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「psi」は「pound per square inch」の略です。つまり1(psi)とは「面積1平方インチ(in2)に、1ポンド(lbf)の力が加わったときの圧力(定義@)」を指しています。 定義@を式で表せば 1(psi)=1(lbf)÷1(in2) =1(lbf/in2) ということです。 【ポンド】 ここで出てくる「ポンド」は、ヤード・ポンド法の単位です。 「ポンド pound(lb)」はイギリスが発祥で、1854年にエリザベス1世が「7000グレーンを1ポンドとする」と決めたのが始まりといわれています。 「グレーン」は、グレーン・ウィスキーの「グレーン」で、穀物の粒に由来する単位です。で、ポンドを表す単位「lb」はラテン語の単位「リブラ(libra)=天秤」から来ているといわれています。 今では質量1(lb)は、 1(lb)=0.45359237(kg)・・・・・A とされています。また、同様に力1(lbf)は「A」に9.80665をかけて 1(lbf)=4.482216152605(N)・・・・・B とされています。 【インチ】 「インチ」もポンドと同様にヤード・ポンド法です。1インチは12分の1フィートで、インチは「12分の1」を表すラテン語の「uncia」に由来しているといわれます。 【フィート】 ではフィートはどこから来ているかといえば、足の長さを表す単位で、 3フィート=2キュービット とされています。 【キュービット】 はてまたこの「キュービット」はどこから来ているのか? 「キュービット」はラテン語で「ひじ」という意味を持っています。古代エジプトでは、王様の「ひじから手の先まで」を1キュービットとしていたようです。ですから、その王様が交代するたびに、キュービットも長くなったり短くなったりするのでした。 1(インチ)=2.54(cm) =0.0254(m)・・・・・C 1(フィート)=12(インチ)=12×2.54 =30.48(cm) 1(キュービット)=1.5(フィート)=1.5×30.48 =45.72(cm) ということから、その1(キュービット)を決めた時の王様の腕の長さが45.72(cm)であったことがわかります。 以上B、Cから 1(psi)=1(lbf/in2) =4.482216152605/(0.0254)2 =6,894.757593(N/m2) =6,894.757593(Pa) ということが導き出されます。
ある方から、「特級ボイラー技士は合格率が低いので受験資格がもうすぐ緩和されそうですよ」ときいていたので、久々、財団法人安全衛生技術試験協会のHPを見たところ、確かに受験資格が緩和されていました。 どのように緩和されたかというと、 1. 一級ボイラー技士免許の交付を受けている人は、特級ボイラー技士免許試験を受験できる。 2. 二級ボイラー技士免許の交付を受けている人は、一級ボイラー技士免許試験を受験できる。 ということです。 とはいえ、今の自分の立場からすれば、ボーラーに関する実務経験の積みようがないので、仮に二級ボーラー技士になるためにボイラー実技講習を修了しても、一級ボイラー技士試験を受験するところまででストップしてしまい、仮に合格しても、その先の実務経験を積めないので一級ボイラー技士の資格は交付されません。そのため特級ボイラー技士試験は受験すらできません。 実務経験があろうとなかろうと、受かる人は受かるし、すべる人はすべるのですから、受験前に門前払いする制度は改善して欲しいと感じました。合格しても実務経験のない人に免許を交付するのがイヤならそれはそれでいいのですが、受験くらいさせればいいと思います。必ず受かる人はいますから。 まだまだ、門戸を開いているとはいえない特級ボイラー技士試験でした。
