはわかりませんでした。

断崖絶壁を走り抜けていくと川之浜の集落が見えてきます。海水浴場もあります。このコースにおいて数少ない平坦なところです。

ここがこのコースの折り返し地点。

コースの途中から国道197号線の途中における橋と風力発電の施設が見えます。

今年も昨年と同様、ハーバープラザホテルに宿泊。一泊朝食付きなので、夕食はホテル外でとることになります。八幡浜はちゃんぽんの街とか。

ホテルの目の前の「イーグル」さんもちゃんぽんの提供があるということで、今年もちゃんぽんをお願いしました。安くて美味しくていいお店かと思います。

 日本に戻ってきた日にいきなり夜行バスで松山へ移動。そしてコースの下見と時差ボケなのか夜行バスで寝不足なのかサッパリわからず、また宿泊先のホテルで「下町ロケット」をティーバーを使って見ていたこともあり、床に入ったのは日付が変わってからになってしまった。朝起きるとすでに8時。完全に寝坊。昨年出場しているので焦ることはないが、急いで朝食を摂りに最上階のレストランへ行く。今回は朝食付きプランでバーバープラザホテルに宿泊したが、ここのホテルの朝食は美味しく、さすがにレストランの食事という感じがした。また、最上階から眺める風景も非常によく、八幡浜で宿泊される方がいたら是非ともオススメしたいと思う。

ハーバープラザホテルの最上階のレストラン。夜の雰囲気が強い部屋ですが、朝食の会場でもあります。

最上階からは八幡浜港が一望できます。ここから九州へ行く旅客船もあります。

こちらは和定食。お盆の上に載ったものが和定食の範囲。左上のさらに盛ったのは「メザシ、じゃこ天、かまぼこ」と珍しい「削りかまぼこ」。削りかまぼこは、かまぼこを薄く削ったもので乾燥している。この白い皿に盛ったものは、自由におかわりが出来る。ハーフマラソンを走るので、ご飯もみそ汁もおかわりをしました

 ホテルを9時に出発し、会場には9時35分に到着。昨年停めたところの駐車場は満車で、奥の方の駐車場に誘導される。受付から少々遠いのが難点であるが、遅くきたから文句は言えまい。
 昨日夕方試走した際は、がらんとした状態であったが、早朝から大急ぎで会場の設営をしたのであろう、見違えるような風景になっていた。ナンバーカードを付けて軽くウォーミングアップをすると、時刻は10時20分。スタートまで残り10分となってしまった。体調面では不安だらけ。オーバーペースにだけはならないようにしようと誓いスタートラインに並ぶ。

昨年停めたところは満車。今年は奥の方の駐車場に停めることになりました。

昨日まで静かだった瀬戸総合体育館付近は大賑わいです。

こちらは大会本部。

こちらは受付です。遅くきたこともあって受付をしている人は少なかったです。

テーブルもイスも昨日はありませんでしたが、見事なくらいくつろげるように変わっていました。

伊方町商工会の出店で、焼き鳥やしらす丼を販売していました。

見るからに美味しそうですね

こちらは「うにまんじゅう」とか。どんな味なんでしょうか。

こちらは「しらすかき揚げうどん」。こっちも美味しそうです

かき揚げがどんどん出来ていきます。

こちらはお菓子がメインのお店。手前はイモチップスを揚げているようです。

こちらは「サダンディー」という伊方町のキャラクターです。

昨年もいただきました「ガラン山の梅ジュース」。甘めですが美味しいです。

こちらは愛媛らしいミカンジュース。

何杯でもおかわりが出来ますよと。蛇口をひねるとミカンジュースが出てきます。コップが小さいので、結局、何杯も飲むことになってしまいました。

ミカンそのものもこちらで販売されています。

今年もゲストランナーで参加の土佐礼子さん。地元愛媛県出身とあって人気ですね。

こちらはサダンディー(右)とチビダンディー。ゆるキャラで人気ですね。

昨日は静かだった瀬戸総合体育館付近が凄い賑わいになっていました。奥に見えるのは瀬戸内海です。

コース紹介(コースガイド) →
 こちらを参照してください(2017大会に同じ)。

レース

今年も瀬戸総合体育館から少し上ったところにある公道が出発点。
 午前10時30分。瀬戸総合体育館前の公道を昨年と同様400人ほどの選手が一斉にスタートする。昨年と同様、今年もいい天気になった。何といってもマラソンは晴れの日の方がいい。ただし、昨年と比べると今年の方が少々気温は高いようだ。

