第10回上野恩賜公園早朝元気マラソン 参戦記 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
上野恩賜公園は博物館、美術館の宝庫 5年ぶりに参加したこの大会。メイン会場は上野恩賜公園の大噴水そばではあるが、最寄り駅のJR上野の公園口が整備されたことにより会場までのアクセスが向上され、大会以外のところで少々驚いた。5年という歳月がそれを物語っていると思う。
また、こちらは5年前と同じであるが、上野恩賜公園内には博物館、美術館が非常に多い。先日、入館料収入の減少や、光熱費などの高騰を受け、標本や資料の保管資金が不足して8月7日からクラウドファンディングを始めた国立科学博物館も、この上野恩賜公園の一角にその施設があり、コースも国立科学博物館の前を走るコースとなっている(なお、クラウドファンディングは、開始からわずかに9時間半後に目標額の1億円を超え、8月13日時点で6億円を突破している)。博物館、美術館巡りが好きな人にはたまらないスポットかもしれない。 上野動物園あり、野口英世や西郷隆盛の像もあり、また公園全体が森であるので都内でも貴重な憩いの場になっているのが、この上野恩賜公園であると思う。
コース紹介(コースガイド) → こちらを参照してください。 ゴール後は汗が止まらず この日のスタートは午前7時。会場の設営はおそらく午前5時か5時前から始めているかもしれない。早朝のマラソンの運営は本当に大変。頭の下がる思いだ。 かく言う私もなるべくなら早めに会場に入りたいので、本八幡を始発の列車に乗って会場に向かうものの会場到着は5時17分。5年前と同じ大噴水の横で、会場の設営は始まっていた。
会場で「おはようございます」と初老の係員。「はて、どこかで会ったような・・・」と思っていたところ、「先日はスポーツウイズの大会にご参加ありがとうございました」というではないか。そういえば、今週初めの日曜日の東大島での「季節の荒川ハーフマラソン」で、会場アナウンスをしていた御仁ではないか。あちらの主催は「スポーツウイズ」、今日の主催は「アースランクラブ」。まったく違う主催であるにもかかわらず、この会場に設営舞台としているということは、御年から見てボランティアとして活動しているのではないか。忙しそうに準備をされているので、あえて訊くこともなかったがそうであるに違いないだろう。 こちらもテントを張ってから、コースの下見に出かける。通常であれば、軽くジョグをしながらコースの下見をするが、この日は午前6時前でもかなり暑いので、コースマップを見ながら歩いて下見に出かける。コースマップはなかなかよく出来ているので、ほぼコースのポイントがわかった。ただし、下見の途中でコース上にカラーコーンを置くコースの説明が始まったので、再度コースを歩いて確認したところ、最初に自分で歩いたときとは微妙に違うレイアウトで、やはりスタート前に確認しておくべきと再度認識をした。
私の出場する5kmのスタートは午前7時。ところがこの日もコースの説明の準備が整わなかったのか、スタート時間が遅れる。結局スタートは5分遅れの7時05分。スタートの方式はコースが狭いこともあり、おなじみのショットガン方式だ。ネットタイムがそのまま記録となるので、焦って前に並ぶ必要が無い。ウォーミングアップをゆっくりしたり、最後の水分補給をしっかりしたりするために、今回は最後尾からスタートすることにした。 後方からスタートをすると、前を走る選手を抜くのが大変ではあるが、最近はスタート時のオーバーペースがレースの中盤以降に効いてくるので、オーバーペースを防止するという自戒の意味も込めてあえて最後尾からスタートをした。 案の定、スタート直後から野口英世の像の前を通って「さくら通り」に出るまでは、少々前がつっかえた感じではあったが、結果からすればオーバーペースにはならなかった。 さくら通りを左折・右折を繰り返して西郷隆盛の像に向かって走っているうちに、小気味良く走っている女性ランナーが現れる。とてもリズム感が良く、私のペースが崩れそうになってきたので、ちょうど付いていくのに良さそうだったので、後ろから付いていくことにする。 西郷隆盛の像から上野の森美術館、そして野球場の横からしばらく直線道路となるが、付いていくどころか少々離され気味となる。しかしながら、横断歩道を渡って東京芸大の施設前を通り、上野動物園の正門前に来るとなぜか若干距離が狭まった感じとなる。
前述の通り、給水テーブルがやや奥まったところにあるので、立ち止まるような感じで紙コップを2つ取り給水を完了する。ただし、紙コップを回収するBOXがないのでそのまま持って走ることになる。1周目は11分23秒で通過。
前走の女性ランナーとの距離は一旦開いたものの、2周目の西郷隆盛像のあたりで追いつき追い越す。さすがにこの時季、5kmを給水なしで走りきるのはなかなか大変なこと。おそらく給水をしなかったことによるペース低下ではないのか?こちらがペースアップしたわけではないが、2周目は相対的に前に出たことになる。 さすがに2周目になると抜いていく選手の数は減ったものの、ポツリポツリと前を走る選手を拾ってゴール。トータルで23分02秒のタイムだった。 当初は23分30秒くらいでゴール出来ればと思っていたが、当初の見込みと比べてまずまずではなかっただろうか。ゴール後は少々頭がぼーっとするし、喉はカラカラ、汗は止まらず。早朝とはいえ、過酷な環境下でのレースであったことは間違いない。
本日の戦利品
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