今回は、「単位のウンチク」を始めたきっかけである「圧力」の「単位」の起源についてお話をしようと思います。圧力の単位で使われる主なモノとしては、次のモノがあります。 @Pa Akgf/cm2 Bpsi Catm DTorr Ebar このうち今日は@のPa(パスカル)とAのkg/cm2(キログラム毎平方センチメートル)を説明します。 「単位のウンチク(その2)」で、Paは国際単位であるSI単位の中で、基本単位の組み合わせである「組立単位」であるというお話をしました。 さて、1パスカル(Pa)とは、「面積1平方メートル(m2)に、1ニュートン(N)の力が加わったときの圧力(応力)」を指します。圧力とは「力÷面積」で表されます。 でも、1(N)の説明がまだしてありませんね。 1(N)とは、「1キログラム(kg)の物体に、1メートル毎秒毎秒(m/s2)の加速度を与える力(定義@)」と定義されています。 例えば、体重60kgの人は60kgです。どこで計っても60kgのはずです。なぜ体重が60kgかとわかるといえば、ヘルスメータにのって計るからです。当たり前ですね。 ところが、この人が月に行ってヘルスメータで体重を計るとどうなるでしょう。月は地球の約6分の1の重力です。同じヘルスメータで計っても「10kg」としか表示されません。これでは、月で体重を計ったり、火星で体重を計ったり、金星で計ったりすれば計るたびに体重が異なってきます。しかし、この人は60kgであることには変わりがないのです。本当は太りも痩せもしません。体重が変わるのは、計る場所の重力のせいで体重が変動して見えるだけだからです。 よって、この人が持つ体重60kgのことを「重さ」、正確には「質量」60kgというように表します。 それに対して、地球上では平均的な重力加速度9.80665(m/s2)がかかりますので、その時にかかる力を「質量×加速度」として表します。 重力加速度も緯度によって変わってきますので、60kgの人は同じヘルスメータにのっても地球上で計る場所が変わると若干やせたり太ったりするように見えるわけです。 ニュートンとは、万有引力の法則を発見したニュートン(1642〜1727)にちなんでつけられた単位です。 また「kg」と「kgf」の違いは、「kg」は「質量」を表す単位ですが、「kgf」は「1kgの質量の物体に働くとき、加速度の大きさが9.80665m/s2の加速度を与える力の大きさ(定義A)」と定義していますので、「kg」と「kgf」は異なります。よって、kgf/cm2は「力÷面積」のため圧力を表す単位となります。 これらの定義@、Aを式にすると、「力」は次のように表されます。 1(N)=1(kg)×1(m/s2)・・・・・(1) 1(kgf)=1(kg)×9.80665(m/s2)・・・・・(2) よって(1)(2)より 1(kgf)=9.80665(N)・・・・・(3) という関係があることがわかります。 次に「圧力」を考えると、 1(Pa)=1(N)÷1(m2) =1(N/m2)・・・・・(4) 1(kgf/cm2)=1(kg)×9.80665(m/s2)÷1(cm2) =1(kg)×9.80665(m/s2)÷(10−2m)2 =104(kg/m2)×9.80665(m/s2) =98066.5(kg/m/s2)・・・・・(5) ここで(1)→(4)に代入します。 1(Pa)=1(kg・m/s2)/m2 =1(kg/m/s2)・・・・・(6) (5)(6)から 1(kgf/cm2)=98066.5(Pa) =98.0665(kPa) =0.0980665(MPa) であることが導かれます。 高圧ガス取締法時代の圧縮ガスの定義の裾切り値10(kgf/cm2)は、 10(kgf/cm2)=0.980665(MPa) ≒1(MPa) で高圧ガス保安法の1(MPa)にほぼ引き継がれたことがわかります。
今年はオリンピックイヤーでしたね。8月はオリンピックに関心が行ってしまい、プロ野球の関心は”いまひとつ”、うーん”いまふたつ”くらいだったような気がします。中日ドラゴンズも5年ぶりの優勝目指してまっしぐら。でも、名古屋の街も意外と静かなような気がします。 プロ野球人気にかげりが見えてきているのは明らか。では、どうしてこんな風になってしまったのでしょうか。 どうしてプロ野球離れが進んできたのか、私なりに考えてみました。 (1)娯楽の多様化 (2)プロ野球界のあぐらをかいてきた体質 (3)プロ野球の興業化 (4)選手の異常な高年俸 (5)スター選手の不在(空洞化) などです。
ストライキは、ますます球団と選手の間の対立を深め、ファンの野球離れを加速していくことは間違いありません。むしろ、選手と球団が一丸となって面白い野球、楽しい野球、魅力ある野球になるにはどうするべきか真剣に議論すべきです。さもなければ、若貴のいなくなった相撲界と同様にだんだん下火になっていくことでしょう。
