第34回中日西濃駅伝競走大会 参戦記 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
3年連続出場の西濃駅伝です。今年は昨年に比べれば風が弱かったものの、伊吹山からの北風が昨年以上に冷たかったですね。 今年は、一般Aに「まるはちヤング」、一般Bに「まるはちマスターズ」、そして女子に「まるはちシスターズ」の3チームをエントリーしました。昨年比で「+1」チームのエントリーです。こういう駅伝は大人数で参加すると楽しいですね。 昨年、繰り上げスタートの時間を大会役員が間違えたこともあり、今年は各区間ともに先頭チームが通過してから30分で繰り上げにルール改正がありました。 ルール改正でどうなることかと心配されたタスキ渡しも、最終区で「まるはちヤング」が先頭通過から+20分28秒、「まるはちマスターズ」が+8分19秒、「まるはちシスターズ」が+18分37秒と3チームともすべて30分以内でタスキ渡しが成立しました(まるはちマスターズはちょっとしたハプニングあり)。タスキ渡しが成立するというのは、駅伝の醍醐味ですね。毎年1チームずつチーム数を増やして楽しめるといいですね。 今年はアフターレースの宴会場を少しばかり変えましたが、コストパフォーマンスのいい店で飲んべえにとっては、幸せな一日でした。参加された皆さんお疲れ様でした。来年もよろしくお願いいたします。
なかなか来ないシャトルバス
大垣駅前から大会会場までは昨年同様シャトルバスを利用しての移動だ。 昨年は8時ちょうどに大垣駅前を出発し、会場まで16分ほどで到着する至便なアクセだったものの、今年は同じ時間にシャトルバス乗場に行ったところ、待機していたバスは満員で乗れず終い。しばらくするとそのバスは発車してしまった。 待機しているランナーらしき人はどんどん増える一方。かたやシャトルバスはなかなかやってこない。大垣駅前のロータリーには名阪近鉄バスが何台か停まっていたが、路線バスとして待機している車両ばかり。 結局、次のシャトルバスが大垣駅前を発車したのが8時24分だったので、この間20分以上待っていたことになる。待っている間寒かったこともあるが、この待ち時間が異常に長く感じた。 大垣駅までのアクセスを考えると、大垣駅前からシャトルバスを利用する選手の大半はJR利用者であることは容易に想像できる。となれば、JR大垣駅に到着する列車に合わせてシャトルバスの運行をしてもらえないのだろうか。そう考えるのは私だけ? 今年は一般Bの第3区 会場の浅中公園陸上競技場には、私よりも早い列車で既に来ている選手もちらほらいた。 談笑しながらも簡単な打ち合わせをし、その後はそれぞれ指定されたバスに乗ってそれぞれの中継地点に移動する。私が今年担当する一般Bの第3区へのバスの出発は午前9時30分となっている。
この大会のローカルルールとして、各中継地点へのバスの乗車が最終点呼(最終コール)となっている。自分の記憶では、昨年はバスの乗車口にいたアルバイトらしき学生の係員に自分の番号を告げて乗車したはずであったが、今年は乗車する際に紙に自筆の署名まで求められた。こんなところまでやってきて、自筆で署名とは・・・。昨年の大会で何か不正があったのであろうか?
