第16回白馬スノーハープクロスカントリー大会 参戦記
 昨年に引き続きの出場です。
 今回は走友のN村さんが東京から遠征されてくるということで、現地で落ち合い、レース後は松本市内で風呂に入り松本駅で解散と慌ただしいスケジュールでしたが濃密な一日でした(さらに帰宅後は17時30分から翌朝まで宿直勤務でした)。
 
 さて大会の方ですが、約一ヶ月ぶりのレースです。起伏のあるところでの練習がほとんどない状態でのぶっつけ本番(昨年も)でした。
 会場の白馬スノーハーブにやってくるのは3回目ですが、今回は3回目の中で一番グランドコンディションが良かったです。ぬかるんでいるところはほとんど見られず、終始走りやすい路面でした。
 スタートしてからは、3回の中で一番ゆっくり走り出した感じで、序盤の2kmくらいまでは昨年よりも路面がいいにも関わらずペース的には遅く、今回は後半に備えました。
 序盤から同年代の選手が一人、さらに1km過ぎから同年代の選手に一人抜かれ中盤は3番手でレースを進めていましたが、3km付近で前を走る同年代の選手に追いつき、最後の折り返しで序盤から先に行かれていた選手にも思いがけず追いつきました。
 メイン会場での最後の100mで勝負をかけようと、その後はぴたりとその選手の後ろについて機を待ちましたが、残り150mほどでノーマークの同年代の選手に後方からすごい勢いで抜かれます。一瞬の出来事でギアチェンジし慌てて追いかけるものの追いつかず、また、先ほどまでぴたりと付けていた選手にもゴール前で刺しかえされ、結局同年代のトップの選手から3秒遅れの年代別3位でゴールしました。

 練習していない割には、それなりにまとまった感じはありましたが、僅差を制することなく3位という結果は悔しいレースでした。来年はキチンと練習して圧倒的な差で再度優勝を目指したいと思います。
 
●大会名   第16回白馬スノーハープクロスカントリー大会
●開催日 平成25年7月21日(日)
●コース
 /大会要項

 /プログラム
白馬スノーハープ発着(長野県北安曇郡白馬村) →詳細地図

大会要項

プログラム

コースマップ
コースガイドはこちら
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●天 候 晴れ、25℃くらい
●参加賞 リュックサック、各種割引券
●結 果 15分22秒 (4km :総合第25位、男子50〜59歳  第3位)
●表 彰 賞状、メダル
●過去の戦績
第15回 H24.7.22 4km 15分26秒 年代別第1位 (50歳)
第12回 H21.7.19 4km 16分58秒 年代別第5位 (47歳)
●交通手段等 【往路】
自宅5:14〜(一般道)〜名古屋IC〜(東名)〜小牧JCT〜(中央道)〜岡谷JCT〜(長野道)〜豊科IC〜指定駐車場(佐野坂スキー場)8:13/8:17〜(シャトルバス)〜会場8:21(N村さんと合流)
【復路】
会場11:46〜(シャトルバス)〜指定駐車場11:51/11:55〜(一般道)〜豊科IC〜(長野道)〜松本IC〜(一般道)〜湯の華銭湯 瑞祥13:10(入浴・昼食)14:05〜(一般道)〜松本駅14:10(N村さん送迎・解散)14:11〜(一般道)〜松本IC〜岡谷JCT〜(中央道)〜駒ヶ岳SA(休憩・お土産購入)〜小牧JCT〜(東名)〜名古屋IC〜(一般道)〜自宅16:45
●費用
 