アテネオリンピックが終わってしまい、ここでオリンピックの話を再びするのも???と思われるかもしれませんが、まあ、少し聞いてください。 陸上競技やサッカー、野球などするところ、日本語では「競技場」といいます。英語では「スタジアム」といっていますよね。このスタジアムという言葉の語源は、「スタディオン」という長さを表す単位に由来しているようです。 では、このスタディオンの長さはどうやって決めと思いますか?これがまた面白いんですよ。 日の出の際に太陽が山から少し顔を出しますよね。その瞬間から歩き出します。そして完全に太陽が見えるようになるまでに歩いた距離、これを「1 スタディオン」と決めていたそうです。時間でいえばまあ、2分程度のことです。 つまり、2分程度歩いた距離・約180mを「1 スタディオン」としていたということです。 まあ、身長(足の長さ)や歩くスピードなど個人差が大きいにもかかわらず、こういう方法で長さを決めていたというのはユニークですね。 古代オリンピックでは、「1 スタディオン」の直線コースを持つ競技場を使用していたようです。「1 スタディオン」が最短競走距離で、それ以上の距離になる競走はその走路を往復していたようです。現在残っているギリシャの競技場で調べれば、デルフォイ178.35m、アテナイ184.96m、オリンピア191.27mとその長さはマチマチです。 今回のアテネ・オリンピックのマラソンのゴールだったパナシナイコ競技場が以上に細長いのもそのせいなのです。
前回までの内容を忘れてしまったと思いますが、前回までの内容はココをクリックしてください。 少し復習をしましょう。 現在、国際単位になったSI単位には「基本単位」と「組立単位」の二つがあります(下表)。
また、10の何乗を表す接頭語についても紹介しておきます。
1km(キロメートル) = 103m(メートル) = 1,000m(メートル) ていうくらいはわかりますよね。 陸上競技で10,000メートルという種目があります。距離でいえば「10km」のことです。 CDの容量はどれくらい?640MB(メガバイト)というような使い方をしますよね。ハードディスクの容量6.4GBとか・・・。高圧ガス保安法でもコンビナート保安規則では、保安区画内の燃焼熱量の制限があります。これにはテラジュール(TJ)という単位を用いています。 このように、SI単位の基本単位または組立単位と接頭語によって”モノ”の単位は構成されていることがわかります。
さて、今年のトライアスロンは、ここまでかろうじて年代別の入賞は続けているものの、まあ褒められたような成績ではありません(そのせいか、いつまでたっても”ひわさ”と”長良川”の参戦記を書く気にならない)。まあ、忙しくなる原因が山のようにあったせいもありますが・・・。 最近はようやく練習中心に生活が送れるような日々がやや戻ってきて(といっても練習三昧にはならない)、練習のペースをあげています。目標は今シーズン最後の決戦、10月3日(日)の『村上・笹川流れ国際トライアスロン』に向けてです。 ところが、急激な練習ペースのアップに体が悲鳴をあげ出しました。やや持病に近い腰痛です。放っておくと、すぐに”ぎっくり腰”になる厄介なヤツです。忙しさにかまけて、体の手入れを放置しておいたツケです。 さっそく、電話してマッサージの予約をしました。行き先は、”らくだ治療院・大曽根店”です。 この”らくだ治療院”は、以前通っていた千代田橋ユニー裏のオリンピック・スポーツクラブ内に入っていた”らくだ治療院・千代田橋店(だったっけ?)”の頃からの付き合いです。今ではここに店舗はなくなりましたが、営業形態を変えてマッサージのデリバリー(いわゆる出張サービス)をK先生(女性)にお願いしていました。 ところがそのK先生、妊娠中(もう出産したかも)で、そこで紹介して頂いたのが名鉄・大曽根駅そばの「名鉄セントラルフィットネスクラブ大曽根」内にある、この”らくだ治療院・大曽根店”です。 今日はその大曽根店で、何と、5月1日以来ちょうど4ヶ月ぶりの治療でした。それまで、何もしなかった?いえいえそんなことはありません。家にあるマッサージ器具をバンバン使っていましたよ。 でもさすがに手揉みは違いますね。初めてのY先生(これまた女性)でしたが、美顔にもかかわらずグイグイとなかなか気持ちよくほぐして頂けました。とても上手でした。さあ、明日からまたバンバン練習ですぞー! 気になる料金ですが、60分5,000円なーりです。高いと思うか安いと思うか、一度お試しください(治療効果からすればリーズナブル)。絶対オススメですぞ!
