第7回くまがや地獄の夏マラソン 参戦記

 昨年は、たしか会場の整備の関係で開催が出来なかったということで、2年ぶりの開催になります。
 ネーミングも「くまがや夏マラソン」→「くまがや地獄の夏マラソン」と”地獄の”を加えましたが、残念ながらこの日はネーミングとは裏腹に気温も21℃程度とこの時期にしては涼しく、熱中症になるような方は見られず、ネーミングとは期待外れの大会となってしまいました。とはいえ、安全に大会が開催されるのが一番ですので、主催者のアースランクラブさんもホッとしているところではないでしょうか。

 さて、私の方はといえばここ10日間ほどは風邪で、23日に走った「第23回国境マラソンin対馬(長崎県)」以降も相変わらず体調がイマイチで、練習量は激減でこの日を迎えてしまいました。距離は先週に比べれば半分ですので、気分的には楽ですが、体の方は相変わらず動かず苦しいレースでした。
 前回は、熊谷スポーツ文化公園の陸上競技場外でのレースの開催でしたが、今回は陸上競技場を借り切っての開催ですが、調べたところ一日借り切っても5,660円、また関連施設で集会室も1,230〜2,400円、放送施設も720円とさほど高い料金でもないので、たまには陸上競技場を利用した大会の開催もいいなと思いました。
 ちなみに、この熊谷スポーツ文化公園陸上競技場ですが、東日本実業団駅伝競走のゴール地点(スタートは埼玉県庁)ですので、関東地区のランナーにはお馴染みの場所であることを付け加えておきます。
 

●大会名 第7回くまがや地獄の夏マラソン
●開催日 令和元年6月29日(土)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
熊谷スポーツ文化公園陸上競技場発着(地図)(埼玉県熊谷市) 

