第36回サフォークランド士別ハーフマラソン大会 参戦記

 令和2年、令和3年と大会は開催中止。昨年は3年ぶりの開催でしたが、私が肉離れとなってしまったので欠場。今回、出場は4年ぶり3回目となります。7月、8月は本州は異常な暑さになるので、練習もままならない日が続きます。「せめて、大会の参加だけでも涼しいところで・・・」と考え、いろいろ調べたところ、5年前にこの大会に行き着きました。

 士別市は、人口約17,000人の小さな町ですが、合宿の里として陸上競技のほかスキーのジャンプなどの選手の受け入れも行っています。また、大会名の冠にもなっているサフォーク種の羊の飼育でも有名な町です。
 
今回で士別市を訪れるのも4回目。道も少しずつ覚えてきたほか、サフォーク種の羊のラム肉の美味しいお店も覚えてきました。4回目となると少しは利口になってきたようです(笑)。

 なお、今回は今年の4月から一年間限定で北海道大学に通っている友人のSくんが、札幌から士別にまで脚を延ばしてきてくれました。最近会ったのはいつ以来か覚えていませんが、今回、いつもとは違った過ごし方が出来て楽しかったですね。
 大会もコロナから徐々に回復。会場ではサフォークまつりも復活して活気が出ていた感じでした。

 さて、走る方ですが、気温が高かったこともありますが、相変わらず脚が出来ている感じもなく、スピードにも乗ることもなく、フルマラソンを淡々と走るような感じの走りで終始してしまいました。課題はわかっていますが、解決には時間がかかるようです。

●大会名 第36回サフォークランド士別ハーフマラソン大会
●開催日 令和5年7月23日(日)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
山本歯科医院付近発(地図)中央公園前着(北海道士別市) 