さて最後の競技の男子マラソン、半分居眠りしながらも見ました。男子の予想は公言しなかったものの事前予想は、油谷選手(中国電力)は入賞、他の2人はけちょんけちょんという予想でしたが、油谷選手は5位入賞、諏訪選手(日清食品)も予想を裏切って6位入賞と頑張ってくれました。おめでとうございます(国近選手(エスビー食品)は予想通りというと怒られますが予想通りの惨敗(42位)でした)。 女子と同じく、このコースや気象条件では優勝の予想は困難です。いかにこのコースに対する練習を積んできたかというところがポイントです。国近はともかくとして、他の5選手は入賞以上の成績を収めたことから、その対策を取ってきたといってもいいでしょう。今回のアテネオリンピック・日本大躍進の背景にはこういったところがあったと言っても過言ではありません。まあ、いかにデータを駆使して力と力の勝負を技術の勝負に変えてきたか。北京オリンピックでは、日本はマークされるはずなので、これからどういう対策を更に講じていくか研究していくべきでしょう。安穏としていれば、また撃沈されますよ。きっと。気を抜かずに研鑽していきましょう! それにしても、そうそうたるメンバーの大半が撃沈しましたね。 2時間4分55秒の世界最高記録を持つポール・テルガド(ケニア)は10位。 アトランタ・オリンピック「銀」で、ボストンマラソン優勝、韓国の英雄・李鳳柱は14位。 アトランタ「銅」、シドニー「銀」で日本のコニカ・ミノルタに所属しているワイナイナ(ケニア)は7位。 日本でもおなじみで加藤も一緒に走ったことのあるタイス(南アフリカ)は16位。 銅メダルとなったデリマ選手(ブラジル)は残念でした。あの妨害は許せません。せっかくの競技の醍醐味をながしろにしてしまいます。 そういう意味では、ハンマー投げのアヌシュ(ハンガリー)のドーピング疑惑。室伏選手の「銀」メダルが繰り上げで「金」メダルになったのは喜ばしいことですが、彼のいうとおり競技場で渡して欲しかったでしょう。さらにこれまで一緒に切磋琢磨してきた選手がこのようなことになるのは確かに寂しいと思います。 今回のオリンピックで再度認識しました。スポーツ(仕事も)は正々堂々と行いましょう。それが感動を呼びますよ。
いやー!加藤 いち押しの田山クン頑張りましたよね。スイムから第1集団で上がってきてバイク途中までいい位置に付けましたよね。これでいいんです。結果13位ですが、あのメンバーからすれば今回は十分です。まだまだ22歳(でしたよね)だから、北京も十分期待できます。 それから優勝のハミッシュ・カーター(WR8位、33歳)は日本でもおなじみの選手。彼も息の長い選手ですが、今回優勝するとは思いませんでした(すみません)。同じニュージーランドでWR1位のビバン・ドカティ(27歳)が、最後の競り合いに負けて2位になったのですが、このあたり、同じ国の人間で、意地の差というのかハミッシュ・カーターのオリンピックにかける意気込みの差というのかそれだけで勝ったような気がします。本当に恐れ入りました。 それと同時に、ニュージーランドという日本に比べれば小さな国がワン・ツー・フィニッシュしたことからトライアスロン大国というのか、トライアスロンをするための環境の整備された国であることをあらためて認識させられた結果でした。 詳細がわかり次第また結果を載せていきたいと思います。2回目のオリンピックになった西内さんもお疲れ様でした。
女性には、失礼と思いながらもあえて年齢を調べて入れてみました。 すると何ということでしょう。8位までの選手で20歳代はわずか二人。残りは30歳以上です。7位のアナ・ブルコス(アメリカ)は36歳です。3位のスーザン・ウィリアム(アメリカ)も35歳と、この大会ではベテランの味が出たといっても過言ではないでしょう。 最年少は、19歳のマキシン・シーア(オーストラリア、WR57位)で、かたや最年長は38歳キャロル・モンゴメリー(カナダ、WR13位)ですから2倍の差があります。特にキャロル・モンゴメリーは、ホント、息の長い選手です。 では、どうしてベテランが多く上位に入ってきたのでしょうか。やはりそれは、駆け引きのうまさが出たのではないかと思われます。今回のコースからどんな戦略をとるのが一番良いのかそれをよく考えた結果ではないでしょうか。とすれば、日本人の3選手も次回の北京は期待できる? それからもう一つ。ワールドランキングが必ずしも上位の選手が勝つとは限りません。下位の選手でも十分にチャンスがあります。ケイト・アレンという選手はよく知りません。力はあるのでしょうが、あまり世界を転戦していないせいかWRは下位です。明日の男子もかなりの混乱が予想されます。加藤、いち押しの田山クンも大いにチャンスありですぞ。さあ、頑張れニッポン!そして、女子の3選手お疲れ様でした。