参加料 3,000円  
燃料 6,685円  534.8(km)/12.0(km/リットル)×(150円/リットル)
高速料金  4,950円
 (ETC割引/名古屋〜安曇野) 2,450円)
 (ETC割引/安曇野〜松本) 200円)
 (ETC割引/松本〜名古屋) 2,300円)
入浴料 650円  湯の華銭湯 瑞祥(松本)
合 計 15,285円  
●種目、参加者(申込人数、★は加藤が参加した部門)及び各部門の優勝者(4km一般男子50代は3位まで)
【駅伝1.5km×6区間−7/20(土)14時00分スタート】
区分 申込者数 優勝者氏名 住所  記録
小学生 39チーム 腰越JSC選抜 長野県 32’29”
【駅伝1.5km×4区間−7/20(土)15時00分スタート】
区分 申込者数 優勝者氏名 住所  記録
中学生男子 45チーム 腰越JSC 中学生男子選抜 長野県 19’09”
中学生女子 29チーム 駒ヶ根東A 長野県 21’31”
【駅伝4km×4区間−7/20(土)15時40分スタート】
区分 申込者数 優勝者氏名 住所  記録
一般男子 56チーム チームNDFA 長野県 52’53”
一般女子 7チーム 松代高校 長野県 1゜20’07”
一般男女混合(男3、女1) 27チーム 吉だん蜜 富山県 57’58”
一般男女混合(男2、女2) 23チーム 味ポンと愉快な縣へ最速集団 長野県 1゜05’18”
一般男女混合(男1、女3) 6チーム コナミスポーツクラブ高崎C   1゜31’00”
ファイヤーマン 22チーム 長野市消防局A 長野県 59’24”
【1km−7/21(日)9時30分スタート】
区分 申込者数 優勝者氏名 所属クラブ等  住所 記録
小学生1、2年男子 89人 中村 伸太朗 ぼんクラブ 千葉県 3’46”
小学生1、2年女子 50人 牧内 大華 腰越JSC 長野県 4’04”
【1km−7/21(日)9時40分スタート】
区分 申込者数 優勝者氏名  所属クラブ等 住所  記録
小学生3、4年男子 123人 二村 昇太朗 A.C.TOYAMA Jr. 富山県 3’32”
小学生3、4年女子 92人 伊東 夕波 野田ジュニア 千葉県 3’39”
【1.5km−7/21(日)9時50分スタート】
区分 申込者数 優勝者氏名  所属クラブ等 住所  記録
小学生5、6年男子 152人 眞田 稜生 上田真田クラブ 長野県 5’00”
小学生5、6年女子 133人 高橋 凜 駒ヶ根中沢RC 長野県 5’19”
【4km−7/21(日)10時00分スタート】
区分 申込者数 優勝者氏名  所属クラブ等 住所  記録
中学生男子 105人 高木 航志 腰越JSC 長野県 13’16”
中学生女子 55人 田中 ジェシカ 腰越JSC 長野県 15’29”
【4km−7/21(日)10時30分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名  所属クラブ等 住所 記録
高校生男子 13人 廣瀬 翔 飯山北高校 長野県 15’04”
高校生女子 9人 酒井 理紗 須坂園芸高校陸上部 長野県 15’40”
一般男子29歳以下 27人 中村 徹 柏崎市消防本部 新潟県 13’28”
一般男子30代 28人 藤沢 優一 上燃 大屋北 長野県 13’57”
一般男子40代 50人 阿部 一彦 紅い絆 新潟県 13’48”
★一般男子50代 37人 轟 哲郎 きたながのRC 長野県 15’19”
嘉部 勝喜 大星ビル管理(株) 長野県 15’21”
加藤 一郎 名古屋市役所走友会 愛知県 15’22”
一般男子60代 33人 塚田 義一 能生町陸上クラブ 新潟県 16’00”
一般男子70歳以上 18人 横田 俊泰 万葉健友会 富山県 18’02”
一般女子39歳以下 16人 松澤 加奈子   長野県 17’30”
一般女子40歳以上 25人 古林 明子 流星 静岡県 20’03”
【8km−7/21(日)8時30分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名   所属クラブ等 住所 記録
一般男子 222人 馬場 直人 中野立志館高校 長野県 27’18”
一般女子 53人 前島 紀子 石井クラブ 長野県 32’44”
総合計 2,424人  

走友のN村さんと合流
 大会の2日前の7月19日(金)に東京に出張に行った。帰りに東京駅近くの八重洲で走友のN村さんと一杯飲む。この日はちょうどN村さんの誕生日。単身赴任中なので、少しばかりでもお祝いをしてあげたいと思う。しかしながらいつものごとく、東京での飲む場所はN村さんにお願いし決めてもらっている。
 今回は八重洲で30分299円で飲み放題という、飲兵衛にとっては素晴らしい店屋を見つけてくれた。飲み放題分はセルフサービス。ドリンクバー感覚でビールを自分で注ぎに行く。こんな程度ことでこの値段になるとは恐ろしい。缶ビールを買って飲むよりかえって安いではないだろうか。利益が出るのかどうか心配となるが、東京ではこういう店屋もあるのかと感心する。1時間半ほどこの店にいたが、やはりかなり割安な感じの店屋であった。


