第15回葛飾ふ〜てんマラソン 参戦記

 8ヶ月ぶりの参加です。
 平成28年に始まったこの大会ですが、当初は1年に1回の開催だったものの、ここ数年は年に1回から複数回の開催と開催ペースが上がっています。昨年は年に3回の開催でしたが、今年は1月、4月そして今回の9月に加え11月にも開催予定のようで、さらに開催頻度が高まっています。平坦なコースが人気なのでしょうか。ただし9月の開催はランナーにとっては少々過酷な気象条件でした。
 私もこれまで3回この大会に出場していますが、平成28年4月(21℃)、平成29年4月(18℃)、令和4年1月(8℃)と走るのには十分な条件でしたが、この日の正午の気温は約30℃。日なたではもう少し気温が高いはずですので、コース上にほぼ日影のないこのコースとしてはかなり厳しいものとなってしまいました。給水箇所は5kmあたりに2箇所。これはシーズン通して同じ場所ですが、9月にも開催するのであれば、給水箇所をもう1箇所増やすなど、再考の余地があると感じました。

 さて、私の方ですが今回も10kmにエントリー。空はやや雲が増えてきて直射日光は少し控えめになったものの、厳しいレースになりそうなことは変わりません。1周目こそはまずまずな感じで走っていましたが、1周目を終えた直後の給水をしっかり摂ったこともありここからペースが崩れ2周目は終始ペースが上がらず、先週よりもさらに悪いタイムとなってしまいました。天候のこともありますが、コンディショニング、練習方法の見直しなど課題も多いと感じたところです。


●大会名 第15回葛飾ふ〜てんマラソン
●開催日 令和4年9月17日(土)
●コース
 /大会要項
 /プログラム
堀切水辺公園発着(地図)(東京都葛飾区) 

大会要項 

プログラム

コースマップ
コースガイドはこちら
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●天 候 薄くもり、30℃くらい
●参加賞 クールノット(結ばないヒモ)
●結 果 49分10秒(10km 総合 第23位、男子総合 第20位、60〜69歳男子 第3位)
●表彰 賞状
●過去の戦績
第13回   R4.1.8    10km   43分41秒   男子50〜59歳   第6位   (59歳)
第2回 H29.4.22 10km 41分02秒 男子50〜59歳 第3位 (54歳)
第1回   H28.4.23   10km   39分12秒   男子50〜59歳   第1位   (53歳)
●交通手段等
【9月17日(土)】
徒歩 マンション 8:59 京成八幡駅 9:09
京成電鉄 京成八幡 9:14 堀切菖蒲園 9:34
徒歩 堀切菖蒲園駅 9:40 会場 9:59
【第15回葛飾ふ〜てんマラソン 10km 12:00スタート】
徒歩 会場 13:23 ラーメン長門 13:35
【ラーメン長門(堀切菖蒲園駅前)で昼食】
徒歩 ラーメン長門 13:58 堀切菖蒲園駅 14:03
京成電鉄 堀切菖蒲園 14:09 日暮里 14:22
JR 日暮里 14:26 東京 14:38
高速バス 東京駅 15:30 名古屋駅 21:02 新東名スーパーライナー13号
20:26
市バス 名古屋駅 21:14 千種台中学校 21:50
徒歩 バス停 21:50 自宅 21:53
※ 赤色の時刻は、実際に出発(到着)した時刻。青色の時刻は、出発(到着)予定時刻
●費用
参加料 4,580円  
京成電鉄 262円 (京成八幡〜堀切菖蒲園)
189円 (堀切菖蒲園〜日暮里)
JR 157円 (日暮里〜東京)
高速バス 4,120円 (東京駅〜名古屋駅)
市バス 210円 (名古屋駅〜千種台中学校)
合 計 9,518円  
●種目、参加者数(申込人数) 及び 各部優勝者。10km男子60〜69歳は第3位まで (★は加藤が参加した部門
【21.0975km−10時20分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 記録
男子総合 452人 杉山 悠 1゚18'41"
男子50〜59歳 128人 後藤 浩正 1゚23'33"
男子60〜69歳 53人 中村 将宏 1゚38'50"
男子70〜79歳 17人 戸辺 文博 1゚49'15"
男子80〜89歳 1人 手塚 敬三 2゚55'23"
女子総合 67人 鈴木 明子 1゚30'47"
女子50〜59歳 17人 鈴木 明子 1゚30'47"
女子60〜69歳 7人 栗原 洋子 2゚15'35"
女子70〜79歳 1人 該当なし
【10km−12時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 記録
★男子総合 155人 1 奥野 直倖 34'23"
20 加藤 一郎 49'10"
男子50〜59歳 59人 石川 岳生 45'39"
★男子60〜69歳 23人 1 佐久間 聡弥  46'54"
2 生田目 稔之 48'30"
3 加藤 一郎 49'10"
男子70〜79歳 14人 和泉 義博 1゚02'32"
男子80〜89歳 1人 仲川 司 1゚23'32"
女子総合 38人 松本 恭子 38'31"
女子50〜59歳 12人 松本 恭子 38'31"
【5km−12時00分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 記録
男子 26人 松岡 一奴 17'14"
女子 21人 山本 陽子 24'22"
【2km−9時50分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 記録
ミニマラソン男子 9人 森川 陽名多 6'47"
ミニマラソン女子 5人 猪野尾 真優 7'46"
親子ペアマラソン男子 15組 大瀧 篤志
/大瀧 太凱
7'37"
親子ペアマラソン女子 10組 由利 佳朗
/由利茉歩乃
7'31"
【700m−9時35分スタート】
区分 参加者数 優勝者氏名 記録
チャレンジラン男子 13人 中村 太郎 3'07"
チャレンジラン女子 8人 木下 心陽 4'42"
総合計 844人  