さて、昨日の女子マラソンすごかったですね。王者ラドクリフも36kmで棄権。新聞報道によると、前半で腹痛になったとか走れなくなった原因がわからないとか書いてありましたが、食あたりがなければ、水分の過剰補給による腹痛と後半はやはりコースの激しさから相当足に来ていたのではないかと思われます。 コースがフラットで冬に行われるマラソンでは脱水症状を起こすことも希ですが、夏場の更にコースの起伏の激しいところでは、コースに適応した練習と暑さに対する順応性(先天性かもしれない)などが要求されるので、下馬評では読めない部分が多いことは間違いありません。 トライアスロンに関しては、夏に行っているイメージが多いと思いますが、日本でも4月から11月まで一年のうち8ヶ月はトライアスロンを行っているのですから、冬以外の季節ではいつでもできるスポーツです。 今回オリンピックに出てくる大半の選手は、ワールドランキングが二桁以内の選手です。当然、ポイント獲得のために一年中世界を転戦している強者ばかりです。よって、北半球に行ったり南半球に行ったりを繰り返しているのでさまざまなコースコンディションには対応しているはずです。 しかしながら、今回のアテネのコースは、暑くまたバイクコースがハードであると聞いていますので、通常の高速レースで行われるワールドカップのようには行かず伏兵が出てくる可能性が大きいと思われます。 ワールド・ランキング20位以内の選手と日本人出場選手、その他注目選手を下記に並べておきました。どの選手も強そうです。順位予想?わかりません。みなさんも考えましょう!
それから、土佐礼子さん、坂本直子さんも。3人とも入賞でこちらは予想通りでした。ラドクリフは36kmで棄権するし、オリンピックは先がなかなかよめないですね。最後にひとこと。
(公式記録)
先月の中旬、本屋さんで2冊ほどアテネ・オリンピックのマラソンに関する本を購入しました。残念ながら7月〜8月上旬は、学童のキャンプに関する準備作業で連日連夜、時間を忙殺される有様でまだこの本を2冊とも読破しておりません。 本来でしたら、読んでからコメントを入れてお知らせするところですが、時間がありませんので本の紹介だけ先にさせて頂きます。 一冊目は、「マラソン金メダルへのセオリー(金哲彦著:潟<fィアファクトリー、1200円(税別))」(写真右)です。この本は、アテネのマラソンコースを図入りで紹介しているほか、日本から参加する男子3人、女子3人の個人のデータなどを含めレース展開を予想しています。マラソンに余り詳しくない人でもこの本を読めば、ある程度はマラソンを楽しく見ることができるでしょう。 もう一冊は、「本当にアテネるということ(中康匡著:文芸社、1300円(税別))」です(写真左)。こちらは、著者自身がもともと短距離選手(400m 49.5秒の記録。京都選手権でも優勝している)であるスポーツドクターで、5kmごとのレース展開の予想と、このオリンピックのコースに対する対策、ケガの事例が紹介されています。「完全!アテネ・オリンピック向け!」という内容でもありません。 故障に悩む人なら、その都度読んでもいい内容かもしれません。 最後に、明日の女子マラソンの予想。 出場選手がはっきりわかっていないので何ともいえませんが、女子は男子と比べると選手層が薄いので、「速い」=「強い」という関係が崩れそうにもありません。 2時間15分25秒の世界記録を持つポーラ・ラドクリフ(英国)が出場すれば、コースの起伏や多少の暑さがあっても優勝は固いと思われます。 疲れがしっかりとれていれば、野口みずき(グローバリー)もいいところまでいけるのではないでしょうか。世界選手権女王キャサリン・ヌデレバ(ケニア)やシドニー五輪銀メダリストのリディア・シモン(ルーマニア)も怖い存在です。成長株の坂本直子(天満屋)がどこまで頑張れるか。遅いレース展開になれば土佐礼子(三井住友海上)にもチャンスが来るかも。そんなところです。 予想はズバリ次の通り。
