第10回上野恩賜公園早朝元気マラソン 参戦記

 5年ぶりのこの大会の出場です。
 主に夏場に開催される貴重な大会ですのでなるべくなら参加したいのですが、お盆の帰省期間中に開催したりすることも多く、参加を見送ることも多かったのですが、今年は8月11日(来・祝)の開催で、「朝活してから帰省をしよう」ということで、今年は参加に踏み切りました。

 開催場所は同じ上野恩賜公園ですが、5年前とはコースが変わっていました。ただし、メインで走るところは変わらず、この大会の名物となっている博物館、美術館の前を次々走るほか、野口英世や西郷隆盛の像の前を走るほか、開演前の上野動物園の正門の前も走って行きますね。この公園は、木が生い茂っている(上野の森ともいわれている)こともあり日陰が多く、この時期としてはかなり走りやすいところです。とはいえ、気温も朝から30度近くまで上がってしまい、ゴールしてからしばらくの間は、ぼーっとした感じになってしまいました。汗も止まらず、早朝とはいえやはり過酷ですね。来年はどうしようか・・・。

 来週は再度北海道へ遠征。今度は根室で気温もそれなりに低くなっていると思われるので、根室で避暑を兼ねて気持ちよく走ってこようと思います。
 

●大会名 第10回上野恩賜公園早朝元気マラソン
●開催日 令和5年8月11日(金・祝)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
上野恩賜公園発着(地図)(東京都台東区) 