コース紹介(コースガイド) →
 こちらを参照してください。

レース

 この日は大会終了後に名古屋へ帰省するので1月に自転車で会場までやってきたのとは違い、最寄駅の堀切菖蒲園駅から徒歩で会場へ向う。大会会場の堀切水辺公園へやってくるのも4回目なので地図を見ることもなく会場へやってくることが出来るようになった。荒川左岸の堤防道路に登ると東京スカイツリーがよく見える。
 この大会は「葛飾ふ〜てんマラソン」と銘打っているものの、寅さんのロケ地で有名な柴又帝釈天はここから東へ直線距離で5kmほど離れている。荒川よりも江戸川の方が至近といったところで、大会名にはやや疑問があるが会場の堀切水辺公園が葛飾区にあるので辛うじてセーフといったところか。何はともあれ、堀切水辺公園の景色も見慣れてきた感がある。

堀切菖蒲園駅から徒歩で堀切水辺公園へ向い荒川の堤防道路に上がると、会場が見えてきます。東京スカイツリーが近からず遠からず見えてくるのがいいですね。

 会場には午前10時少し前に到着。受付は10時10分からで、少し待った後に受付場所でナンバーカードなどを受け取る。ナンバーカードをシャツに安全ピンで固定し準備をした後、コースの下見を試走を行う。コースは片道約2.5kmを往復し、スタート付近だけループをする単純なコース。これまでも3回走っているのであえて見る必要もないかもしれないが、念には念を入れておく。コースそのものは特段変化はないものの、この日の気象条件からすると給水箇所が少ないように感じる。給水箇所は2箇所であるが、2km地点に1箇所と、ゴール直後に1箇所。ゴール直後に1箇所というのは、周回数を重ねる場合は、周回チェック直後ということである。なので、私の走る10km(5km×2周回)では、2km、5km、7kmの3箇所が給水ポイントということになるが、この日の天候を考えるともう1箇所欲しいところ。

この日は暑かったですが、晴れてよかったです。雨が降ると雨避けの設備がないのでそういう場合はなかなか大変な大会となってしまいます。

先週に続き、仙台から「たまや」さんが出店。先週、カミさんのお土産にランニングキャップを1個買いましたが、別の色のものがもう一つ欲しいというのでこの日もまた1個買いました。私自身が帽子を持ってこなかったので、レースは買った帽子をそのまま着用して臨みました。

更衣用のテントも男女別に設置されています。写真奥は荷物預かり所。この大会は、このあたりのところはしっかりしています。

こちらは受付。正午にスタートなる10km部門、5km部門は10時10分からの受付です。

本日のタイム(参考)
距離 SPLIT LAP 5kmごと
1km 4'30" 4'30" 23'38"
2km 9'11" 4'41"
3km 14'01" 4'50"
4km 18'50" 4'49"
5km 23'38" 4'48"
6km 28'47" 5'09" 25'32"
7km 33'52" 5'05"
8km 39'14" 5'22"
9km 44'20" 5'06"
ゴール 49'10" 4'50"

※ この日のガーミンでのトータルの
距離の測定結果10.05kmでした。グッドスポーツさんの主催の大会の距離は、ほぼ正確であると思います。
 この日は9時35分にチャレンジランの700m、9時50分にミニマラソンの2km、ハーフマラソンは10時20分にスタートしている。2kmくらいまではこの暑さでもさほど走るのには支障がないと思うが、ハーフマラソンは先週の「第2回多摩川清流マラソンチャリティ大会」と同様、そこそこ長丁場となるので、この日影の無いコースでは、リタイアする選手が続々と出そうな雰囲気であった。

 正午にピストルの合図で5km部門、10km部門が同時スタート。今回も申告タイム毎に並ばされているので混乱はない。今回も、4分/kmと5分/kmの間からスタートする。

 今回もゆったりと入るものの、すぐに女性ランナー3人ほどに抜かれていく。特に3人の女性ランナーのうち一番前を走るランナーのペースはかなり速い。(どうやらこの女性はこの天候で38分台というから恐れ入る。オマケに50歳代というから素晴らしい!)