 スタート後はいきなり登り坂となる。コースに関しては、昨年と今年で下見を各1回、またレースも昨年に引き続きなので、まずまず頭にたたき込んでいると思っている。

 昨年の反省を活かし、今年は今日は序盤から折り返しまではペースをゆったりし、終盤に備える作戦だ。平坦なコースであれば、それほどペース配分に気を遣わなくてもよいが、このコースはほとんど平坦なところがないのが特徴。ロケーションの素晴らしさを味わうためには、このアップダウンの試練に耐えなければならない。

 本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP
1km 4’07” 4’07”
2km 8’26” 4’21”
 3km 押し忘れ
4km 17’06” 8’40”
5km 21’09” 4’03”
6km 25’23” 4’14”
7km 30’23” 5’00”
8km 35’05” 4’42”
9km 39’28” 4’23”
10km 43’29” 4’01”
11km 47’57” 4’28”
12km 52’56” 4’59”
13km 57’52” 4’56”
14km 押し忘れ
15km 1゜06’38” 8’46”
あと5km 1゜11’52” 5’14”
あと4km 1゜17’22” 5’30”
あと3km 1゜22’34” 5’12”
あと2km 1゜27’10” 4’36”
あと1km 1゜31’44” 4’34”
ゴール 1゜37’09” 5’25”
 今年はゆっくり入ったつもりではあったが、最初の1kmは4分07秒。最初の1kmは登って降りるというコースであるが、その後は2km、3kmと緩く上り、その後4km、5kmと緩く下って行く。このあたりで同年代の選手らしき人ら数人と走るが、少しゆっくり走りたいのでペースの速い人には先に行かせる。このコースは後半勝負だからやむを得ない。5kmの通過は21分09秒。昨年より遅いが、もう少し遅くてもよかったかもしれない。

 5km〜6kmの間に現れる川之浜の海水浴場あたりでは平坦になるが、6kmの手前からは再び上りが始まる。特に6km〜7kmあたりは勾配がきつく、ここで遅れ出す選手も多く、このあたりでポツリポツリと抜いていく。8kmを過ぎたあたりからは下り出すが、9kmを過ぎるとさらに下り勾配がきつくなる。さすがに6km〜10kmあたりのアップダウンに手を焼いて10kmの通過は43分29秒。この5kmは22分20秒かかっている。後半のことを考えれば、このくらいでよかった。

 10kmあたりから大久という集落があり、このあたりで少しだけフラットになるが、集落が終わると緩く上り出す。すでに折り返し地点を折り返してすれ違う選手が増えてくる。一人二人と数えると、総合で38番目、年代別では4番目に折り返したことがわかった。私の後ろにも同年代の選手が2人ほどいるようだった。

 12km地点の前から再び上り坂が始まるが、ここの勾配が一番きついような気がする。昨年はこの12km〜14kmで非常に苦しみ、ここでかなり脚を使ってしまったので、ここに来るまでに脚を溜めておこうと考えていたが、練習不足もあり脚にはほとんど貯金がなくなっていた。このあたりの上り坂で、ペースは一気に5km/分近くまで落ちるが何とか後続の選手を先に行かせることはなかった。が、結果からいえば、この区間でもっとペースを落とせばよかった。

 14km、15kmと下って入るにもかかわらず、ペースは上がらず。このあたりで、やや後ろを走っていた同年代の選手に前に出られる。順位も6番目に下がってしまった。15kmの通過は1時間06分38秒。この5kmは23分09秒とさらにペースダウン。昨年の課題を克服できていない中間結果だ。

