第13回山の村だいこんマラソン大会 参戦記 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
レールマウンテンバイク
コースの下見や試走のことを考えながら若干の観光施設を調べたところ、「Gattan Go!!」のキャッチフレーズで神岡の新たな観光施設となっている「レールマウンテンバイク」で遊ぶことにした。 レールマウンテンバイクというのは、廃止となった旧神岡鉄道のうち、旧奥飛騨温泉口駅と旧神岡鉱山駅の間(片道3km程度)を専用のマウンテンバイクで走るというもの。ノーマル、ハイブリッド、ベンチシート、観覧シート型などこのレールマウンテンバイクにもいろんな車両があり選択ができます。 大会前日の土曜日、午前10時からの部に「ハイブリッド」で予約をしておきました。名古屋からの道中は、雨で天候が心配されましたがレールマウンテンバイクに乗っている間は雨も止み、晴れ間が広がることはなかったものの、廃線後を満喫してきました。
流葉温泉 Mプラザ
奇抜な形状から遠くからもよく目立つ施設で、流葉スキー場のゲレンデのすぐ直下にあります。冬は、スキー客、夏は合宿を行う学生さんたちで多く賑わうのでしょう。 大会終了後の日曜日は、割引券も配られていたので利用する人はそれなりにいましたが、土曜日は通りがかりのマイカー族でしょうか、特にガラガラという雰囲気ではありませんでした。 露天風呂から見える景色はいいですね。ここを利用するのは2回目ですが、この温泉の良さでしょう。またジャグジーもいくつかあり、疲労回復にもいいですね。 さて、今回紹介するのは「温泉パック」です。 この温泉の入浴料は大人600円(宿泊施設の割引券を等を利用すると500円)ですが、この温泉では食事と入浴がセットとなった温泉パック980円を発売しています。温泉パックでの食事は、13種類のメニューから選べるというもの。つまり380円で食事ができるということですね。13種類のメニューは「@ソースカツ丼、Aコロッケ定食、Bかき揚げ丼+ミニうどん、Cチキンカツとじ定食、Dメンチカツ定食、E鶏唐揚げ定食、Fおろしうどん又はおろしそば+小ライス、Gミニねぎとろ丼+ミニうどん、H串カツ定食、Iうどん又はそば定食、Jフライ盛り合わせ定食、Kラーメン+ライス、L豚しょうが焼き定食」です。 私は「ソースカツ丼」をいただきましたが、間違いなくこの温泉ではこの温泉パックがオススメでしょう。
小林荘
6年前にこの大会に参加したときは慌ただしく日帰りをしたのであるが、今回Nさんも一緒に行かれるのであれば、少しゆっくりしてもいいかなと思い前泊することにした。 神岡町内にも宿泊する場所はいろいろあるが、インターネットでいくつか調べたところ、一番気の利いた感じのサイトがこの小林荘だった。「お値打ち飛騨牛プラン プラス1,000円で3つのコースから選べます−しゃぶしゃぶ、すき焼き、焼き肉」というのも食をそそる。土曜日のみ宿泊料金(1泊2食)が6,500円ではあるが、プラス1,000円を加えても7,500円ならリーズナブルだ。 この日の宿泊客は、私たちを入れて全部で5組だった。 家族4人の客(この方からは、後日サイトを見たとメールを頂きました)、私たちと同じ2人連れの客、お一人で宿泊の客。ここまでの3組は明日の大会の参加者。その他にやや太った二人連れの年配の客がいたが、こちらは大会参加者ではなく川釣りのための宿泊とのこと。スキーシーズンはごった返すかもしれないが、秋のこの時期大きなイベントもないので、比較的静かではあった。 事前に注文しておいた飛騨牛の焼き肉セットであるが、肉はやや細切りではあるものの、女将さんが「飛騨牛の最上のものですよ」というだけあって、柔らかく美味しいものであった。本当は大会終了後に打ち上げで食べる方が気分的にもリラックスしていいのであろうが、焼き肉の美味さに負けてついついがすすんでしまった。アルコール燃料も十分入って、明日の準備はOK!