3年前にも同じ企画のツアーに参加して面白く、子どもの評判も良かったので久々の参加です。 私自身としては、早朝に北志賀スキー場のゲレンデを中心とした練習が一番楽しかったです。スキー場のゲレンデはやはりスキーをするためもので、フツーはランニングの練習をするところではないものであるとあらためて感じました。なまった体をシャキッ!とさせるにはちょうどいいタイミング。秋口に向けて気持ちのいい練習ができました。 ツアーの行程は次の通りです。皆さんも気に入られたら来年一緒に行きましょう。 【1日目】 JR名古屋駅西口(8:00)・・・・・飯田(@リンゴ狩り体験 A高原のソフトクリームを食べよう)・・・・・信州塩尻農業公園・チロルの森(Bバター作り体験 Cパターゴルフ体験 D羊とのふれあい体験 Eチューチュートレイン乗車)・・・・・北志賀・竜王ロープウェイ(Fロープウェイで空中散歩)・・・・・北志賀高原<泊、G夕食は手巻き寿司を作って食べよう!> 【2日目】 ホテル(8:00)・・・・・H戸隠・チビッコ忍者村(忍者アスレチック体験)・・・・・ビアンデ信州中野店(I昼食は名物手作りハンバーグランチ)・・・・・戸倉古代体験パーク(J古代人の住居見学や火おこし体験など古代にタイムスリップ)・・・・・北志賀高原<泊、K夕食は家族みんなでバーベキュー Lキャンプファイヤー M星空観測 N家族でワイワイ花火で遊ぼう) 【3日目】 ホテル(8:00)・・・・・O白根山ハイキング・・・・・P草津でのんびり湯ったり・・・・・茅野(Qトウモロコシ狩り Rフィッシングまたは魚のつかみ取り体験 Sクワガタムシプレゼント)・・・・・JR名古屋駅西口(20:00)
このキャンプは、うちの「かずたか」の通っている学童保育所のキャンプです。参加者は、児童・その親は当然ながら、児童の下の兄弟姉妹やら学童保育所を既に卒所したいわゆる「OB・OG」まで総勢150名弱の大規模キャンプです。 何を隠そう私めは、今年のこのキャンプの総責任者で、5月中旬からほぼ毎週金曜日に「キャンプ部会」を開催しいろいろな打ち合わせをしてきました。 バンガローの予約は、冬の寒い中、昨年の2月に前任者が行っていたものの、詳細スケジュールや、バス(写真右)の手配、食事のメニュー、イベントの立案、安全管理から、バンガローの割り振り、親の仕事の分担、学童から持っていく荷物の確認、買い出しまで、さすがに150名弱ともなれば、結構些細なことでも決めておかないと皆がうろたえるので、キャンプから帰宅するまで心配事が山積していました。 先々週の週末(長良川トライアスロンのあたり)、台風11号が通り過ぎていったので「これでしっかり厄がとれた!」と思いきや、8月5日(木)は、ほぼ一日降ったりやんだり。8月6日(金)の午前も「みやまキャンプ場」では、かなり雨に降られました。名古屋は晴れていたらしいですね。 日本中ほぼ晴天で、唯一、岐阜県の一部で雨が降っているとか天気予報で言っていたらしいですね。そうです、その日本で唯一雨が降っていたところが今回のキャンプ場でした。 おかげで、事前に計画した行事の変更をかなり余儀なくされる有様で、キャンプ場でも結構頭を使うこととなってしまいました。 キャンプ場で、急病になってしまう子も多発。盲腸になった子もいて、夜遅くに救急車も呼んで病院に搬送もしました。「さすがに150人もいるといろんなことが起きるなぁー」と感じざるを得ませんでした。 2日目のキャンプファイヤー(写真右はトーチの風景)だけはみんなのお楽しみで、このときばかりは、しっかり雨がやんで皆の気持ちが高揚したような感じでした。 とりあえず今は、キャンプから戻ってきて写真の編集作業中です。そうです、諸般の事情で、HPの更新作業が止まっていたのもすべてこのキャンプ準備のせいでした。 さすがに7月にはいると練習不足・睡眠不足が顕著に現れ、7月18日(日)の「ひわさうみがめトライアスロン」、8月1日(日)の「長良川国際トライアスロン」ともにけちょんけちょんでした。 キャンプの準備のせいとはいえ、あの成績ではちょっと納得がいかないので、急遽、もう一戦、10月3日(日)の「村上・笹川流れ国際トライアスロン大会」に参戦することに決めました。 約一ヶ月半あるので、再び体を休め、リセットをかけて今シーズンを締めくくりたいと思います。 ところで「ひわさ」と「長良川」の参戦記は?って。うーん、だいぶ忘れているなぁー。まあ、思い出して近いうちに書きます。遅くなってすみません。