 残り5kmくらいから再び上りに入るが、完全に脚を使い切った状態になり、昨年とほぼ同じような状態になった。このあたりからは11時ちょうどスタートのクォーターマラソンを走る選手も入り乱れ始め順位もよくわからなくなってきた。

 今年もこの最後の5kmが非常に辛かった。あと1kmの少し前くらいから、有線放送から音楽が流れる。この音楽はどうも正午になると有線放送のスピーカーから流れるようだ。昨年もなっているのが聞こえたが、今年は、昨年よりもゴールから遠い地点で鳴り始める。2週間前にもハーフマラソンを走っているが、今回は35kmくらい走ったような疲労感が滲み出てくる。

 残り1km手前から始まる上りでは、昨年同様大きくペースが落ちる。が、今年は前半からペースを落として走ってきたので、昨年に比べれば最後の頑張りは多少はできた。残り450mほどで下りに転じる。ゴールの100mほど前では、ゲストの土佐礼子さんが通過する選手らとハイタッチをしている。私もここでハイタッチ。そしてゴール。昨年の記録はハーフマラソンのワースト記録であったが、今年はさらにその記録を約3分更新することとなった。
 着順も年代別6位で入賞圏内から僅かに外れたと思いきや、記録証発行所での記録を見ると、なぜか年代別5位。私の数え間違いだったのであろうか。こんな記録でも、今回は入賞については救われた感じであった。

アップダウンの激しいコースでした。

最後は公道から側道に入ります。

場所的にあまり華やかなところでないところがゴールですが、会場、駐車場の都合などを考えるとこうなるかもしれません。

お疲れ様

ゴール後はチップの回収のほか・・・

ここではドリンクやバナナをいただきます。

給水所は決して少なくはありませんが、やはりゴールすると喉がカラカラです。

記録証を発行してもらいます。ここまではよかった・・・。

そしてメイン会場に戻るために、この坂を下っていきます。

ハーフマラソンを走った後は、歩いて降りてもなかなか大変な坂です

後ろを走っている選手の方が大変そうでした。

下りきったところで、昨年同様、選手にミカンが配られています。

スタート時間が、このお昼時になるように設定されています。参加賞のチケットを握りしめてまずはみそ汁コーナーへ。

伊勢エビの切り身の入った豪華なみそ汁をいただきます。

ここでお茶を。「もう一杯いかがですか?」というので、2ついただいました。

最後はちりめん丼です。イクラ付きの贅沢なものです。詳しくは下へスクロールしてください。

今年も天気がよかったですね。ゴール後の美味しいお昼ご飯で、みんな幸せそうでした

表彰式は体育館で。雨天を想定したものでしょうか。今年も何とか5位に食い込んで表彰していただきました。

表彰が終わったら温泉へ。

こちらも参加賞に入っている、亀ケ池温泉の割引券を使いました。僅か400円で温泉に入れます

足湯もあります。

こちらが入口。まだ出来てから新しい感じがします。

入ってすぐに右手に交流物産館があります。

地元の特産品が所狭しと並べてあります。

番台で400円を払って奥へ。

この先が温泉です。露天風呂もあってなかなかいい温泉だと思います。

本日の戦利品

賞状と副賞です。副賞は「瀬戸金太郎」とあります。

開けてみると、どっさりとサツマイモが入っていました。焼きイモとか天ぷらにもよいとか・・・。

今年もいただきました「ちりめん丼」と「みそ汁」。みそ汁の中には、ぶった切った伊勢エビが入っています。

昨年と同様チケット制です。亀ケ池温泉もこのチケットを利用して安く入浴してきました。

今年もゴール付近でバナナを、会場でゴールした選手向けにミカンを配布していました。疲れたときはありがたいです。

今年もちりめんとゼリーをいただきました。昨年とは種類が違いますね。