一般B・第3区の中継地点(第3中継所)は「JAにしみの東・八幡神社前」。 バスは第2中継所である海津市役所海津庁舎前を通過し、そのまま第3中継所方面へ走っていく。 結果的にバスは一般Bの第2区のコースをそのまま走り、第3区の中継地点へ向かっていった。 バスの車内は、違うチームの人の相乗りということもあって、遠足のようにはしゃぐ雰囲気でもなく静まりかえっている。護送船団的に中継所へ運ばれていくというのが正しい表現だろう。 バスに乗車してから35分ほどで第3中継所から少し離れた「JAにしみの」に到着した。正確に言えば、ここは「JAにしみ海津集出荷センター」、「JAにしみの海津カントリーエレベーター」、「JAにしみの海津育苗センター」というJAの施設が集まっているところだ。 ここ「JAにしみの海津」は、昨年から第3中継所となった「八幡神社」の西300mほどのところに位置する。この「JAにしみの海津」の駐車場は、ここまで選手を運んできたバス6台あまりを駐車させるのに十分なスペースがあることをみると、昨年からここを第3中継所近くの選手待機場所としたのであろう。
今年の私は一般Bの3区の担当。「JAにしみの東・八幡神社前」から「吉里小学校前」までの8km区間だ。 今回は、時間の都合もありコースの下見無しのぶっつけ本番で走ることにする。記録を狙う場合にはこんなことはしないが、今日は楽しむ駅伝。自分自身の感覚に頼って走ることにする。 「JAにしみの海津」に到着後、役員から注意事項の説明を聞き、着替えて早々にウォーミングアップのため2区の中継地点へ向かう。2区は片道3.3km、往復で6.6km。ウォーミングアップにちょうどいい距離だ。 朝方、走友のNさんにメールを送ると、やはり一般Bの第2区に選手変更でエントリーしたとのこと。こちらが「Nさんの中継地点である第2中継所へ、ウォーミングアップで向かいますよ」とメールをすると、Nさんも「第3中継所に向かって走っていきます」と返信がくる。「途中で会うだろうな」と思いながら第2中継所の海津市役所海津庁舎前に向かって半分ほどの距離を走ったところ、Nさんに会った。2月3日の別大マラソンで一緒に過ごしているので2週間ぶりの再会だ。Nさんは今回は岐阜県の「チームスマイルB」でエントリーしている。さらに少し走ると自チームの第2区の走者・S藤さんにも会う。先ほど浅中公園陸上競技場で別れたばかりですぐの再会だ。 3人で雑談をしながらジョギングをする。15分ほどの時間であったが、Nさんとは今後の予定などを取り急ぎ連絡し、再び各中継地点へ戻っていった。 中継地点に到着した際の係員の説明では、11時25分に荷物バスが次区間へ出発するというので、急いで汗を拭きランシャツに着替えて荷物をまとめる。 今日は気温が低いものの風があまり吹いていないので、走る格好になってもそれほど堪えない。いや、自分が厚着をしているのであまり寒く感じないだけかもしれない。 若い頃はよほどのことが無い限り、一年を通してランシャツランパンおスタイルで通していた。夏冬の違いは、気温の下がったときに手袋をするくらいであった。 しかしながら最近は走るスピードが遅くなったせいか、はたまた歳を重ねて血行が悪くなったせいか、その両方かどうかわからないが、走っても走ってもなかなか体が温まってこない。 今日のように、気温が明らかに10℃を大きく下回っているときなどは、ランシャツの下に長袖シャツ、ランパンの下にはタイツをはいて走るのが定番になりつつある。寒い時に薄着過ぎるとかえって体が動かないので、今日はこのくらいの格好でもちょうどいいかなと思う。 11時35分になったところで「JAにしみの海津」から300mほど離れた中継地点の「八幡神社」横へ移動する。中継地点に最初にやってくるのは、女子の第1区の選手で11時41分頃だろう。自分がタスキリレーをするのは、それよりも遅れること5〜8分くらいだろう。少しずつテンションが上がってくる。