大会要項 

プログラム

コースマップ
コースガイドはこちら
いずれもクリックすると拡大します
●天 候 晴れ、29℃くらい
●参加賞 ハンディ扇風機(選べる参加賞から)
●結 果 23分02秒(5km 男女総合 第31位、男子総合 第27位、男子60〜69歳 第2位)
●表彰 メダル
●過去の戦績
第5回 H30.8.5  5km 20分13秒 総合第5位 年代別1位 (56歳)
第4回   H29.8.5  10km 41分14秒 総合第22位 年代別1位 (55歳)
●交通手段等
【8月11日(金・祝)】
徒歩 マンション 4:33 本八幡駅 4:37
JR 本八幡 4:39 秋葉原 5:02 総武線
秋葉原 5:05 上野 5:10 山手線
徒歩 上野駅 5:10 会場 5:17
【第10回上野恩賜公園早朝元気マラソン 5km 7:05スタート】
徒歩 会場 8:07 上野駅 8:16
JR 上野 8:20 秋葉原 8:24 京浜東北線
秋葉原 8:30 本八幡 8:53 総武線
徒歩 本八幡駅 8:53 マンション 8:58
※ 赤色の時刻は、実際に出発(到着)した時刻。青色の時刻は、出発(到着)予定時刻
●費用
参加料 3,000円  
JR 636円 (本八幡〜上野/往復)
合 計 3,636円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。5km 男子総合及び男子60〜69歳は第3位まで (★は加藤が参加した部門
【10km−7時35分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 記録
男子総合 (243人) 新井 龍 東京都 36'34"
男子高校生 3人 原田 紀之 東京都 47'52"
男子19〜29歳 21人 宇田川 裕貴 千葉県 37'48"
男子30〜39歳 33人 新井 龍 東京都 36'34"
男子40〜49歳 68人 八代 大輔 埼玉県 44'33"
男子50〜59歳 67人 清水 修 東京都 41'18"
男子60〜69歳 40人 江森 弘明 埼玉県 40'56"
男子70〜89歳 11人 鈴木 照明 東京都 56'08"
女子総合 (90人) 岡本 恵利香 栃木県 44'46"
女子19〜29歳 5人 落合 はる菜 千葉県 54'55"
女子30〜39歳 16人 岡本 恵利香 栃木県 44'46"
女子40〜49歳 27人 石川 路代 埼玉県 48'48"
女子50〜59歳 33人 秋山 亜希子 埼玉県 48'52"
女子60〜69歳 9人 武者 俊子 神奈川県 56'03"
ペア 25組 TSKELOTS 東京都 47'30"
【5km−7時05分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名  住所 記録
★男子総合  (100人) 1 奥野 直倖   16'40"
2 笠松 慎 東京都 17'25"
3 吹田 郁 東京都 18'24"
27 加藤 一郎 千葉県 23'02"
男子中学生 1人 小島 正裕 神奈川県 30'50"
男子高校生 1人 西澤 治希 埼玉県 19'01"
男子19〜29歳 6人 奥野 直倖   16'40"
男子30〜39歳 16人 笠松 慎 東京都 17'25"
男子40〜49歳 25人 田口 英明 千葉県 18'58"
男子50〜59歳 24人 若菜 忠央 埼玉県 19'13"
★男子60〜69歳 16人 1 中津川 雄三   22'34"
2 加藤 一郎 千葉県 23'02"
3 三浦 佳則 埼玉県 23'03"
男子70〜79歳 11人 齊藤 敏幸 埼玉県 22'58"
女子総合 (51人) 篠崎 理紗 千葉県 19'09"
女子中学生 1人 坂本 美空 東京都 23'52"
女子19〜39歳 13人 篠崎 理紗 千葉県 19'09"
女子40〜49歳 17人 森崎 千寿 東京都 20'08"
女子50〜59歳 15人 友清 紀子 埼玉県 25'32"
女子60〜79歳 5人 村岡 章子 東京都 27'11"
ペア 27組 チームW 東京都 25'09"
【2.5km−8時30分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 住所 記録
男子総合 (27人) 奥野 直倖   7'55"
男子小学生 6人 西澤 芽生 埼玉県 10'06"
男子中学生 1人 該当なし
男子高校生 1人 中村 隆慈 東京都 9'55"
男子19〜39歳 5人 奥野 直倖   7'55"
男子40〜59歳 7人 板橋 淳一 東京都 9'05"
男子60〜89歳 7人 守屋 義広 埼玉県 11'58"
女子総合 (15人) 桶田 真喜子 茨城県 10'50"
女子小学生 1人 該当なし
女子中学生 1人 該当なし
女子19〜49歳 7人 桶田 真喜子 茨城県 10'50"
女子50〜69歳 6人 住田 麻衣子 東京都 14'29"
ペア 10組 ゴールド・エクスペリエンス 神奈川県 11'48"
ファミリー 52組 ゆりゆり 千葉県 10'42"
総合計 − 人  

上野恩賜公園は博物館、美術館の宝庫
 5年ぶりに参加したこの大会。メイン会場は上野恩賜公園の大噴水そばではあるが、最寄り駅のJR上野の公園口が整備されたことにより会場までのアクセスが向上され、大会以外のところで少々驚いた。5年という歳月がそれを物語っていると思う。

この日は本八幡を4時39分の列車で移動開始です。この日は午前4時起き。

8月とはいえ、夏至からだいぶ時間が経ち、まだ薄暗い時間です。

秋葉原で乗り換え、上野には午前5時10分に到着。

こういう時間にもかかわらず、降りる人がそれなりにいるところが東京ですね。

公園口出口方面の通路がきれいに整備されていました。

上野を感じさせるものが壁面に貼られています。

シャンシャンは中国に帰ってしまいましたが、やはり上野とパンダは切っても切れないですね。

こちらが新調されたJR上野駅公園口の出口です。

写真ではちょっとわかりにくいですが、JR上野駅の公園口出口からは、一本道が出来ており、その正面が上野動物園となっています。

 また、こちらは5年前と同じであるが、上野恩賜公園内には博物館、美術館が非常に多い。先日、入館料収入の減少や、光熱費などの高騰を受け、標本や資料の保管資金が不足して8月7日からクラウドファンディングを始めた国立科学博物館も、この上野恩賜公園の一角にその施設があり、コースも国立科学博物館の前を走るコースとなっている(なお、クラウドファンディングは、開始からわずかに9時間半後に目標額の1億円を超え、8月13日時点で6億円を突破している)。博物館、美術館巡りが好きな人にはたまらないスポットかもしれない。
 上野動物園あり、野口英世や西郷隆盛の像もあり、また公園全体が森であるので都内でも貴重な憩いの場になっているのが、この上野恩賜公園であると思う。