ミズノ・トラッククラブからアテネ五輪に参加する選手は合計5人です。末次慎吾(100m、200m、400mRにエントリー)、内藤真人(110mH)、谷川聡(同)のほか室伏広治・由佳の兄妹がいます(室伏広治と末次は、世界選手権のメダリストで先に内定済み。残りの3人は第3次選考会において選考された)。 偶然かも知れませんが、この記事の右側のページが「味の素」の一面広告で、記事との組み合わせで非常に宣伝効果の高い人間であることがよくわかります。 さて、今日のコラムの本題です。 先週の土・日、徳島県の「ひわさうみがめトライアスロン」に参加していたので、7月19日(月・海の日)くらいは家族サービスと休養ということで、尾張旭市内のあるプールに出かけました。 その帰り、例のごとく矢田川にかかる瑞鳳橋の南東角にある中華料理「福竜」さんで昼食をとっていました。福竜さんはきれいなお店で、われわれ家族もこのプールの帰りには必ず立ち寄るお店です。 いつものごとくセットメニューを頼んでおいしく食べていました。妹・ゆかこは欲張って食べ過ぎて完全に満腹です。 さあ、家に帰ろうと私はトイレへ、由記子がレジで会計をしようとしていると先に会計をしている大男がいました。正確に言えば私は目撃していませんので「大男がいたそうです」。見たのは由記子です。 その体、その独特の精悍な顔つきを見れば陸上競技にたいして興味のないひとでも一目瞭然です。そうです。その大男は室伏広治だったのです。私がトイレから出てきた頃には、すでに店からいなくなっていました。 福竜のおばちゃんの話によれば、月に1回ほどは来店されるとのこと。今回も後輩か友人かわからないですが、一緒に食事をしていたそうです。 うちのかあちゃんニコニコ。「室伏見たよー!とっても大きかった。首から肩の筋肉がすごいねー!」と。わたし、トホホ・・・。ホントに残念です。 でも、まあいいか。何度か店に来ていたら会えるかもしれないからね。きっと彼のことですからアテネ五輪からきっと凱旋帰国してくれることでしょう。という室伏広治とニアミスしたというお話でした。 室伏広治応援同盟のHP → http://www.hairsalon-yagi.jp/indexkm.htm
トライアスロンの参戦記は、ただいままとめていますので明日アップの予定です。 さて、本日のコラムは「福井豪雨と美山トライアスロン」です。 今年の東海地方は早々と梅雨明け。梅雨末期特有の豪雨も一部ではありましたが、死者や鉄道を寸断するような大きなものはなくホットしていました。 2週間前に行った宮城県も昨年に比べれば、海も暖かく「今年は全国的に雨が少ないなぁー」と思っていました。ところが、新潟県三条市を中心とする新潟豪雨です。久々の日本海側での集中豪雨です。小泉総理大臣も視察に訪れているようです。 たいへんだなぁーという思いはあるものの、土曜日の朝、徳島県へ向かいました。 明くる日の朝、「今日の天気はどうだろう」とテレビのスイッチを入れるとまたもや大雨です。テレビの放送を聞いてびっくり、一番雨が降っているのは、福井県の美山町ではないですか。今朝から復旧作業に入っているそうですが、この「福井豪雨」。先日の新潟豪雨に続き大きな災害となってしました。 この、福井県の美山町ですが、3度ほどトライアスロンの大会で訪れたことがあります。福井市から東へ約10km、人口5200人ほどの山あいの小さな町です。いわゆる過疎の町で、町の中心産業は林業です。 個人的な話になりますがトライアスロンを始めた昭和から平成のはじめの頃は今とは違い、どこの大会に申込をしても競争倍率が高く、参加承認がなかなかもらえない時代がありました(今とは大違い)。実績優先の時代ですので、実績がないとどの大会も出場できません。 そのころ、初心者が出れないばかりではいけないと立ち上がってできた(超)ローカル大会がいくつかありました。 美山町でかつて行われていた、「美山トライアスロン」もそんな大会の一つです。 平成2年に、この福井県美山町で「第1回美山トライアスロン」が開かれました。 当時、S村くん(先日のコラムでバイク練習中に転倒骨折した彼)と一緒に参加して二人ともパンクしたという個人的には記憶に残る大会です。 その美山大会も、参加者の減少によって一昨年の第13回大会をもって終了してしまいました。平成13年の第12回大会、平成14年の第13回大会ともにローカルながら優勝狙いで出かけ、それぞれ3位、2位とあと一歩のところで優勝できずに終わってしまいました。 大会が無くなって残念だなぁと思っているところに、町の大半が豪雨です。3度も訪れてお世話になった美山町です。早く災害から立ち直って頂けるようにお祈りするとともに、再びトライアスロンを開催して頂けることも期待しております。