大会要項 

プログラム


コースマップ
コースガイドはこちら
(第32回大会に同じ)
いずれもクリックすると拡大します
●天 候 晴れ、26℃くらい
●参加賞 登録店舗500円商品券、無料入浴券、ウエストポーチ)(以上事前送付)、スポーツドリンク、ゼリー、チキンラーメン(以上ゴール後)
●結 果 48分06秒(10km 総合 第122位、男子61歳以上 第5位)
●表彰 賞状、オリゴ糖
●過去の戦績
第35回   R4.7.24   10km    欠場        (60歳)
第33回 R1.7.21 5.2km 22分50秒 年代別第5位 (57歳)
第32回   H30.7.22   10km   43分04秒   年代別第6位   (56歳)
●交通手段等
【7月21日(金)/1日目】
徒歩 マンション 14:16 本八幡駅 14:24
地下鉄 本八幡 14:26 馬喰横山 14:52 都営新宿線
徒歩 馬喰横山駅 14:52 東日本橋駅 14:58
地下鉄・京浜急行 東日本橋 15:06 羽田空港第1・第2ターミナル 15:40 都営浅草線
飛行機 東京(羽田) 17:18 旭川 18:54 ADO087便
  17:15 18:50
連絡バス 旭川空港 19:20 旭川駅前 19:55
JR 旭川 20:30 士別 21:30
徒歩 士別駅 21:30 ホテル 21:45
【士別グランドホテル/泊】
【7月22日(土)/2日目】
  【コース試走】
【士別グランドホテル/泊】
【7月23日(日)/3日目】
徒歩 ホテル 8:36 会場 8:41
【第36回サフォークランド士別ハーフマラソン大会 10km 10:20スタート】
徒歩 会場 12:17 ペコラキッチン 12:55
【ペコラキッチン/昼食】
徒歩 ペコラキッチン 14:35 美し乃湯温泉 14:54
【美し乃湯温泉/入浴】
タクシー 美し乃湯温泉 15:36 士別駅 15:41
JR 士別 16:53 旭川 17:53
徒歩 旭川駅 18:07 ホテル 18:14
【ホテルメイツ旭川/泊】
【7月25日(日)/4日目】
  徒歩 ホテル 8:36 バス停 8:41
  路線バス 旭川駅前 9:15 層雲峡 11:06
( 11:10 )
【層雲峡/観光】
路線バス 層雲峡 13:30 旭川駅前 15:21
( 15:25 )
連絡バス 旭川駅前 15:30 旭川空港 16:10
飛行機 旭川 19:31 東京(羽田) 20:15 ADO087便
19:30
京浜急行・地下鉄 羽田空港第1・第2ターミナル 21:45 東日本橋 22:18
徒歩 東日本橋駅 22:19 馬喰横山駅 22:22
地下鉄 馬喰横山 22:28 本八幡 22:54
徒歩 京成八幡駅 22:54 マンション 23:04
※ 赤色の時刻は、実際に出発(到着)した時刻。青色の時刻は、出発(到着)予定時刻
●費用
参加料 4,500円  
地下鉄・京急 1,320円 (本八幡〜羽田空港第1・第2ターミナル/往復)
JR 2,580円 (旭川〜士別/往復)
飛行機 12,070円 (羽田〜旭川)
11,470円 (旭川〜羽田)
連絡バス 1,500円 (旭川空港〜旭川駅前/往復)
路線バス 4,280円 (旭川駅前〜層雲峡/往復)
宿泊料 13,200円 (士別グランドホテル/2泊素泊まり)
200円 (ホテルメイツ旭川/1泊素泊まり/楽天ポイント6,000使用)
入浴料 0円 (美し乃湯温泉/無料入浴券使用)
ロープウエイ 2,600円 (層雲峡〜黒岳五合目)
宿泊補助 ▲15,000円 (職場福利厚生)
合 計 38,720円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。
【21.0975km−9時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
陸連登録男子 197人 省略します。
陸連登録女子 19人
男子18〜30歳 32人
男子31〜40歳 68人
男子41〜50歳 166人
男子51〜60歳 150人
男子61歳以上 108人
女子18〜30歳 7人
女子31〜40歳 8人
女子41〜50歳 20人
女子51〜60歳 26人
女子61歳以上 12人
【10km−10時20分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名  住所 所属 記録
陸連登録男子 20人 省略します。
陸連登録女子 49人
男子18〜30歳 29人
男子31〜40歳 41人
男子41〜50歳 47人
男子51〜60歳 69人
★男子61歳以上 80人 5 加藤一郎 千葉県 名古屋市役所走友会 48'06"
高校生男子 51人 省略します。
女子18〜30歳 15人
女子31〜40歳 7人
女子41〜50歳 16人
女子51〜60歳 23人
女子61歳以上 15人
高校生女子 9人
【5km−11時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
男子18〜40歳 11人 省略します。
男子41歳以上 49人
男子中学生 15人
女子18〜40歳 11人
女子41歳以上 25人
女子中学生 6人
【2km−11時05分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 所属 記録
小学5・6年男子 23人 省略します。
小学3・4年男子 14人
小学5・6年女子 14人
小学3・4年女子 16人
ファンラン 89組
総合計 −人  

4年ぶりの出場へ

 この大会のエントリーはこれで4回目である。
 昨年はエントリーしたものの肉離れで、走ることが出来なかったので、この大会で走るのは4年振りとなる。

 この大会は、まず一番によいのは、本州に比べると「涼しい」ということだろう。昼中は、そこそこ気温が上がるものの、この時期の朝方の気温は20度前後と非常に快適だ。本州ならば標高1,000m前後の高原と似たような感じであるが、それが平地で体感できるのが嬉しい。
 二つ目に、町がゴミゴミしていないこと。士別市は人口が約17,000人と過疎化が進んでしまっているが、人で溢れている都会と比べると人と人の距離が離れているので窮屈さがない。
 そのほかには、大会の運営がしっかりしていること、コースの距離が正確であること、実業団や大学のトップクラスの選手の参加が多く、間近に見られるし一緒に走ることが出来ること。サフォーク種の羊肉が美味しいこと。ロケーションのいいことなどいくつもある。