開園前の上野動物園。正門前もコースになっています。

パンダのポストも、上野ならではですね。

こちらは野口英世の像。

西郷隆盛の像は有名で、観光スポットになっています。

こちらは国立科学博物館。先日クラウドファンディングをしたところですが、あっという間に寄付が集まりました。この建物の前もコースになっています。

上野恩賜公園内には、スタバもあります。テラス席が上野の森に似合っていますね。

見ての通り、ラジオ体操で非常に多くの人が上野恩賜公園に集まってきています。この森の雰囲気がいいんでしょうね。

コース紹介(コースガイド) →
 こちらを参照してください。

ゴール後は汗が止まらず
 この日のスタートは午前7時。会場の設営はおそらく午前5時か5時前から始めているかもしれない。早朝のマラソンの運営は本当に大変。頭の下がる思いだ。
 かく言う私もなるべくなら早めに会場に入りたいので、本八幡を始発の列車に乗って会場に向かうものの会場到着は5時17分。5年前と同じ大噴水の横で、会場の設営は始まっていた。


私が会場に着いた頃の様子。選手としては一番乗りのようでした。朝早くから会場の設営、ご苦労様です。
 今回はマイテントを持参。特にこの時期、レース後は汗が止まらないので、更衣場所が用意されていない場合は、着替えるにも一苦労。この日はマイテントを持参で正解だった。
 会場で「おはようございます」と初老の係員。「はて、どこかで会ったような・・・」と思っていたところ、「先日はスポーツウイズの大会にご参加ありがとうございました」というではないか。そういえば、今週初めの日曜日の東大島での「季節の荒川ハーフマラソン」で、会場アナウンスをしていた御仁ではないか。あちらの主催は「スポーツウイズ」、今日の主催は「アースランクラブ」。まったく違う主催であるにもかかわらず、この会場に設営舞台としているということは、御年から見てボランティアとして活動しているのではないか。忙しそうに準備をされているので、あえて訊くこともなかったがそうであるに違いないだろう。

 こちらもテントを張ってから、コースの下見に出かける。通常であれば、軽くジョグをしながらコースの下見をするが、この日は午前6時前でもかなり暑いので、コースマップを見ながら歩いて下見に出かける。コースマップはなかなかよく出来ているので、ほぼコースのポイントがわかった。ただし、下見の途中でコース上にカラーコーンを置くコースの説明が始まったので、再度コースを歩いて確認したところ、最初に自分で歩いたときとは微妙に違うレイアウトで、やはりスタート前に確認しておくべきと再度認識をした。

午前6時半頃には多くの選手が受付のために並んでいました。

大噴水のまわりには、多くの選手が集まって準備をしています。

こちらは5kmのスタート前の様子。2人ずつスタートをしていくショットガンスタートなので、長い行列となります。

私もこの行列に並びましたが、今回は最後尾からのスタート。7時05分のスタートから約3分後にスタートをしました。

こちらは7時35分スタートの10km部門。5km部門より参加者が多く、最後尾の選手がスタートしたのは、スタートから約4分後でした。

 私の出場する5kmのスタートは午前7時。ところがこの日もコースの説明の準備が整わなかったのか、スタート時間が遅れる。結局スタートは5分遅れの7時05分。スタートの方式はコースが狭いこともあり、おなじみのショットガン方式だ。ネットタイムがそのまま記録となるので、焦って前に並ぶ必要が無い。ウォーミングアップをゆっくりしたり、最後の水分補給をしっかりしたりするために、今回は最後尾からスタートすることにした。
 後方からスタートをすると、前を走る選手を抜くのが大変ではあるが、最近はスタート時のオーバーペースがレースの中盤以降に効いてくるので、オーバーペースを防止するという自戒の意味も込めてあえて最後尾からスタートをした。
 案の定、スタート直後から野口英世の像の前を通って「さくら通り」に出るまでは、少々前がつっかえた感じではあったが、結果からすればオーバーペースにはならなかった。