大会要項 

プログラム

コースマップ
コースガイドはこちら
いずれもクリックすると拡大します
●天 候 くもり、21℃くらい
●参加賞 Tシャツ(選べる参加賞から)、スポーツドリンク、リ・ソビーム
●結 果 21分35秒(5km 総合 第16位、男子55〜64歳 第1位)
●表彰 賞状、メダル
●過去の戦績
第6回    H29.7.1    4.2km   16分55秒   年代別第1位   (55歳) 
●交通手段等
【6月29日(土)】
徒歩 マンション 8:20 本八幡駅 8:29
地下鉄 本八幡 8:30 岩本町 8:58 都営新宿線
徒歩 岩本町駅 8:58 秋葉原駅 9:07
JR 秋葉原 9:10 上野 9:14 山手線
上野 9:31 熊谷 10:30 高崎線
路線バス 熊谷駅 10:40 くまがやドーム 10:58 国際十王バス
徒歩 くまがやドームバス停 10:58 会場 11:03
【第7回くまがや夏マラソン 5km 12:00スタート】
徒歩 会場 13:52 くまがやドームバス停 13:57
路線バス くまがやドーム 14:00 熊谷駅 14:20 国際十王バス
JR 熊谷 14:36 上野 15:40 高崎線
上野 15:55 秋葉原 15:58 山手線
15:52 15:55
徒歩 秋葉原駅 15:58 岩本町駅 16:07
地下鉄 岩本町 16:11 本八幡 16:39 都営新宿線
徒歩 本八幡駅 16:39 マンション 16:49
※ 赤色の時刻は、実際に出発(到着)した時刻。青色の時刻は、出発(到着)予定時刻
●費用
参加料 3,000円  
地下鉄 0円 (本八幡〜岩本町/往復/定期券区間)
JR 2,288円 (東京〜熊谷/往復)
国際十王バス 412円 (熊谷駅〜くまがやドーム/往復)
合 計 5,700円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。5km男子総合は6位まで、男子55〜64歳は3位まで (★は加藤が参加した部門
【42.195km−9時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 記録
男子総合 (142人) 田村 亮 群馬県 2゜44’49”
男子〜24歳 5人 今中 智樹 埼玉県 3゜22’35”
男子25〜34歳 27人 田村 亮 群馬県 2゜44’49”
男子35〜44歳 38人 萩島 慎一 茨城県 2゜51’44”
男子45〜54歳 40人 中西 基晴 大阪府 3゜16’09”
男子55〜64歳 27人 矢嶋 寿也   3゜20’43”
男子65〜84歳 5人 中川 多津雄 埼玉県 3゜53’33”
女子総合 (12人) 塚本 美紀 埼玉県 3゜42’23”
女子〜44歳 7人 小柳 恵 千葉県 4゜26’12”
女子45〜64歳 5人 塚本 美紀 埼玉県 3゜42’23”
駅伝 45組 熊谷市役所 陸上部 埼玉県 2゜28’23”
【30km−9時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 記録
男子総合 (56人) 平出 亘 東京都 1゜58’30”
男子〜34歳 9人 佐藤 玲央人 群馬県 2゜05’09”
男子35〜44歳 13人 平出 亘 東京都 1゜58’30”
男子45〜54歳 25人 中川 博之 埼玉県 2゜09’05”
男子55〜74歳 9人 伊藤 公博 東京都 1゜29’07”
女子総合 (8人) 鈴木 有美子 福島県 3゜00’41”
女子〜54歳 8人 鈴木 有美子 福島県 3゜00’41”
駅伝 4組 霞酒の会 茨城県 2゜08’22”
【21.0975km−9時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名  住所 記録
男子総合 (144人) 吉田 拓矢 埼玉県 1゜17’17”
男子〜24歳 18人 吉田 拓矢 埼玉県 1゜17’17”
男子25〜34歳 30人 堀内 翔太 東京都 1゜21’13”
男子35〜44歳 48人 小幡 学 埼玉県 1゜19’04”
男子45〜54歳 31人 佐藤 隆志 栃木県 1゜28’49”
男子55〜74歳 17人 二宮 孝好 神奈川県 1゜33’27”
女子総合 (16人) 菅沼 美柚 栃木県 1゜34’17”
女子〜34歳 7人 菅沼 美柚 栃木県 1゜34’17”
女子35〜64歳 9人 岩瀬 由美子 埼玉県 1゜46’12”
駅伝 5組 チーム酒RUN烈 埼玉県 1゜44’36”
【10km−12時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 記録
男子総合 (114人) 丸山 航輝 栃木県 35’15”
男子〜24歳 12人 丸山 航輝 栃木県 35’15”
男子25〜34歳 25人 穂苅 正太 埼玉県 36’03”
男子35〜44歳 33人 小坂 高史 埼玉県 36’20”
男子45〜54歳 22人 中沢 和也 埼玉県 41’37”
男子55〜64歳 15人 西 俊雄 石川県 47’05”
男子65〜74歳 7人 金子 静夫 埼玉県 50’45”
女子総合 (21人) 坂本 久美子   40’29”
女子〜34歳 9人 江本 葉子   46’00”
女子35〜44歳 6人 坂本 久美子   40’29”
女子45〜74歳 6人 小坂 則子 埼玉県 47’41”
ペア 9組 うさぎやまニャンすけ 東京都 46’36”
【5km−12時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 記録
★男子総合  (56人)  海老沼 太志 栃木県 15’37”
山本 雄 神奈川県 16’39”
松岡 一奴 埼玉県 16’43”
ガラヴェル ジャスティン 東京都 18’35”
佐藤 拓土 岩手県 18’50”
関口 諒 埼玉県 19’07”
16 加藤 一郎 千葉県 21’35”
男子〜34歳 12人 海老沼 太志 栃木県 15’37”
男子35〜44歳 11人 松岡 一奴 埼玉県 16’43”
男子45〜54歳 17人 原 邦彦 群馬県 19’20”
★男子55〜64歳 11人 加藤 一郎 千葉県 21’35”
武田 博 新潟県 23’57”
知久 昌昭 栃木県 24’09”
男子65〜74歳 5人 齊藤 敏幸 埼玉県 21’21”
女子総合 (18人) 佐藤 真衣 群馬県 22’07”
女子〜34歳 8人 佐藤 真衣 群馬県 22’07”
女子35〜64歳 10人 和佐田 恵美子 群馬県 24’12”
ペア 9組 チーム荻原 埼玉県 29’52”
【3km−11時30分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 記録
男子総合 (10人) 吉永 歩 群馬県 9’48”
男子〜64歳 10人 吉永 歩 群馬県 9’48”
女子総合 (6人) 保谷 芽生 埼玉県 11’05”
女子〜64歳 6人 保谷 芽生 埼玉県 11’05”
ペア 5組 寧々&笑徠 埼玉県 14’39”
【1.5km−11時30分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 記録
ファミリー 33組 チームあすか 市川 群馬県 5’53”
総合計  