 当分は参加を続けるつもりであるが、士別は遠路はるばるやってきた感もあり、行くまでの道中も楽しい。「何で士別に?」という方は、一度士別にやってきてこの大会に参加することをオススメする。

今回は金曜日の夕方、羽田17:15→旭川18:50のADO 087便で空路移動。

ANAと共同運行のAIR DOを今回は利用。大きな飛行機で快適でした。

旭川空港から旭川駅へは連絡バスを利用。旭川駅に到着したのは、午後8時前。

旭川駅はきれいですね。

旭川20:30→士別21:30で移動。

この区間はちょうど1時間。

士別駅には定刻の21:30に到着。今回で4回目の利用ですので、この駅も覚えました。

士別グランドホテルには最初の予定通り午後10時少し前に到着。会場まですぐのところ にあるので、大会参加には非常に便利です。

コース紹介(コースガイド) → こちらを参照してください。(第32回大会に同じ)

暑さと練習不足で大苦戦
 この日のレースは、ハーフマラソンが9時ちょうど、私の出場する10kmは10時20分スタートというタイムスケジュール。昨年は、コロナが収まりつつある中での開催ということもあり、スタートも時差スタートであったが、今年は従来の一斉スタートに戻している。
 参加者の多い種目に関しては、スタートまでのタイムロスが発生するので、後方からスタートする選手は「グロスタイム(ピストルが鳴ってからゴールするまでの計測時間)」より、「ネットタイム(スタートラインを通過してからゴールするまでの計測時間」のが、実質の時間を計測するのでありがたいと思うはずであるが、さすがに公認記録はグロスタイムしか扱わないので、この大会では陸連登録者以外もグロスタイムに付き合わされることになる。一番下の私の記録証を見てもらえばわかるが、グロスタイムの記載しかない。


ハーフマラソンのスタート前の様子
 さて、話を戻す。
 士別といえども、昼に近づくにつれて気温が上昇するので、一番走る時間の長い種目であるハーフマラソンのスタート時間が、一番早い。次に10km、その次が5km、最後が2kmという順番。合理的ではあるものの、10kmとてスタート時間が遅くなれば暑くなるので、コースを変更するなどして、何とかスタート時間を9時30分くらいまでに出来ないかと思う。
 とはいえ、スタート時間が大きく違うので、ハーフマラソンのスタートのシーンを眺めることが出来る。ハーフマラソンは、有力な実業団選手のほか、箱根駅伝の常連校なども出場する。時折、オリンピックに出るような選手もスタートラインに並ぶので、眺めているだけでも楽しい。

 ハーフマラソンは、スタートの3分ほど前に招待選手の紹介、そして1分前にファンファーレのトランペットによる演奏があり、厳かな雰囲気が醸し出される。1964年の東京オリンピックの映像で流れる、曲名は知らないが、それと同じメロディーだ。スタート前の静寂により、緊張感が高まるので気合いも入るかと思う。
 スターターは増田明美さん。審判の資格を有しているから、この公認大会のスターター務めているのだと思う。

 スタートの合図で、最前列の選手は一斉に飛び出す。そして、列の後方に行くにつれて隊列が徐々に動き出す。今回は最後尾のランナーがピストルの合図から何秒でスタートラインを通過していくか見ていたが「41秒」ほどかかっている。先ほど説明したとおり、この大会はグロスタイムを採用しているので、最後尾のランナーのこの41秒も記録にはカウントされることになる。が、見た感じは、そういうことにはまるで関心がないような雰囲気であった。

ハーフマラソンのスタートの瞬間。スターターは増田明美さん。

今年のハーフマラソンの種目のエントリーは813人。都市型の大会からすれば決して多い人数ではないかもしれないが、人口約17,000人の士別市の人口から考えると相当な数になる。国内のトップクラスの選手と一緒に走ることが出来る大会であることを考えると、市民ランナーとしても楽しいに違いない。なお、ハーフマラソンでは最後尾のランナーは、スタートの合図からスタート地点を通過するまで41秒ほどかかっている。