一般B・第3区で爆走?ハプニング? 第3中継所に最初にやってきたのは「女子」部門の「322至学館高校」だった。あとから記録を見ると11時41分43秒に通過していることになる。 「一般B」は、輪之内町役場西を11時05分に一斉スタート(しているはず)。 「女子」部門のスタート場所である第2中継所(海津市役所海津庁舎前)までの8.3kmを、最速の「169東レドリームランナー」でも26分59秒を要しているので、第2中継所の通過時間は11時31分59秒となる。11時30分に第2中継所を一斉スタートした「女子」には約2分の差で追いつかない。 「326星陵高校(11時41分57秒)」、「325県立岐阜商業高校(11時42分36秒)」、「325中部大学第一高校(11時42分50秒)」、「324愛工大名電高校(11時42分53秒)」と「女子」の5チームが通過したあと、「一般B」の最初のチーム「169東レドリームランナー(11時43分04秒)」が第3中継所を通過していく。 今大会のエントリー数は259チーム。棄権したチームを除いても、200チーム以上がここでタスキリレーをしていくことになる。 序盤は、ポツリポツリと中継していたが、11時45分頃から次々とランナーがやってきて中継所は慌ただしくなる。これだけのチーム数となると必ず発生するのがタスキリレーの失敗。大半は次走者が余裕を持ち過ぎて中継地点付近に待機しておらず、前走者が中継地点にやってきても着替えたり、アップをしているというもの。今回、第3中継所でも私の目の前で数チームがこの失敗を犯していた。 どんどん通過していくチームが増え、自チームのランナーが来ずに少々イラッとしてきた頃、巨体をうならせながら第3中継所に向かってくる見覚えのある選手がやってくる。わがチームのS藤さんだ。先ほど、第2中継所と第3中継所の中間くらいで会ったばかりだった。11時48分50秒に無事にタスキを貰う。 S藤さんからタスキを貰うまでに「一般B」が39チーム、「女子」は全27チームの合計66チームが通過。67番目にタスキを貰ったことになる。 ちなみに11時ちょうどに浅中公園陸上競技場を出発している「一般A」の最速チームの第3中継所の通過は「11時56分01秒」(22三菱自動車岡崎)なので、一般Aのハンディがいかに大きいかがよくわかる。 今日の担当区間の距離は8km。3分30秒/kmならば28分ちょうどで走りきることになるが、少し難しそうなので28分30秒を目標に走ることにした。コースは概ね平坦だろうが、途中から針路を北向きに変えて走るのが一般B・第3区の特徴。風の強い日には当然タイムが落ちるので一つの目安として走ればいいだろう。 第3中継所からほどなくして左折すると、目の前には先にタスキリレーをしていったチームが次々と現れる。目の前に66ものチームがいるので、抜いていく目標が立てやすい。 もちろんこの前を走る66ものチームを全て抜くことは出来ないだろうが、一般B・第3区という序盤の区間であれば、見かけの順位ほど選手の差は開いていないので、前を走るランナーをごぼう抜きにすることは可能だ。 結果的からいえば、今日は”ごぼう抜き”を十分楽しむことが出来た。 序盤は「女子」チームを抜いていくことが多かったが、中盤くらいからは「一般B」のランナーばかりが目の前に現れた。 また第4中継点に近づけば近づくほど速いチームだけが残っているので、近づいていてもなかなか抜いていくのが大変だったが、今日は珍しく次の中継地点まで一人のランナーにも抜かれることもなく中継することが出来たのだった。まさに”ごぼう抜き”だったかもしれないが、気分的にはマリオカート状態だった。
今日苦労したことは、下見をしていないためにペース配分が今ひとつわからなかったことだ。 またこの大会には距離表示の看板がないので、距離表示の看板を見ながらペースを作るということも出来なかった。 しかしながら道路の舗装面をよく見ると、道路に黄色で1kmごとらしき距離表示のペイントがしてあった。今回はこれを目安に次の中継地点の吉里小学校を目指して走ったのだった。 相当数のランナーを抜いてたところで「あと1km」の表示。中盤から後ろにくっついて走るランナーがいたことには気がついていたが、ここからペースを上げて振り切る。