一緒に参加したN村さんと、帰りに松本市内で入浴と昼食を共にしました。
 私は新幹線でこの日のうちに名古屋へ帰宅。N村さんとは2日後に再び長野県・白馬で落ち合うことになる。
 私は早朝に名古屋を出てくることになるのであるが、N村さんは新宿から夜行のムーンライト信州で白馬入り。レース後は日帰りで東京に戻られるので、交通費は青春18切符の一日分2,300円+指定席510円+α。体も鉄人級であるが、お金の使い方も鉄人級で非常に上手だ。

 帰りの接続列車のこともあったので、松本までN村さんを送りがてら松本市内の温泉で一緒に入浴をし汗を流す。一緒に大会に参加し、一緒に風呂に入るというのは楽しい。ただし今回は距離の短いレースで、N村さん本来の実力を出し切れなかったのが残念であった。来週の皇居での30mレースでは、実力を存分に発揮し頑張って欲しいと思った。
 この日N村さんと一緒にいた時間は6時間弱。短い時間ではあったが濃縮した時間だったと思う。また、一緒に遠征に出かけましょう!

コース紹介(コースガイド) →
こちらを参照して下さい。

昨年に引き続きの出場
 この大会に出場するのは今回で3回目。昨年に引き続きの出場である。
 何年か前から、練習後の疲労回復に時間がかかるようになってきたと感じるようになってきた。加えて夏の暑い日の練習後のダメージは大きく、最近はなるべく涼しいところで練習するように心がけている。また出場する大会も、7月、8月、9月はなるべく涼しいところを選ぶようにしている。

 この大会は、わが家から日帰り参加が十分可能で、距離も短くレース後のダメージも残りにくい。雨の日や雨上がり後の数日間の場合は、グランドコンディションが悪くなるのは少々冴えないが、それを割り引いても標高約750m、北アルプスの見える爽やかな環境のレースというのは非常に心地よい。会場が長野オリンピックで使用されたクロスカントリースキーのメイン会場というのもさらにテンションが上がる。私の中では、引き続き来年以降も出場をしたい大会の一つである。

会場駐車場が満車のため、今年も佐野坂スキー場の駐車場へ自動車を駐めてシャトルバスで会場へ移動。

今年も長野オリンピックの時の施設は健在。この管理棟には長野オリンピックの時のシンボルマークが誇らしげに輝いていますね。

今日は天気が良く、屋外に陣取る人が多かったと思います。

受付は、今年も例年と同じプレハブ小屋の中。

テントを持ち込んで張っている人が多かったですね。

芝生のグランドが広く気持ちがいいです。

遠くに北アルプスが見えます。雪渓がたくさん残っていますね。

子ども向けのショップ

こちらはディアドラのショップ。ランニング関係のものは少なかったですね。

吉本の芸人さんたちもたくさん出場していました。黒い日傘をさしているのは宮川花子さん

ゴール前の詰めの甘さで・・・
 早朝の白馬は涼しかった。標高は750mほどのところであるが、ここは森林が多いせいか愛知県内の同じ標高のところより涼しく感じる。

 今日のスタートは10時30分。例年と同じ時間のスタートである。
 しかしながら、時間が経てば経つほど陽が昇るため気温が上昇し、スタート時間が遅い選手たちは上昇する気温に苦しむ。毎年思うが、涼しい時間帯に子どもたちを優先するせいか、大人たちは後回しの時間帯となっている。

 ウォーミングアップを終え、ストレッチ、ウィンドスプリントを終えてスタートラインに行く頃には、それなりに汗をかいていた。先月出場した「平川市たけのこマラソン大会(青森県平川市)」のスタート時の方がはるかに涼しい。


スタート位置から前方を臨む。今年は晴天続きで芝生がぬかるむことはなかった。
 10時30分。スターターのやや長い講釈があった後にスタートの合図で一斉にスタートをする。今年は、大会開催の直前まで雨が降っていなかったこともあり、メイン会場の芝生もぬかるむことなく気持ちよくスタートする。
 最初に参加したときは、このスタートの合図と共にスタートをし、後半メロメロになってこのコースにおいては前半頑張ってはいけないことを学び、2回目に出場した昨年の大会ではそれを教訓とし、スタート直後はかなりゆっくり入った。3回目の出場となった今年はさらに遅いペースでスタートをする。高校生や20代、30代の選手が前をどんどん走っていくが気にせず、オーバーペースにならないように”これでもか”というくらい遅いペースで芝生の上を走っていく。