10kmのスタートの様子(Sくん撮影)
 その後一度体育館に戻って、体操、ストレッチ、再度外に出てウォーミングアップ、戻って着替えて、最後にウインドスプリントを数本入れてスタート位置に向かう。ハーフマラソンのスタート地点はゴール地点から戻って150〜200mのところにあるが、10kmはゴール地点から進んで400mほど先の方となる。これはこの周回コースの1周の距離が概ね10.4kmくらいのために距離調整が必要になるための措置である。昨年は欠場したものの5年ぶりにこの10kmコースを走ることになる。スタート前に同行のSくんを探すものの見つからず(後で聞いたところ、スタート地点の数十メートル先に、写真撮影のために居たとのこと)。

 ハーフマラソンと同様、10kmレースもスタート前のファンファーレの演奏があり気分が高揚する。
 ピストルの合図とともに一斉にスタート。私は道路の中央側の前から4列めくりの位置からスタートする。スタート時にやや前が詰まった感はあったが、比較的スムースにスタートが出来た。体感的には昨日より暑く感じる。今日の目標は47分程度と低く見積もる。最近のレース結果からすればこの程度くらいでしか走れていない。

スタート直後の先頭集団は、実業団と北海道の高校生で占めている。(Sくん撮影)

 交差点を2回左折し、最初の1km地点を迎える。4分25秒とまずまずの入りとなる。
 その後、スーパーARCSのそばの交差点を右折し、士別市立病院の方に向かう。Sくんはスタート直後にこの交差点に移動し、ここで見届けるといっていたもののここでも見つからず。この交差点から士別市立病院まではだらだらとした上り坂。ここでペースが落ちてくるが、底は折り込み済み。2kmを9分15秒で通過。この1kmは4分50秒。上りの割にはまずまずかもしれない。

 2kmを過ぎて最初の給水があるが、ここで水の入った紙コップを2つ摂る。1つのコップを半分飲み、残りは背中に掛ける。もう一つのコップも同じ繰り返し。水が冷えていたので、非常に気持ちがよかった。給水所を超えたところから下りが始まる。ここで先ほど落ちたペースの分を取り戻したいがなかなかペースが上がらない。2kmを過ぎて若干向かい風となり気持ちはよくなったが、3kmを過ぎるとまた風がパタリと止んでしまう。


スーパーARCSのある交差点を右折するところ。私は写真の左端のランナー。(Sくん撮影)
 4kmあたりでは集団はほぼばらけてしまったが、私のペースが落ちてきたせいかポツリポツリと抜かれてしまう。
 5kmを23分36秒で通過。コースの半分まで来たが、残りの5kmを同じペースで走っても47分12秒。今の感じからすると最後まで押し通すだけの自信はない。5km過ぎにこのコース2つめの給水場所があり、2km過ぎと同じように水のコップを2つ摂る。
 5kmから6kmは直線区間。相変わらず風も吹かず、暑さが堪える。

 7km過ぎに左折をし天塩川を越える。8km付近に最後の給水箇所があり、ここでも2つの紙コップで給水。この日は3回の給水は全て上手く成功した。
 8km過ぎから若干上り坂となるものの、ゴールまでは2kmを切っているので「ガンバロウ!」と思いながら走る。コース上の右手には、水道のホースから水をアーチにしてランナーに掛けようとする私設の掛水ステーションがある。残念ながら道路の中央くらいまでしか届かず、浴びることはなかったが沿道の住民の方のこの行為には感謝したい。

本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP 5kmごと
1km 4'25" 4'25" 23'36"
2km 9'15" 4'50"
3km 14'03" 4'48"
4km 18'50" 4'47"
5km 23'36" 4'46"
6km 28'34" 4'58" 24'30"
7km 33'32" 4'58"
8km 38'24" 4'52"
9km 43'22" 4'58"
ゴール 48'06" 4'44"
※ この日のガーミンでのトータルの距離の測定結果10.05kmでした。
 9kmくらいまで来ると民家の数もぐっと増えてきた。暑さも堪えたが、何とかゴールにまでたどり着きそうな感触は出てきた。コース最後の左折を終えると、残りはゴールまで一直線。
 今年から(?)ゴールの横断幕がなくなったが、ゴールのところに設置されたエアの「ゴール」ポストは黄色でよく目立つ。
 徐々にゴールに近づいているものの、相変わらずスピードが上がらない。ゴール横のデジタル表示の時計の秒数が50秒をこえ「51、52、53・・・」と増えていくのが見える。何とか59までに滑り込もうと思ったが、間に合わずゴール時は「00」を超えてしまった。ガーミンは48分を超えていた。