 今日の目標は「先週の大会よりも1分程度速く走れればよかろう」程度の低い目標であったが、走ってみると意外とこれが大変であることがわかった。
 1周目の往路は少し向かい風ではあるものの、涼しさを感じるような風であったが、折返して復路を走るとほぼ無風状態。体感的に非常に暑く感じる。復路は給水箇所もないので、周回チェック地点先の給水所まで3km頑張るしかなかった。1周目は23分38秒。4分45秒/kmペースならば23分45秒なのでほぼ設定ペース通りであった。

ゴール手前のコース沿いには、彼岸花がちょうど咲き始めていました。秋はすぐそこまで来ているということですね。

10時20分スタートのハーフマラソンの選手たち。男女合わせて519人がエントリーしています。この大会での一番の人気種目です。

スタートはちょうど、この黄色のエア・アーチの下になりますが、さすがにエントリーが500人を超えるとなると長い行列が出来てしまいます。

10時20分スタートのハーフマラソンの部。ピストルと同時に前の方を走る選手は勢いよくスタートをします。

行列が長いです。最後尾はスタートまで1分くらいかかったかもしれません。

ハーフマラソンはペースランナーがいるので、ペースランナーを囲むように走る選手が多かったような気がします。

2km地点の給水所。この日は暑く、給水所で立ち止まって飲むランナーも多く見かけました。4km地点あたりにもう一箇所給水所があると助かります。

 しかしながら、このペースで走れたのは1周目だけ。周回チェック後の給水場所では、前を走る選手に給水場所を塞がれたため、こちらも立ち止まって給水用の紙コップを取って飲むしかなかった。そのせいというわけではないとは思うが、ここからリズムが一気に崩れてしまった。
 1周目は同じくらいのペースで走る選手が数人いたものの、この周回チェック後の給水後から私のペースがガクンと落ちる。2周目の折り返し後も、1周目と同様ほぼ無風状態になり、暑くて走る気分になれない感じだった。とにかく1kmずつカウントダウンをしてゴールを目指していく。
 残り700mくらいのところからコースは河川敷の舗装路からタイル張りのうねったコースへと変わっていく。周辺は草刈りがされているので走るのには支障がないが、草刈りがされていなかったら草の間を走る獣道のようだったかもしれない。
 ジョギングのようなペースにまで落ち込んでゴール。タイムは何と49分10秒。2周目にリズムが崩れてしまったのでワーストタイムとなってしまったのであるが、先週よりもさらに45秒ほど遅くなったことになる。

ゴールするランナー。この日は暑く。フラフラしながらゴールするランナーも多く見受けられました。

ゴール後はチップの回収。

ゴール脇のテントでは記録証の交付がされます。写真の赤いランシャツの人は、この大会のMCの「M高史」さんです。

ゴール後の給水所も人だかりでしたね。正午頃は陽射しは少し弱かったですが、それでも暑い日であったことには変わりません。

コースとしてはなかなかよく考えています。距離もほぼ正確なので、陸連の公認コースでなくとも自分の実力を調べるためにこの大会を利用するのはよいと思います。

 肉離れが回復して、練習も十分出来ていない中での大会なのでやむを得ない部分もあるが、それにしてもこのタイムにはガッカリする。とはいえ、今年中のレーススケジュールは決っているので、凹んでいる余裕はない。レースを消化しながら体調を整え、まずは春先の頃のタイムに徐々に戻していくしかない。

番外編
 今回も主催者の方で、堀切の複数の商店街の協力を取り付け、各種サービスを受けられるようにしてもらっている。1月の第13回大会でもそうであったが、参加者としては嬉しい企画だ。内容を見たところ1月と同じような感じではあったが、今回も迷わず「ラーメン長門」に昼食を兼ねていくことにした。
 何といっても「ラーメン480円、餃子330円の合計810円」が、20食限定であるもののわずか500円で食べることが出来るという。味はともかく、ワンコインでこの「ラーメン・餃子セット」(とお店の人は呼んでいた)が食べられるのであれば、非常にお得感がある。

1月に引き続き、大会後に昼食で利用させていただいた「ラーメン長門」さん。堀切菖蒲園駅から線路沿いに東へ130mほどのところにお店があります。

こちらが限定20食の「ラーメン・餃子セット」。810円のところ、この日走ったランナーだけワンコインの500円でいただけるのはありがたいですね。

 1月に行ったときは、先にこの「ラーメン・餃子セット」を注文して食べていた人がいたほか、私の後にお店に入ってきて注文した人が2〜3人いてそこそこ盛況感はあったものの、この日は先客でランナーらしい人は見当らず。私の後に女性ランナーが一人入ってきて「ラーメン・餃子セット」を注文していたが、思いのほか利用者が少ないように感じる。会場そばには河川敷の駐車場もあり、自動車で来るようなランナーには堀切の商店街に自動車を停めて利用するのは難しいかもしれないが、堀切菖蒲園駅から徒歩でやってくるランナーはせっかくの機会なので、こういう企画を積極的に利用してもよいと思った次第である。

本日の戦利品

本日使用したナンバーカード(左上)、記録証(左下)。右上は賞状、右下は参加賞のクールノット(結ばないヒモ)。