第18回横濱イヴニングラン・10Kレース 参戦記 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
徒歩ルートガイド(JR根岸駅〜根岸森林公園) → こちらを参照してください。 コース紹介(コースガイド) → 第15回大会と同じです。こちらを参照してください。 3回目のイヴニングラン 今週の水曜日、深夜遅くに名古屋の自宅から単身赴任先の千葉県市川市に戻ってきた。お盆休みは8日間。この長期休暇を利用してすることといえば、今の自分には走り込みしかないだろう。 単身赴任先の平日は、ほぼ一部練習。1時間程度のジョグがメイン練習なので、どうしても脚づくりが出来ない。週末に走り込みをすれば良いのであるが、今年は単身赴任元年。とりあえず、あまり行ったことのない関東地方の大会巡りに精を出す。こんなことばかりしているとその影響はすぐにレースに現れる。走り込み不足のため脚が出来ておらず、中盤から終盤失速することが多くなる。自業自得と言えばそれまでであるが、大事なレースの前はキチンと練習を積んでいく。涼しくなったら本格的な練習モードに入って行くことにしようと考えている。 それはさておいて、この日は朝から雨が降ったり止んだりで、気温はさほど高くはなかったものの、蒸し暑く私の一番苦手な気候コンディションとなった。この日の参加者も7月と比べると減って全部で20人。いくらイヴニングランのスタートが夕方の5時とはいえ、関東地方の平地でこの暑さを回避するのは困難だ。暑くてあまり走る気がないこの日のレースはとても辛かった。
3回目となるこの大会、今回は前回と違いやや早めに根岸森林公園に到着。ところが、責任者である牧元さんの到着が遅れ、受付が滞っていた。練習会のような大会なので、目くじら立てずにこのあたりのことは愛嬌と考えた方がいいだろう。 1周約1.3kmのコースを2周ほど走って受付場所に戻ってくるが相変わらず牧元さんが現れない。 受付場所の付近には「加藤さんの名前、エントリー漏れですよ」とメールで連絡していただいた横浜市のK藤さんがいたのでお礼をしておく。わざわざ連絡していただけるとは、何とも律儀な人だと思う。 しばらくK藤さんと話し込んでいたところ、ようやく牧元さんが現れ受付が始まった。受付といってもナンバーカードとTシャツを受け取るだけ。選手としては、ナンバーカードをユニフォームに取り付けるだけのことだ。 ここ2回ほど同じカテゴリーで走っている横浜市のT城さんからは「今日はライバルが来ていますよ」との情報。私にとっては、まだまだ関東地方はアウェー。どこにどんな選手がいるのか、1〜2年くらいかけて覚えていかなければならないだろう。「ライバルですよ」と言われてもピンとこない。毎度のことであるが自分の走りを心がけるだけしかない。それ以外に「ホームページ見てますよ」と声かけしていただいた方、ありがとうございました。
蒸し暑かった3回目のイヴニングラン 過去2回よりも少し遅れて、牧元さんが選手を集めてスタート位置に向かう。毎回親切に給水の事やら周回数のことなど教えていただけるのはありがたいが、常連さんも多いので、特段変更が無ければ常連さんだけはこの説明会は免除してもいいような気がする。 午後5時少し前にこの日はスタートした。時間通りにスタートするものだと思い込んでた私。スタート前にウインドスプリントをして、スタート地点に戻ってくる途中で、遠くの方で前述のK藤さんが「もうすぐスタートですよ〜!」と私の方に向かって声をかけてくれる。予告もなくスタート時間が変わったため、スタートに間に合わなかったことが一度ある。スタート時間に合わせて調整するので、スタート時間はきちっと守って欲しいところ。とはいえ、こういうことはたまにあるので注意しなければならない。今日はK藤さんにスタート前も助けられた。本当にありがたい人だと思う。
3周目で給水をしようと、あらかじめ預けてあるマイボトルを取ろうとしたところ手が滑ってボトルを取り損ねる。戻って給水をするかどうか迷っていたところ、後方から誰かやってくるのが見えたのでこの周は給水を諦め次の周回で取ることにする。さすがにこの1周は給水無しで走るのは少々きつかった。 その影響で急激にペースダウンをしたとは思わないが、体の内側から発する熱を抑えるのが辛くなり、ペースダウンを余儀なくされた。 4周目では給水をしくじらないようにややペースを落としてボトルをキャッチ。口に一口二口と含む。急激な給水のせいではないだろうけど、この一周はなぜか苦しかった。このあたりから日が陰り、若干涼しくなってきたような感じがした。 5周目、6周目と同様に給水もしたが、その他にボトルの中のスポーツドリンクを体にかけて暑さを凌ぐ。練習中だったら、スポーツドリンクを体にかけるなど、あとで体がベタベタするようなことはしないがレース中ならやむを得ない。今日は飲料用のドリンクと体の冷却用の水と二つ用意すべきだったと少々後悔する。 ペースが上がらないまま、スタート地点の7周回を終える。残りは900mほど。前回より大幅にペースが遅いにもかかわらず、ここまで先頭を走り続けていた。背後に誰かが付いている雰囲気は感じない。「今日はこのペースで優勝?」と思った瞬間、台風のように横を過ぎ去る選手がいた。本当に一瞬の出来事であった。追いかける気力も失わせるほどの、強烈な抜き方だった。それも残り250mほどのところだろうか。 終盤に抜かれる場合は概ねラストスパート。たいていは徐々に足音が近づいてきて、その気配を感じる。多少は、こちらも死んだふりをしながら、刺し返したりすることもあるが、この日はそんなことを微塵も感じることがないほどの凄いものだった。もちろん抜いていった主は、T城さんの教えてくれたライバルさんだった。野球で言えば、打たれた瞬間に「ああ、場外ホームラン」と、ピッチャーが打球を視線で追うこともなく、マウンドにしゃがみ込むようなそういう心境と言ってもいいかもしれない。完敗といってもいいだろう。 いずれどこかで再び競うことになりそうなので、その時はよろしくお願いいたします。
本日の戦利品
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