 ゴールすると、同行のSくんが寄ってきた。ゴールのところで写真を撮影してくれたようだった。「やあ、お疲れ〜!」とSくん。こちらは、この遅いタイムながらも、いっちょ前に息が切れている。走っていても汗が止まらなかったが、ゴールをするとさらに汗がどっと出てくる。
 Sくんの問いかけに、何と言ったか覚えていないが、わざわざゴールで出迎えてくれるのはありがたかった。

ゴールをして疲れた感じでトボトボ歩いている私。ナンバーカード3501で、写真中央よりやや右の選手。こちらもSくん撮影。

記録的にはサッパリだったが、何とか年代別で5位に滑り込み。Sくん撮影。

サフォーク三昧
 最初に説明したように、この大会の良さはいろいろある。涼しさ、北海道らしいロケーションはもちろんであるが、士別のウリの一つであるサフォーク種の羊肉も美味しい。士別産のサフォーク種の羊肉は、羊特有の臭みを消すためのコストがかかっているので、結構高価な値段で取引をされている。
 最初にこの大会に来たときには、大会と併設しているサフォークまつりで串焼きを食べたものの、本格的なジンギスカンを食べるための市内の店を探したが、牛肉の焼き肉屋や輸入物の羊肉のジンギスカンの店はあったものの、サフォーク種の専門店は市内の中心部には見当たらなかった。

 昨年この大会にやってきたときに、士別市内に道の駅がオープンしていることがわかった。その道の駅のレストランではサフォーク種の羊肉を食べられることがわかったが、客席で肉を焼くことの出来るジンギスカンはない(調理済みのものを提供するものはある)。
 ジンギスカンを食べるためには、会場から3kmほど歩くが牧場と併設して、サフォーク種のジンギスカンを提供してもらえる店を発見した。さすがに4回目となるといろいろなことがわかってくる。

士別市内のマンホールは「SUFFOLK-LAND SHIBETSU-CITY」の文字が刻まれ、中央にはサフォーク種の羊が描かれています。なかなか良いデザインだと思います。

道の駅羊のまち 侍・しべつ」は、2021年5月1日にオープン。今年で2年を迎えています。
北海道には「しべつ」という地名が「士別」のほか「標津」があるので、「士別」は武士の「士」が入っているので「侍・しべつ」とネーミングしたようです。

士別は合宿の里という面もあるので、この道の駅の角に合宿中の団体が表示されています。実業団や箱根の常連校の名前ばかりですね。

こちらがその「道の駅羊のまち 侍・しべつ」。

道の駅の中にレストランがあります。「武士」と書いて「たけし」と読みます。

ジンギスカンを注文したところ、この日はジンギスカン用の肉はなくなってしまい、代わりに「士別産 サフォーク・ラムチョップ」を注文。いわゆる骨付き肉ですね。これはこれで美味しかったですね。

 今年は、サフォークまつりも復活し、会場で手軽にサフォーク種の羊肉を食べられるようになったが、大会終了後の昼ご飯は、Sくんを誘って牧場併設の店屋・ペコラキッチンで摂ることにした。
 道の駅のレストランでもサフォーク種の肉は食べられるが、やはりオススメはこの牧場と併設している「ペコラキッチン」である。
 建物からしていい雰囲気であるが、店内も清潔感はあるし、お土産もなかなか豊富だ。
 昨年に続き、今年もジンギスカンを食べることにする。一年に一度のジンギスカンなので少々奮発しても差し支えないだろう。