中継地点の手前で目の前のランナーをもう一人抜こうと試みるが、そのランナーには抵抗されて抜くことが出来なかった。 第4中継点には12時17分35秒に到着。 この8kmで「一般B」のランナーを23人、「女子」のランナーを19人の合計42人抜いてきた。タイムは目標の28分30秒を15秒ほど下回る28分45秒であったが、久々のごぼう抜きを楽しむことが出来た。ここまではよかった。ところが・・・である。 第4中継地点に到着しても、次走者のG藤さんがいない。 繰り上げスタートで、次走者が既に走り去って中継地点にいないことは何度も体験したが、次走者の繰り上げスタートでもなく中継地点に到着したにもかかわらず次走者がいないことを自ら体験したのは初めてだった。 「まさか自分が!」と思いもよらぬ事態が発生したが大声でG藤さんを呼ぶ。こういうときの時間は長く感じるものであるが、大声で呼んだせいか比較的早くG藤さんは現れた。あとでストップウォッチを止めて、記録と照合するが”10秒”ほどのロスだったが、体感的には15秒ほどに感じた。 この10秒が最終的に順位に影響が出ると非常に悔やまれるが、ゴールでは前のチーム(19位)と1分7秒差あり追いつけず、また後ろのチーム(21位)とは7秒差で振り切り、この10秒が順位には全く影響を与えなかった。ホッとしたものの、今回ばかりは少々冷や汗の出る思いだった。 今回は愛嬌ということで次回はきちんとお願いしますね。
タスキが最後までつながりました! 最終区では出場した3チームのうち、「まるはちヤング」が先頭通過から+20分28秒、「まるはちマスターズ」が先頭から+8分19秒、「まるはちシスターズ」が先頭から+18分37秒と3チームともすべて30分以内でタスキ渡しが成立し無事ゴールの浅中公園陸上競技場に戻ってきました。 駅伝の醍醐味であるタスキ渡しを今回は3チームとも達成し、駅伝の楽しさを満喫できたかと思います。来年もまた大挙して参加したいと思います。
参加賞の再考を この大会はJR大垣駅から大会会場までシャトルバスを運行したり、またスタート・ゴールの浅中公園陸上競技場から各中継地点までバスで選手を運んだりと運営には非常に骨が折れ、また経費もかかっていることは容易に想像できる。 全コースの合計が40kmを超えるような本格的な駅伝が少ない中、今年で34回の回数を積み重ねて実施されてきた「西濃駅伝」に対しては、頭の下がる想いがある。
せっかくここまでローコストで抑えてきたものの、ここ3年ほどの参加賞はいかにも安易な感じだ。100均ショップでいかにも売ってそうなものばかりだ。 もちろん参加賞欲しさにこの大会に来ているわけではないので、それほど参加賞にこだわるべきではないかもしれないが、せっかく参加したのであるからにはそれなりの参加賞がやはり欲しい。 中には参加料をとことん下げて、「参加賞など必要ない」という方もいるかもしれないが、私はそれなりにお金を払って、それなりの参加賞をもらうのが好きだ。 参加賞というのは、その大会のアイデンティティーでもあるので、主催者側としても少しこだわって欲しい部分である。それだけに今年の参加賞も 昨年に続き少々がっかりした。 アンケートなどを通して、参加費用や参加賞について選手に尋ねてみたらどうだろうか。 懇親会 今回の懇親会の会場はJR岐阜駅1階の「西安刀削麺」というお店。昨年利用した「本日開店」という居酒屋のすぐ隣にある。 昨年、たまたまトイレに行く途中で「飲み放題かつ食べ放題で2,980円(120分限り)」というチラシが貼り出されているのを見つけた。「来年はここで!」という想いで一年が経ったが、あのチラシが印象深く覚えている人が多かった。 幹事のI神さんがきちんと予約しておいてもらったおかげで、今年は昨年よりもさらに1,000円も安い予算で懇親会が開催できた。難点といえば、20人くらいがMAXの収容人数か。料理もまずまずで個人的にはかなり楽しめました。幹事さんありがとうございました。この人数でしたら、来年もここで開催しましょう!選手の皆さんお疲れ様でした!
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