 さくら通りを左折・右折を繰り返して西郷隆盛の像に向かって走っているうちに、小気味良く走っている女性ランナーが現れる。とてもリズム感が良く、私のペースが崩れそうになってきたので、ちょうど付いていくのに良さそうだったので、後ろから付いていくことにする。
 西郷隆盛の像から上野の森美術館、そして野球場の横からしばらく直線道路となるが、付いていくどころか少々離され気味となる。しかしながら、横断歩道を渡って東京芸大の施設前を通り、上野動物園の正門前に来るとなぜか若干距離が狭まった感じとなる。

本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP
1周目 11’23” 11’23”
ゴール 23’02” 11’39”
※ 今回のガーミンでの距離表示は5.03kmという結果でした。
 スタートの時に通ったエア・アーチが見えてくる。もうすぐ1周目が終わるが、ここまで給水所はない。実はこのエア・アーチの手前に給水所があるが、コースからやや奥まったところにあるので、気がつかない選手がいるかもしれないが、私はスタート直前に給水をしたこともあり、1周目が終わったところでここで給水することを決めてきた。
 前述の通り、給水テーブルがやや奥まったところにあるので、立ち止まるような感じで紙コップを2つ取り給水を完了する。ただし、紙コップを回収するBOXがないのでそのまま持って走ることになる。1周目は11分23秒で通過。

曇ったときもありましたが、日差しが出ると暑かったですね。

梅酒まつりが午前11時から行われるとのことで、そのテントの横もコースになっています。

大噴水前を走るランナー

コースは上野恩賜公園内を縦横無尽に走る感じです。

このあたりは直線区間で見通しがきくところです。

上野動物園の正門前もコースになっています。

パンダのポストの前もコースです。上野らしい風景ですね。

 前走の女性ランナーとの距離は一旦開いたものの、2周目の西郷隆盛像のあたりで追いつき追い越す。さすがにこの時季、5kmを給水なしで走りきるのはなかなか大変なこと。おそらく給水をしなかったことによるペース低下ではないのか?こちらがペースアップしたわけではないが、2周目は相対的に前に出たことになる。
 さすがに2周目になると抜いていく選手の数は減ったものの、ポツリポツリと前を走る選手を拾ってゴール。トータルで23分02秒のタイムだった。

 当初は23分30秒くらいでゴール出来ればと思っていたが、当初の見込みと比べてまずまずではなかっただろうか。ゴール後は少々頭がぼーっとするし、喉はカラカラ、汗は止まらず。早朝とはいえ、過酷な環境下でのレースであったことは間違いない。

ゴールする選手たち。

こちらはパンダの着ぐるみの選手。ファンが付いた衣装ですが、それでも走るには不向きだったでしょう。

ゴール後には給水を利用する人が絶えなかったですね。

私は基本水ですが、この日は梅干しも一ついただきました。

ショットガンスタートなので、記録証の交付は少々時間がかかりました。

結構、記録証の交付場所の前は行列が出来てしまいました。

こんな感じで簡易テントを設営。ちょっと着替えるには都合がいいです。

終わって片付けると、こんな感じでテントもコンパクトになります。

本日の戦利品

左上から、本日使用したナンバーカード、右上は記録証。左下は選べる参加賞で、ハンディ扇風機。そして右下は年代別2位だったのでメダルをいただきました。