大会のメイン会場はこんな感じです。道路を隔てて東側でサフォークまつりが開催されています。開催は4年ぶりでしょうか。

市内のお店がここで出店していますが、肉関係を出しているお店が多いです。

焼き鳥もありましたが・・・、

やはりサフォーク種の羊肉がいいですね。このお店では1本300円で串を販売していました。ここで1本購入して立ち食い

 さすがに食品会社出身のSくんだけあって、肉の臭みを一生懸命嗅いでいる。端から見れば、変わった客に見えたかもしれないが「全然臭みがないね・・・」と合格の判定だった。
 わざわざ士別まで来てくれたので、昼ご飯を驕ろうとしたところ、返ってSくんに驕ってもらうことになってしまった(申し訳ない!)。来年も士別にやってきたら、ペコラキッチンは定番にしたいオススメのお店である。

こちらがペコラキッチン。大会会場から約3kmほど歩いて到着。併設する「しずお牧場」で、育てたサフォーク種の羊肉の料理を食べることが出来ます。

この日は暑く、羊たちはいつもいる牧場から連れられて、ペコラキッチンのそばの日陰に集められていました。

ペコラキッチンから見た士別市内。なだらかな丘陵が続く北海道らしい風景ですね。

メニューの一つに、ジンギスカンがあります(メニューでは焼き肉ランチと表示)。なかなかいい値段です。

ついでに定番のビールを注文。北海道は、どこもサッポロビールですね。

ここでは、円錐状のプレートのジンギスカンではなく、平べったいプレートのジンギスカンです。少し赤みが残っているくらいが柔らかくて美味しいですね。

昼食後は、参加賞の一つである入浴券を使用して「美し乃湯温泉」にやってきました。Sくんと一緒に汗を流してきました。

温泉から士別駅まではタクシー。とりあえず士別駅で解散です。
SくんはJRの特急で旭川を経由して札幌へ戻ります。私は、鈍行で旭川へ。この日は旭川で宿泊。帽子をかぶってこちらを向いているのがSくん。

層雲峡(番外編)
 最後に少し観光のご報告を・・・。
 昨年も、せっかく士別まで来たのに、周辺の観光をろくすっぽしないで帰るのももったいないので、昨年から観光をしながら帰ることにした。場所的には士別への通り道である旭川周辺が良かろうということで、昨年は旭山動物園を観光した。噂通り見せる仕掛けがいろいろとされ、特別珍しい動物がいるわけでもないが、十分楽しむことが出来た。

 今回は嗜好を変えて「層雲峡」に行ってみることにした。
 「層雲峡」は、大雪山国立公園に位置し、石狩川を挟み約24 kmの断崖絶壁が続く渓谷のこと。特に大函・小函は層雲峡の峡谷美が最も素晴らしい場所で、約3万年前の大雪山の噴火により堆積した溶結凝灰岩が石狩川によって浸食されたことにより形成された高さ200 m前後の柱状節理の断崖を間近に見ることができる。
 時間的にゆっくり見るほどの余裕はないので、計画としてはロープウエイに乗って景色を楽しもうと考えていた。天気が良ければ大雪山・黒岳(標高1984m)もきれいに見えるはずなので、そこには少々期待感があった。

 さて、7月24日(月)であるが、上川地方の天気は曇りで時々雨の予想。少なくとも太陽が見えていない状況なので、大雪山を拝むのは少々難しそうな雰囲気だった。
 今回は旭川駅前から層雲峡まで路線バスで移動。一日7往復あるが、始発は旭川駅前を9時15分に出発、層雲峡には11時10分の到着予定。帰りは層雲峡を13時30分発、旭川駅前15時25分というスケジュール。層雲峡での滞在時間が2時間20分なのでやれることは限られている。

