第7回鶴見川風の音マラソン 参戦記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
鶴見川 東京〜名古屋を新幹線で移動する際には、必ず新幹線は新横浜に停車する。特に名古屋から東京に向う場合、進行方向の左手に見えるのは、新横浜駅前でも日産スタジアムや横浜アリーナのある方向。それなりに街づくりが出来ていると感じる景色である。 新横浜駅の近くには、地下3階・地上42階で高さが149mの新横浜プリンスホテルもあり、駅付近では高さが突出した建物で初めての人には目を引くことは間違いない。東京の都心ほどではないが、こういうような街のあるすぐそばでマラソン大会が開催できるのか不思議だった。
主催者のアクセスマップを頼りに新横浜駅から歩くこと約15分、鶴見川に出くわす。鶴見川は延長42.5kmの一級河川。多摩丘陵が水源で東京都町田市、神奈川県横浜市、川崎市を通り東京湾につながっている。河口では川幅もそれなりに広くなるのであろうが、この新横浜付近での鶴見川はさほど広くもなく、一級河川といってもピンとこない。 それはさておき、新横浜付近の鶴見川沿いには歩道が設けられいる。どうみてもこのあたりに住んでいる人たちの憩いの場になっている雰囲気である。どうやらその歩道を使用してのマラソン大会のようである。
とはいえ本部は、猫の額のような狭い場所。その狭い場所を上手に使って主催者はこの大会を運営している。この大会の主催者(アースランクラブ)は、年間で10大会以上を場所をいろいろと変えながらマラソン大会を開催している。私もこの主催者の大会にはかなり参加している方だと思うが、その中でも一番手狭な感じの大会がこの大会であろう。 関東の1都3県でも割と交通のアクセスのよいところを中心にこの主催者はマラソン大会を開催しているので、場所探しには相当苦労されているのではないか。自分で開催場所を探しているのか、口コミで決めているのか定かではないが、新横浜駅から徒歩圏でマラソン大会を開催するというのは、いろいろな意味で頭の下がる思いである。
コース紹介(コースガイド) → こちらを参照してください。 ようやく20分台が見えてきたレース この日は11月3日(水)。週のちょうど真ん中の日。先週の土曜日(10月30日)に川崎で「第9回多摩川季節のめぐみマラソン」、さらに夕方、お台場で「東京お台場シティマラソン」と2大会にハシゴ。中3日でこの日を迎える。 昔ほど強度の高い練習をしていないこともあり、5km、10km程度であれば中3日もさほど辛くはない。むしろポイント練習くらいのつもりでも臨めばいいと思っている。 この日は5kmにエントリー。スタート時間は、また気温の高い午後1時30分。夏場とは違うので、こ時間のスタートでも気候的には問題が無い。目標タイムは、とりあえず21分台とする。4日前の10kmの途中の5kmの通過タイムが21分59秒なので、控えめといえばそうかもしれない。 この主催者の大会は、このところはショットガンスタート方式。2人くらいずつを5m程度の間隔を開けてスタートさせる。タイムはスタートラインのマットを通過したところから計測するので、理論的には前でも後ろでも同じであるが、人数がさほど多くなければ私は後方からスタートすることにしている。理由は、前方の選手を目標にしやすいこと、もう一つは競った場合には同時ゴールでも後方スタートの方がネットタイムが短くなるので有利になるというもの。
この5kmはペアの選手も入れて総勢30人ほど。後方からのスタートでも、先行した選手をかき分けて前に出るほどのことはない。下見をしておいたので、1kmは4分15秒ぐらいで通過できないかと踏んでいた。ところがスタートしてからしばらくすると背後に一人の選手がくっついてくる。最近はこういうことが滅多になかったので少々驚いた。そのせいというわけではないが1kmの通過は4分03秒。予定よりもかなり早い。ただし体感的にはあまり厳しい感じはないので、そのままで通すことにした。2kmの通過は8分15秒。この1kmも4分12秒なのでまずまずのペース。しかし後方に付いている選手は離れない。「どこまで付いてくることやら・・・」と思っていた頃に向かい風が少々強くなってきた。そのせいかどうかはわからないが、後ろの選手は少し離れた感じ。前からも一人落ちてきたところで2.5kmの折り返し地点となった。私は3番目でターンをする。 折り返し地点で後方を確認すると3人の選手が私の後方にいることがわかった。たかだか30人ほどの中ではかたまっているではないか。今はペースを上げ下げして振り落とすような力は無いので、とりあえず自分のペースを守って走ることを考える。 3kmの通過は12分35秒。この1kmは4分20秒。ペースがだらだら下がってきたせいか、一人の選手に抜かれる。気にせず淡々と走ることにする。しばらくは後ろを走る靴の音も消えたので、他の2人は後方に下がったのかと思っていた。4kmを16分52秒で通過。この1kmは4分17秒。ペースは落ち着いた感じになってきたと感じていたところに、再び靴の音が聞こえてくる。残りも短くなってきたので追い上げてきたのであろうか。 ここまで来たら少なくともゴールくらいは先着したいところ。最近は5kmを21分もかかって走っているが、このレベルの選手であればゴールでのスプリント勝負では負けることはないだろうと踏んでいた。 残り100mを切ったところでペースアップをする。後方の選手も食らいついてくる感じはあったものの、最後は何とか先着した。ゴールタイムは21分06秒。記録証では着順は5番目。後で調べてみると21分05秒の記録のランナーが一人いた。その主は、私より後方からスタートしたランナーだろう。おそらく最初から私の後方にピタッとくっついていた彼ではなかろうか。 まあ、今回は着順はあまり気にしていないのでどうでもよいが、何とかようやく21分の一桁までタイムが縮まってきた。何とか次のステップの20分台がようやく見えてきたという感じ。少なくとも今シーズン中には、何とかまずは20分台に突入したいと思った次第。
本日の戦利品
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