いろんな地域において、その地域の偉い人(王様など)が単位を決めてきました。 しかし、これではその地域を一歩でればもう使えません。 そこで国際的に単位を統一しようという動きが起きてきました。1799年、最初に提唱したのがフランス政府による「メートル条約」です。もともとはフランス国内の地域的単位でした。1875年に「メートル条約」が締結され、日本でも1885年(明治18年)にこの条約に加盟しました。。 その後20世紀に入り、電磁気の分野が発展してくると新しい単位を作る必要が出てきました。このときに出来てきたのが長さの単位・センチメートル(cm)、重さの単位・グラム(g)、時間の単位・秒(s)を機軸とするCGS単位系(基本単位は3つ)が作られました。 CGS単位系は長さと質量の基本単位が実用的な大きさにならなかったため、次に、長さの単位・メートル(m)、重さの単位・キログラム(kg)、時間の単位・秒(s)、電流の単位・アンペア(A)を基本単位系とするMKSA単位系(基本単位は4つ)が考え出されました。 そして1960年に、メートル条約のすべての締約国が採用することが出来る単一の実用的な単位系として、SI単位系が採用されました。このSIというのはフランス語で「Le systeme international d'unites(「国際単位系」という意味)」の略称で、メートル法の一分派であったMKSA単位系が発展・格上げしたものです。 SIの基本単位(7つ)は、 長さ メートル(m) 重さ キログラム(kg) 時間 秒(s) 電流 アンペア(A) 温度 ケルビン(K) 物質量 モル(mol) 光度 カンデラ(cd) です。 このほかに、組立単位というものがあります。 組立単位とは、基本単位を組み合わせて作る単位のことです。例えば体積の立方メートル(m3)などがそうです。 組み立て単位の中には、人名が付けられているものが多くあります。 ジュール(J)、パスカル(Pa)、ワット(W)などで人名を単位に用いているものは、人名の最初の文字は「大文字」を付けることになっています。 従って、圧力の組立単位・パスカルは、「Pa」が正解で「pa」は誤りです。
そういうわけで、今回から何回シリーズになるかわかりませんが、「単位のウンチク」を始めたいと思います。 そもそも「単位」ってなに?ということから考えてみましょう。 我が家には、チビが2人います。小学校2年生と保育園の年長です。小学校2年生になると、長さの単位「cm」などを学校で習い始めているようです。しかし、保育園では当然のことながら習っていません。 しかし、保育園の年長くらいになると、友達同士で背比べなどをしています。 保育園児でも6歳くらいになると発育の差が出てきます。遠くから見て一目瞭然の差のある子もいます。「自分は身長○○cmであの子は△△cm。よって○○>△△だから、自分の方が身長が大きいね」なんて会話は保育園児では絶対しません。それでは、この身長の差を子どもたちはどうやって比べているのでしょうか? 簡単ですよね。二人並んでどちらか大きいか比べています。似たくらいの高さなら、別の子に遠くから見て判断してもらっていますよね。 こうして、10人なら10人の子どもが順にこの作業を繰り返していけば、身長の順番がわかるわけです(直接比較)。どうもうちの下のチビ「ゆかこ」は年長で一番身長が高いようです。 しかしながら、ここの保育園の一番大きな子どもと、隣町の保育園の一番大きな子どもの、どちらが大きいか比べるときに会わないで比べるときには何かを基準にしてやらなければいけません。例えば、「ゆかこ」の身長の長さと同じ長さの「ひも」を用意して隣町の保育園に持って行って、その「ひも」を使って隣町の保育園の一番大きな子どもと身長を比べればいいわけです(間接比較)。 まあ、この方法も隣町だからできます。しかし、ではアメリカの子どもと身長を比較しようということになれば、このひもを航空便で送らなければいけませんね。とても面倒です。 そこで考えられたのが、同じ地域(狭いエリア)に住む人たちの中では、一つの共通の単位を決めてやればいいのです。例えば、ある米の量を「1升」と決めたようにです。 昔から、その地域の権力のあった人が「こうするぞ!」という繰り返しで世界中にいろんな単位ができてきたわけです。ですからその昔の、とある王様の腕の長さが単位の基準になったりしているわけです。 |
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