旭川駅前の層雲峡行きのバス乗り場前は、登山用具らしきものをたくさん持った外国人客が7〜8人ほど待っていました。

旭川駅前から層雲峡まで2時間近く係りますが、直行便があるわけでもなく見たとおりの路線バスでの移動になります。

 平日の旭川駅前に層雲峡まで行こうとする人がどの程度いるか全く読めなかったが、行ってみるとそこにいたのは外国人登山客ばかりだった。あきらかに層雲峡まで行って、そこから登山をしますよという出で立ち。目標は大雪山・黒岳に違いないだろう。
 層雲峡行きの路線バスは、外国人登山客と私、後は地元の人をわずかに乗せて定刻に出発。旭川市内で少しの乗降があったが、旭川市内を抜けるとほとんど乗降もなく、定刻より少し早い11時06分に到着。私と外国人登山客は始発から終点まで乗り通したことになる。

バスの終点・層雲峡が近づくにつれて、奇岩の風景がポツポツ現れ出しました。

私と外国人観光客のみが、旭川駅前から終点の層雲峡まで乗っていったようです。

こちらが終点の層雲峡。バス停の前には、インフォメーションセンターがあります。

インフォメーションセンターで確認したところ、川沿いを登っていったところにロープウエイ乗り場があるとのこと。

せっかくなので、途中のビジターセンターにも立ち寄ってみました。

こちらが麓のロープウエイ乗り場。

 終点の層雲峡バス停の前には、層雲峡インフォメーションセンターがあったので、パンフレットをもらったりロープウエイ乗り場の場所を係の人に尋ねる。また、ロープウエイ乗り場に行く途中に「層雲峡ビジターセンター」もあったので、ここも立ち寄って少しばかり見学させてもらう。
 ロープウエイ乗り場からは5合目まで20分間隔で運行していることがわかった。そこから先はリフトに乗り換えると7合目まで行くことが出来るようだ。天気が良ければ7合目くらいまでは行きたかったが、この日は5合目ですら視界不良の感じだったので、とりあえず5合目だけまで行くことにした。

 11時40分に出発するロープウエイには、私を含めて15人ほどの乗客がいた。ロープウエイでの移動時間は7分ほど。車内には音声による案内の放送が流れる。みるみる乗ってきた麓駅が小さくなり、層雲峡の奇岩も見下ろすような感じとなる。高度が高くなれば、見渡せる景色も広がっていくはずであるが、この日は小雨交じりの天候で、途中からはロープウエイが雲の中に隠れるようになってしまい、ほぼ視界はゼロとなってしまった。乗車してから7分後に到着した5合目駅でも状況はほぼ同じだった。残念ながら、大雪山・黒岳を拝むのはまた別の機会になりそうだ。

ロープウエイ乗り場の3階には、コロンビアの小さなショップが入居しています。

奥の方にはグッズが、手前は軽食を食べられるようなコーナーがあります。

11時40分発のロープウエイにギリギリ乗車できました。ロープウエイは20分おきに出発します。まずは麓駅を出発!

徐々に高度が上昇していきます。

ロープウエイからも奇岩が見えますね。

5合目から降りてくるロープウエイとすれ違いました。

5合目が近づくにつれてこのような天候。

5合目に到着しましたが、サッパリ景色が見えませんでした また出直しですね。

5合目駅には小さな売店があります。

天候も悪く特にすることもないので、ここで食事をすることにしました。値段はそれなり・・・でした。

5合目駅の屋上には展望台があります。山々の説明がありましたが、この日は全く見えませんでした。

こちらは5合目駅に展示してあったパネルの一つ。黒岳の頂上付近でしょうか、晴れると気持ちがいいですね。次に来るときは、こういう天気になっていることを祈ります

本日の戦利品

事前に送られてきたナンバーカードと参加賞のウエストポーチ)、無料入浴券、商品券。無料入浴券は、士別市内の5つの風呂で使用が可能です。商品券も大会前後の期間中、士別市内の指定店舗で使用ができます。

こちらはゴール後にいただたスポーツドリンク?、ゼリー、チキンラーメン。

5年前と比べてタイムが5分低下。表彰の年齢の区分が変わり、今回も何とか表彰していただけました。

完走証はネットでダウンロードです。この大会も変わってきました。