熊谷はラグビーWCの準備万端
 ご存じの通り、9月20日(金)から11月2日(土)まで、全国12会場でラグビー・ワールドカップが開催される。その12カ所のうちの一つが、今回訪れた埼玉県熊谷市である。

 熊谷市は、全国的には「暑い町」として知られているが、もう一つ「ラグビータウン熊谷」としてもウリに出している。駅前にはモニュメントもあり、一過性ではないことはわかるが、「熊谷」と「ラグビー」の結びつきについて調べてみたところ、「熊谷ひみつ新聞」なるものにたどり着いた。

 詳しくはそちらを見ていただければいいのであるが、概略を申すと
 @昭和23年に当時の熊谷商工がラグビーを作り3年後に県大会で優勝。
 Aその後全国大会の常連校へ。
 B昭和42年の埼玉国体で河川敷がラグビーの会場として使用。
 C平成2年に熊谷工業が全国高校ラグビーで優勝。
 D平成3年に国内有数のラグビー場が完成。
・・・という流れのようである。
 こうして、ラグビーの熊谷における地位が向上し、「ラグビータウン熊谷」というのがウリになっていったというわけだ。

 熊谷市の会場は熊谷ラグビー場。熊谷スポーツ文化公園内に位置する施設のうちの一つ。今回大会会場の陸上競技場とは少々離れている。もう2ヶ月ほどすると、世界トップクラスのラガーマンたちによる熱い戦いの便りが熊谷からも届きそうだ。

熊谷に到着。

上野から在来線で約1時間ほどかかりました。

熊谷駅に到着すると、早速ラグビーWCのポスターが目に飛び込んできます。

この日のカウントダウンは83日。

バス乗り場の方に下りていくといろんなものが目に飛び込んできます。

これは熊谷のマスコットでしょうか、それとも大会のマスコットでしょうか?熊があしらわれているので、熊谷のマスコットかもしれません。

ラグビータウン熊谷のモニュメントもありました。バスターミナルのやや奥の方で目につきにくいところですが・・・。

10時40分のバスで、熊谷スポーツ文化公園に向かいます。

18分ほどで到着。こちらはテニスやフットサルで主に使用されるくまがやドームです。

陸上競技場のサブトラックのフェンスにも横断幕が掲げられていました。

熊谷スポーツ文化公園のあちこちにこのようなペナントが見られました。以下は参加国のペナントのようです。

こちらは優勝カップでしょうか。

大会期間中、ここ熊谷で開催するのは3日ですが、力の入れようはなかなかのものです。

コース紹介(コースガイド) →
 こちらを参照してください。

レース
 この熊谷スポーツ文化公園にやってきたのは、平成28年12月の「くまがや師走マラソン」、一昨年の「くまがや夏マラソン」に続き3回目。会場までの道程についてはわかっているので、単身赴任先の本八幡を出発したのはやや遅めの8時過ぎだった。

 会場に到着したのは、午前11時過ぎ。スタートは12時ちょうど。今回は、過去2回の大会とは異なり、スタート・ゴールは陸上競技場の中としている。熊谷スポーツ文化公園のジョギングコースを主たるコースとしているという点では過去2回とは変わらないが、全体を通してコースの下見をしている時間はなかった。
 私の出場する5kmは12時ちょうどにスタート。10km部門と同時スタートとなる。コースとしては1周2.5kmのコースを2周回するというもの。ジョギングコースは平坦なので、起伏はほぼないといってもいいだろう。