 200mほど走ると芝生グランドに別れを告げ、土のクロスカントリーコースに入る。ここではこのコースの最初の登り坂が待ち受けている。最初に出場した年は、ここで頑張りすぎて後半がメロメロになった苦い思い出がある。昨年に引き続き、このコースを上手に走るためには、「ここでぐっと堪えて頑張らないことが一番」と自分に言い聞かせて頑張らないようにする。
本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP
1km 3’49” 3’49”
2km 7’35” 3’46”
3km 押し忘れ
ゴール 15’22” 7’47”
 
 私の目の前には、すでに20人以上の選手が走っているが、その中に私と同じ5530番の選手(=50歳代男子)が一人走っている。既にその差は10m以上。自分のコンディションもベストからほど遠いので、「今日はこのまま行かれてしまうのかなぁ」と思いながら走る。最初から無理について行ってしまっては4年前と同じことになるので、ペースを崩さないように走ることとする。

 ところがこの最初のヤマを超え、再び芝のメイン競技場に戻ってきた頃、5507番の選手にも抜かれる。50歳代で3番目に後退。ただし、この選手は走りっぷりからすると登りが苦手そうなので、後半には何とかなるかもしれないと感じる。

 2km付近の給水で水を取り背中にかける。わずか2kmにもかかわらず体がヒートアップしているのでこの給水所はありがたかった。ここからしばらくは、競技場の管理棟の裏を走る。平坦から少し下りとなるコースだ。ここで少し息を整えながら、次の登り坂に備える。

スタート直後の小学生たち

この日のダート部分はぬかるむことなく、3回目の出場で一番コンディションのいい状態でした。

2km地点の給水。ミストシャワーもありがたいですね。

管理棟の裏もコースの一部

管理棟から見るとこんな感じで選手が走っていきます。

犬を連れて走っている選手もいました。8kmコースなので犬もバテ気味・・・。

 コースを右折し登り坂に入ると前を走る集団との距離が開きだした。「最後の1kmが勝負」とここでのペースアップも我慢する。ペースアップを堪えて坂を登り切ると、再び芝生が見えてきた。ここから先も少し登るが、先ほどのような急ではない。5507番の選手にこの辺りで追いつき追い抜く。ここで年代別で2番手に戻る。
 このコースの最初の折り返しをし、最後の折り返しに向かおうとすると、少し前に5530番のナンバーカードが目に入ってきた。スタート直後に10m以上先を走っていた選手だ。この選手を抜けば年代別でトップになる。こちらがペースアップをしたのではなく、先行する5530番の選手のペースが落ちてきたので結果的に近づいてきたのだろう。こちらも余裕があれば、最終折り返しを待たずに一気に抜き去るところであるが、こちらもそれほど余裕が無いので、競技場でラスト勝負にかけることにした。
 最終折り返しからは下り坂。気がつかれないように後ろについて走る。ゴール前の50〜100mを勝負ポイントにしようと考えた。その程度の距離ならばラスト勝負に持ち込めそうだろうと。

競技場に戻ってきてからの最後の勝負処だったのですが・・・
 ところがである。
 満を持して、ラストスパートをかけようとしていたところ、ゴールの150mほど前ですぐ横を凄まじい勢いで抜いていく選手がいる。ナンバーカードは5518番。なんと同じ年代の選手ではないか!「いかん!」と思い、こちらもすぐさま追いかけるものの、ワンテンポの遅れは痛恨の出遅れだった。ゴールが近づいてもその差は全く縮まらない。むしろやや開いたくらいだった。「間に合わない・・・」と思った瞬間に、先ほどまでぴたりとくっついていた5530番の選手にゴール前で、再び追い抜かれる。そしてゴール・・・。めまぐるしく順位が変わった最後の150mだったが、その中で一番悪い3番手でのゴールと、僅差を一番悪い形でのゴールで、悔しいゴールだった。
 接戦をモノにするのは気持ちがいいが、接戦での敗戦は落胆が大きい。来年は、大差のゴールで今回の借りを是非とも返したいと思ったこの日のゴールだった。

ゴールする8km部門の選手たち

ゲストの野尻あずささんもゴール後選手に声かけをしています。

記録証はすぐに交付

高原といえどもゴール後の体はオーバーヒート。給水所に選手が溜まっていました。

残念ながら僅差を制することが出来ずに3位。久しぶりのバトルで刺激になりました。

本日の戦利品

このメダルは、大きくてデザインが恰好いいものです。昨年のゴールドに引き続き今年はブロンズ。