第32回能楽の里池田マラソン 参戦記
 2年ぶり2回目となるこの大会です。今回の目的は、ハーフマラソンを走れるだけの能力が出来ているかの確認です。先週の岩手県で開催された「2011奥州えさし国際交流マラソン」に続き2週連続となりますが、@公認コースであること、A一昨年も出場しているので自分自身の力を比較しやすいこと −の2つの理由で再びやってきました。

 今回の目標タイムは1時間18分台。ダラダラと上り続けるこのコースは2回目ですが、意外と難しいコースです。一昨年に出場したときから比べコースの一部が変更となり、折り返し手前の急勾配が200mほど短くなりましたが、前半をやや早めに入ったせいか、先週の疲労が取り切れていないのかわかりませんが、一昨年に比べて後半のタイムが落ち込む結果に。
 タイム的には、目標に1分近く届きませんでしたが、2年ぶり2回目の優勝。さらに、この大会の優勝でこれまでのランニングにかかる優勝回数が通算で100勝に到達しました。

 優勝ばかり狙って、毎週のように転戦されている方もいますが、私の場合は10kmも走ればフルマラソンも走ります。いまは少しお休みしていますがトライアスロンもすればランニングもするというように、どちらかといえばオールラウンドで楽しむことが好きなので、勝ち星が100勝になることについては以前はあまり意識がありませんでした。しかしながら、国盗りを初めてから年間の勝利数が2桁になる年もあり、去年くらいから少し意識がするようになってきました。ここまでたどり着いたのも、家族をはじめ応援してくださる多くの方のおかげであると思います。また次の1勝を目指して頑張っていきたいと思います。

 それから島根県からわざわざ福井県へお越しのHさん。お声をかけていただきありがとうございました。このサイトの愛読者だそうです。来週は、私と同じ鳥取県の大会に出られるそうです。また来週お会いしましょう!
 
●大会名 第32回能楽の里池田マラソン
●開催日 平成23年10月9日(日)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
おこもじ屋〜能楽の里文化交流会館前(福井県今立郡池田町) (地図

大会要項

プログラム

コースマップ

コースガイドはこちら
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●天 候 晴れ、17℃
●参加賞 タオル、アミノバリュー(ペットボトル/完走後)
●結 果 1時間19分43秒
(21.0975km:一般男子45歳〜 優勝、総合第7位)

距離 スプリット ラップ
5km 18分27秒 18分27秒
10km 37分43秒 19分16秒
15km 56分28秒 18分45秒
20km 1時間15分34秒 19分06秒
ゴール 1時間19分43秒 4分09秒
●表彰 賞状2枚、メダル、盾、月桂冠
●過去の戦績
  H21.10.11   第30回大会 21.0975km 1時間18分52秒 総合3位 (年代別優勝) (47歳)
●交通手段等
(往路) 自宅5:51〜名古屋IC〜(東名・名神・北陸道)〜武生IC〜(一般道)〜会場駐車場(町役場)8:09〜会場8:15
(復路) 会場12:18〜池田あきない市〜会場駐車場(町役場)〜渓流温泉・冠荘(入浴)〜武生IC〜(北陸道・名神・東名)〜名古屋IC〜自宅17:17
●費用
参加料 2,000円  
燃 料 4,946円  408.4(km)/10.9(リットル/km)×132(円/リットル)
高速料金 3,900円  ( ETC割引/名古屋〜武生  :1,950円)
 ( ETC割引/武生〜名古屋  :1,950円)
入浴料 500円  渓流温泉 冠荘(日帰り入浴)
合 計 11,346円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者
  (「ハーフマラソン・男子45歳以上」のみ6位まで。★は加藤が参加した部門)
【21.0975km−9時40分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 記録
一般男子 44歳以下 57名 岡村 豊明 愛知県 1゜14’48”
★一般男子 45歳以上 70名 加藤 一郎 愛知県 1゜19’43”
笠島 浩孝 越前市 1゜23’38”
荒木 弘之 福井市 1゜24’04”
田中 博之 愛知県 1゜24’52”
高田 晋司 愛知県 1゜25’30”
水崎 澄夫 福井市 1゜26’46”
一般女子 21名 林 麻美 愛知県 1゜29’48”
【10km−10時35分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 記録
一般男子 76名 松本 高志 大野市 34’52”
一般女子 23名 岡田 裕美 福井市 46’43”
【5km−10時25分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 記録
一般男子39歳以下 49名 三田村 直人 福井市 17’19”
一般男子40歳以上 49名 吉本 正和 大野市 17’17”
一般女子 16名 砂子 睦美 福井市 21’11”
中学生男子 5名 広田 将人 島根県 18’49”
【3km−10時05分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 記録
一般女子 45名 志水 麻紗 兵庫県 10’57”
中学生女子 4名 福岡 弓奈 福井市 13’18”
【2km−9時50分、9時51分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 記録
小学生男子 65名 中村 光輝 あわら市 7’26”
小学生女子 72名 吉村 音々 福井市 7’50”
【1.5km−9時45分、9時46分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 記録
小学1・2年生とその親子 23組 中川 昌之・陽 越前市 5’51”
小学3・4年生とその親子 14組 吉村 卓哉・竜之介 福井市 5’28”
総合計 626人