6年ぶりの出場 前日コースの下見に訪れたときは、土砂降りの天気。6年前に訪れたところと同じところとは思えないほど違う印象であったが、大会当日は前日と打って変わってやや暑いくらいの日になった。 6年前の会場は山之村小中学校。今回の会場の「天空の牧場 山之村」からわずかに数百メートルほど離れているだけ。ここはここで田舎の学校という感じでよかったのであるが、観光牧場ができた関係で数年前からこちらに移ったようだ。今年も天気がよかったので問題はなかったが、「天空の牧場 山之村」には、雨を避けるための体育館のような収容施設がないのが難点。しかしながら主催者としては、観光施設のこの牧場にお金が落ちるので、会場としてはこちらの方がいいだろう。まあ明るい雰囲気でもあるので、私自身もこちらの方がいいかと思う。 話は変わるが今回でこの大会も第13回目。初めて参加者が1,000人を超えたそうだ。マラソンブームも手伝っているのであろうが、こういう山あいでの空気のきれいなところでの大会は気持ちがいい。コースはハードであるが、のんびりとしたいい雰囲気のこの大会を多くの人にぜひ知って欲しいと思う。
ゲストランナーは大南姉妹 第13回を迎え、この大会としては初めてゲストランナーを呼んだ。 そのゲストランナーは、大南姉妹。東海銀行→UFJ銀行→トヨタ車体→ユティックと所属は変わったものの、福井県出身でありながら愛知県での生活が長く、名古屋でも有名な双子の姉妹ランナーだ。 現在は、福井県坂井市の染色加工会社「ユティック」の所属ではあるが、一年でも長く現役生活を続けて欲しいランナーだ。 今回、テントを設営したところ、放送で「ただいまからゲストランナーの大南姉妹のサイン色紙の配布を行いますので、本部テントまでお集まり下さい」と。同行のNさんが「本部テントってどこ?」というので、「すぐそこじゃないですか」と私。みると、そこには大南姉妹が座り、ちょっと暇そうにしている。 しかしながら放送が入りしばらくすると、人が集まりだした。早く行った方がいいと思った私とNさんは、すかさずテントに行きサイン色紙をいただく。あらかじめ書いたもので、ビニールの袋に入ったものではあるが、Nさんともども「いい記念になりましたね」と。
コースガイド(コース紹介) → こちらを参照してください。 6ヶ月ぶりの優勝。そして100勝へ大手!
起伏のあるコースなので、タイムの設定は特にしないが、年代別でなんとか6位くらいに入れないかというのが今回の目標。ただいま49歳。来年5月には50歳となる。40歳になりたてのランナーとの勝負は正直言って厳しい。といって最初から諦めているわけではない。上手に練習し、疲労がうまく抜けていけばまだまだ勝負はできる。ただし、一本一本が勝負となるので連戦はできない。 9時30分にハーフマラソンの部がスタート。Nさんの出発を見送り、9時50分の自分のスタートに備える。朝方、同じ走友会のM谷さんに会い、近況を聴く。職場も変わり忙しそうだ。彼も10kmを走る。エースに成長した彼の後ろ姿を見ることはあっても、前を走ることは無いだろうと思っていたが今日に限っては不思議なことが起きた。これは後述する。 さて、今日の作戦は次の通り。 このコースの特徴は、前半3.8kmまでの急峻な登りにある。ところによっては10%くらいあるだろう。トレイルランなら珍しくもない勾配であるかもしれないが、ロードレースとなると半端な登り坂ではない。スタート〜1kmまでは比較的平坦ではあるものの、ここから急勾配〜緩勾配が数度繰り返される。 折り返しまでは無理をせずに、かといって折り返してすぐにペースアップをしても急坂を下る際に大きく脚に負担がかかる。勾配が緩くなってからペースアップをし、全体を上手に走るというものだ。結果からいうと、まずまずその通りに走れた。
折り返してからは、同年代の選手一人を含む3人のグループで、いま登ってきたところをそのまま下っていく。思い切り走りたいところであるが、ブレーキをかけないように気を配りながら下る。 私は、下りも登りもさして得意なわけではないが、今日に限っていえば併走している選手が勝手に脱落していった。6km過ぎて、コースは右へ曲がり細い道を走るコースに変わるのであるが、後続の選手の息づかいは聞こえなくなり、前を走る選手が徐々に近づいてくる。途中で、同年代の選手一人を抜き、総合5位、年代別では2位に上がっていた。 スタートから後塵を拝していた同じ走友会のエースM谷さんの背中も見えてくる。私が速いのではなく、彼の調子が悪いのか、よほど練習ができていないのかどちらかであろうが、どんどん彼の背中が近づいてくる。8km手前でとうとう彼に追いつく。追い抜きざまに彼のお尻に一発「喝!」を入れるが付いてくる雰囲気はない。 さらに彼の少し前を走るスキンヘッドの選手が見えてきた。こちらは、確か同年代の先頭を走る選手。序盤のこぎみよい走りではない。こちらもいただきだ。8kmを過ぎて彼も抜き総合3位、年代別で1位を走ることになる。当初はこういう展開になることは想定していなかったが、ここまで来たら年代別優勝は譲れない。 残り1kmのアップダウンも我慢しながらゴールを目指す。ファミリージョギングの親子連れをかき分けて走ると、スタート地点の天空の牧場が見えてくる。公道から右折すれば100mほどでゴールなのであるが、6ヶ月ぶりの優勝が転がり込みそうなので気を抜くことなく最後まで必死だった。 タイムは39分55秒。このコースなので速いか遅いかはサッパリわからないが、40分を切ったランナーは私を含め3人。6ヶ月ぶりの優勝はもちろん嬉しいが、今回の優勝でこれまで積み上げてきた勝利数も99勝。100勝に王手がかかった大会でもあったのだった。
本日の戦利品
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