この日の会場は熊谷スポーツ文化公園陸上競技場。アースランクラブの主催の大会で、陸上競技場を使用するのは珍しいです。

正面には「アースラン」の幟が目立つように立てられていました。

正面から入ったところには、誓約書の記入コーナーがあります。私は、あらかじめ書いてきたので、そのまま手渡しました。

こちらは受付。会議室を使用しているようです。

私が会場に着いたときには、フルマラソン、30km、ハーフマラソンが既に始まっており、特に駅伝のチームは盛り上がっていました。

室内の更衣室もありますが、スタンドも開放されています。

この陸上競技場は、東日本実業団駅伝競走のゴール地点として使用されています。

競技開始の15分前には競技説明会があります。直前にコース変更などもあるので、競技説明会には面倒くさがらず参加された方がいいです。

 10秒前からのカウントダウンが終わると、スタートの合図のホーンが鳴り響く。スタート場所はエア・アーチのすぐ横の400mのトラック上であるが、120mほど先の「北マラソンゲート」は狭く、ここで少々渋滞になってしまった。このゲートを右折するとすぐにサブトラックが左手に見える。正式には補助陸上競技場というが、国際レベルでなければこの競技場を使って記録を公認することも可能なものである。
 この補助陸上競技場を左手に見ながら走っていると、今度は正面に「くまがやドーム」が見えてくる。このくまがやドームは多目的施設で、通常はフットサルやテニス用のドームとして使われている。この大会とはあまり関係のない用い方をしているようだ。
 くまがやドームを今度は左手に見ながら走ることになり、帰りに熊谷駅前まで乗っていくためのバス停の横を通過していく。この付近がちょうど1km地点。タイムは3分51秒。最近の中ではまずまずのスタートの感じである。

 本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP
1km 3’51” 3’51”
2km 8’00” 4’09”
 3km 12’36” 4’36”
4km 16’58” 4’22”
ゴール 21’35” 4’37”
 しかしながら、練習不足で入りがこのタイムだと後が苦しい。見覚えのあるジョギングコースを走るので距離感については困ることはなかったが、一向にペースは上がらない。2km地点では8分ちょうどで、この1kmが4分09秒。最初の1kmの貯金をすぐに食い潰してしまう。
 2km地点を過ぎて少し走ったところで左へカーブしながら陸上競技場に向かう。最初は同じくらいのペースで走っていた人がいたが、この時点では置いていかれ、単独走になっていた。
 陸上競技場に戻ってきて、エア・アーチをくぐる。これで1周が終わることになるが、2.5kmに10分26秒も要している。気分もあまり盛り上がらない感じのところで2周目に入る。

 今度は「500m」、「1500m」と表示されているところが、それぞれ3km地点、4km地点となり、それぞれの地点でラップタイムを計測する。3km地点が12分36秒(この1kmが4分36秒)、4km地点が16分58秒(この1kmが4分22秒)とペースの上がる見込みのないままゴールが近づいてくる。
 残り500mを切ってから、後方から一人の選手に抜かれる。風貌からして、私と同年代か一つ上の年代の選手のようだ。こちらとしては、もう一段上げるギアもなく差は離れる一方。ゴールは21分35秒と、風邪やら練習不足やら言い訳はいろいろあるものの、今回もひどいタイムとなってしまった。

駅伝は、このあたりでタスキの受け渡しがあります。

エア・アーチの左側はゴール。右側は周回用とコースを使い分けています。

せっかくなので、陸上競技場のトラックを利用してもよかったと思いました。周回チェックなどがこの位置というのは距離調整の関係でしょうか。

ゴール後は、給水と給食が用意されています。

給食はフルマラソンなどの距離の長い向けのランナー用でしょうか。

こちらで記録証の交付をしていただきました。ゴール後、ほぼすぐに発行してもらえるのはありがたいですね。

こちらは選べる参加賞のコーナー。Tシャツ、ボトル、タオルなどがあります。今回はピンクのTシャツをチョイスしました。

ゴール後の表彰式の様子。

こちらは駅伝のチームでしょうか。表彰台でまとめて写真撮影をされていました。

本日の戦利品

左から選べる参加賞Tシャツ、リ・ソビーム、スポーツドリンク。スポーツドリンクの下は年代別第1位のメダル。

左上は本日使用したナンバーカードと記録証。