コース紹介(コースガイド)こちらを参照して下さい。

通算100勝を達成!
 早朝、会場に着いた頃には霧が出ていた。山あいの町・池田町らしいが、スタートをする少し前には霧も晴れ上がり、暑くもなく寒くもないコンディションになっていた。

早朝やってきたときには、池田町は霧だった。

能楽の里文化交流会館脇の受付テント

開会式の様子

今大会のポーターを見つけました

能楽の里文化交流会館内には、能楽の街らしい絵画が掲げられています。


全種目共通のスタート地点は「おこもじ屋」の前の一般公道。ここから写真の奥の方へ走っていく。
 ハーフマラソンの参加者は約150人弱。大規模大会からすれば少人数ではあるものの、一昨年出場したときから比べれば約1.5倍の人数となっている。マラソンブームのおかげだろう。少子化のせいでこの大会の子どもの参加者は横ばいかやや減少しているものの、大人の参加者はどの部門でも軒並み増えている。

 9時40分。最前列から3列目からスタートする。
 今年も集団の後方で構えて走る。スタート直後の集団は10人ほどであったが、1kmほど走ると先頭集団が7人になる。この中に、私と同じ年代(45歳以上男子)の選手は見渡す限りいない。私以外は「44歳以下男子」の選手だ。
 
 最初の1kmの通過が3分36秒。今日は速いと感じなかったのでこのままのペースで走る。しかしながら、2kmほどでややきつくなってきたので、この集団から少し離れてペースを守ることにした。
 4kmあたりで前方から一人遅れてきた選手をパスする。これで総合で6位にアップ。5kmの通過は18分27秒。予定よりも少々早いが、今日はこのペースで行くことにする。


6km過ぎに見えてくる新保ファミリースキー場の駐車場
 6km地点の先に新保ファミリースキー場の施設が見えてくる。ここから先は魚見川を右手に見ながら勾配が少しずつ厳しくなっていく。
 またこの先は、今年から(昨年も?)コースが変更になったところ。7km地点を超えたところで左折し、田んぼの中の細い道路をくねくねと走るように変更された。往路はこの田んぼ道をくねくねしながら上り、復路はくねくねしながら下る。コースがクランク状に曲がるところもあるので、フラフラしているとコースアウトして田んぼに落ちてしまいかねない。

 さてレースの方であるが、前方を見ると5人の集団がややばらけだし、2+2+1で走っている。上りが続くので走力の差が出だしたのであろう。
 さて、自分の方はというと直角コーナーを曲がるときに後方の選手を確認するものの、後続の選手とは相当距離が離れている。さらに同じ年代を表すオレンジ色のナンバーカードの選手は、パッと見た限り視界に入らない。少し安心する。

 しかし今日はここからが大変だった。
 2年前にもここを走っているが、このコースの特徴は緩やかながら折り返し地点に近づけば近づくほど勾配が急になっていく。前半に余裕をもって走らないと後半がきつくなるのは自明である。
 とわかってはいたが、今日は迂闊にも前半やや速めのペースで入ってしまったために、折り返しを待たずに脚が厳しくなってきた。前の選手は見えず、かといって後ろからの足音も聞こえない。完全に単独走だ。


ここが折り返し地点(10.55km)。Uターンしてこんにゃく道場(写真奥左)の方へ下っていく。
 勾配が相当きつくなってきた頃に先頭の4人とすれ違う。先ほどまで2+2+1だったのが、4+1になっている。ここで再度確認したが、私と同年代の選手はいなかった。今日は間違いなく同年代では先頭を走っている。
 こんにゃく道場を過ぎると折り返し地点があった。以前の折り返し地点に比べると200〜300mほど手前になった。田んぼの道ですこし距離を稼いだためだ。今日のように、ペース配分を誤った日にはありがたい(といっても距離が決して短くなっているわけではないが・・・)。

 下りに入って、折り返し地点に向かってくる選手たちとすれ違う。
 44歳以下の選手数人とすれ違い、その後に同年代の選手とようやくすれ違う。1分以上の差はあるようだ。
 下りに入ったので、ピッチを回復し前方を走る総合5位の選手を目標に走る。微妙に差が縮まっていく感じはするものの、向こうも大きく崩れる感じもなくなかなかその差は縮まっていかない。
 
 残り5kmからは下りの勾配も緩くなり、先ほどまでの軽快な足どりが重くなる。とはいえ残り5km。目標タイムに届くかどうかが微妙になってきた。明らかに一昨年の方がいい感じで走れている。前半が速かったのか?それとも2週連続のハーフマラソンで先週の疲れが取れていないのか?
ゴールを目指すランナー。残り750m付近。
盲人のランナーには中学生?の伴走者が併走

 残り4km付近で後続のランナーに一人抜かれる。非常に軽快な足どりだ。折り返し地点でも後続とはかなり離れていたがそこの選手の一人?まるでスタート時間を間違えて出走した力のある選手のように抜いていった選手はガンガン走っていく。これで私は総合7位に後退。

 残り2kmくらいから前方に、ペースを明らかに落とした選手が一人いた。「ゴールまでこの選手を目標に走ろう」と思い頑張る。しかしながら、彼も苦しいだろうが、こちらも余力がない。微妙に差が縮まっていくが、ゴール前の最後の曲がり角まで追いつかなかった。そしてそのままゴール。

 1時間19分43秒。目標の1時間18分台には残念ながら到達しなかった。2週連続のハーフマラソンということを考えればこのタイムでもまずまずかもしれない。
 それよりも通算100勝に王手がかかっていたが、この大会で達成!一つの区切りが出来たのは良かったと思う。

ゴール200mほど手前。応援が多くなります。

ゴールは昔ながらのストップウォッチの計測

ゴール後にはおしぼりのサービスがあります。

次から次へと濡れおしぼりを作るおばちゃんたち。ありがとうございました。

記録発表は少々時間がかかりました。

表彰式の風景(ハーフマラソン女子)。6位までは表彰状、3位まではさらにメダルと月桂冠がもらえます。優勝者は加えて盾がもらえます。

「池田あきない市」と「渓流温泉 冠荘」
 一昨年同様、大会会場のすぐそばで「池田あきない市」に行く。毎年、このマラソン大会と同日にこのマーケットが開催しているようだ。マラソン帰りの客も取り込もうという狙いかもしれない。
 マーケットの規模としては小さいものであるが、一昨年と同様にイワナの炭火焼きは食欲をそそるものがあった。主食たるものを食べようと思ったところ、そば打ちを目の前で行っているそば屋のそばが食べたくなったので400万円を払いおろしそばをもらう。池田町の町内でもそば畑が目立つが、ここで打っているそばは、町内のそば粉を使っているのであろうか。

池田あきない市。一昨年の方が賑やかだったような気がします。

イワナの炭火焼きは食欲をそそりますね。大きさもなかなかのもので450円

目の前でそば打ちの実演

そばの産地の福井県。このおろしそばは400円な〜り。

野菜コロッケなど総菜ものがいろいろとパック詰めされていました。

 池田あきない市を少し冷やかしてから、町内唯一の温泉「渓流温泉 冠荘」で汗を流す。
 今年も入浴料500円を払って利用させてもらったが、ツルツルしたナトリウム泉が気持ちいい。
 また、天然温泉ではないものの、ここの露天風呂がいい。
 一昨年同様、天気も良かったということもあるが、露天風呂から眺める景色がいい。湯温も熱くなく長めにはいることが出来る。露天風呂の横には小さな川が流れる。いいところに温泉を作ったなあと感じた次第である。

渓流温泉・冠荘。大会会場からは5kmほど離れているが、マラソン帰りの選手の多くが利用していた。

番外編

 一昨年の出場時に続き、今年も写真入り完走証が10月21日(金)に届きました。ハーフマラソンの参加者だけの特典(往復コースで、スタートから6km地点での撮影のため)ですが、味わいがあっていいですね。大会事務局様、ありがとうございました。

本日の戦利品

賞状、盾、メダルなど一昨年と同じものをいただきました。変わったのは写真にうつっている子どもたちの成長でしょうか。

こちらは2年前(H21.10.11)の写真